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2010. 9/ 5 極道の妻たち 三代目姐
1989年。監督 降旗康男。脚本 高田宏治。出演 三田佳子、かたせ梨乃、萩原健一、成田三樹夫。
 
人生の表と裏 この世のもんは、何んでも表と裏がある。人間も同じじゃ。
 一万五千の極道と家族のもん、誰かがまとめにゃ、ご膳食べさせにゃ、
 この社会めちゃくちゃになりますやろ
 

極道の妻たち 三代目姐
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極道の妻たち」シリーズは、第2作と第3作のみ、岩下志麻以外の女優が主演しています。それぞれ、特長があり、その女優の個性が生かされていたと思います。本作品は、各々の人間の人情の機微を描いた作品となっています。

しかし、どうも映画の出来は、いまひとつです。個々の人々の感情の流れが観客に伝わりにくいし、理解しづらい。

三代目姐の葉月(三田佳子)が、やくざ社会を生きる組長の妻として、その役割を担って生きなくてはならない。
それが表。一方、女として生きてゆくのが裏。しかし、その裏の面を現すことをせずに生きなくてはならない。それが本作の主人公の生き方でした。

人間、社会、すべて表と裏がある。というか、表と裏が必然できてしまう。それをしっかりと認識して生きてゆかなけらばいけません。

社会を構成する一員として、表向きは同意しなければならないこともある。しかし、本音では、そうでないことも多々あります。

坂西組三代目である親分(丹波哲郎)が急死し、書き残された遺言書を開封しなかったがために、跡目争いが起こり、幾多の命が失われてゆきます。ラストでその遺言状が開封されるのですが、いまや遅し。

組長の妻が自分の考えることと組長が考えることが同じと思い込んだ、あさはかな考えのもと遺書を開封しないで、自分の思い込みでことを運んでいった結果、抗争が起きてしまいます。

葉月が組をまとめてゆくことを宣言して、映画は終わります。

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