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2009. 1/1
更新2009.7/8
緋牡丹博徒 一宿一飯(第2作)
 1968年。監督 鈴木則文。脚本 野上龍雄。出演 藤純子、鶴田浩二、菅原文太。
 
◆ひとを愛するのは、心。 「見ておくんなっせ。女だてらに、こぎゃんもんば背負って生きとっとよ。
 じゃけん、あたしにゃ、まちさんの気持ちは、ようわかりますばい。
 女と生まれ、ひとを本当に好きになったとき、一番苦しむのは、
 この汚してしもうた肌ですけんね。消えんとよ、もう一生・・・。
 じゃけん、からだじゃなかつよ。ひとを好きになるのは、心。
 肌に墨はうてても、心にゃ誰も墨をうつことはできんとです」
 
緋牡丹博徒 一宿一飯
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一宿一飯
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世話になった親分の娘まち(城野ゆき)が仇の親分に犯され、身体が汚れたことで愛した人を別れ、行方をくらまそうとするとき、愛するのは身体でなく心だと諭す場面のセリフです。

藤純子が、片肌脱いで、「
緋牡丹博徒」の由縁たる緋牡丹の刺青を娘に見せて、語ります。
藤純子の絶妙な方言のイントネーションと情感あふれるセリフ回しで聞かせます。「緋牡丹博徒」屈指の名セリフ、名場面です。

シリーズ第2作は、緋牡丹博徒の生みの親である鈴木則文監督作品です。「緋牡丹博徒 一宿一飯」水路沿いで仇の組に襲われる
明治時代の上州富岡で郵便馬車事業をめぐって起こる争いが舞台となります。藤純子が八木節の太鼓を叩くシーンがファースト、ラストシーンにあります。また、珍しく菅原文太が悪役の客分として登場します。悪のまま。

助演は鶴田浩二。自分の生まれ故郷の富岡で地元民が苦しむのを見られないということで加勢します。殴りこみの道行きで拾ったお竜の簪(かんざし)をお竜の髪にさし、緋牡丹博徒の主題歌が流れます。こちらも情感あふれるシーンでした。なお、道行きは、矢野一家の子分になった山城新吾を加えた3人でした。

さて、冒頭のセリフから、解説を、と思いましたが、もう何をか況やです。お竜さんのおっしゃるとおり!!

ぜひ本作をご覧になられるとよいと思います。映画的カタルシスのある名場面です。

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