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2011.12/ 1 | 遊侠一匹 沓掛時次郎 1966年。監督 加藤泰。脚本 掛札昌裕。出演 中村錦之助、池内淳子、渥美清、東千代之介。 |
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◆いろいろな生き方 | 時次郎 「悪いことは云わねぇ、百姓にもどりなせぇ。 やくざってのはねぇ、虫けらみてぇなもんさ」 昌太郎 「やくざが虫けらなら、百姓はもっとみじめな虫けらだ。 一生懸命汗流して踏みつぶされるより、 俺は羽根のばして踏みつぶされてぇんだ」 |
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本作は、東映股旅映画の名作のひとつとして挙げられます。 残りのふたつは、本メルマガの第一号で紹介した「関の弥太っぺ」(監督 山下耕作)、そして「瞼の母」(監督 加藤泰)です。 ここでは、やくざに向く男、向かない男の対立するふたつのシーケンスが登場します。 ひとつは、やくざに向かない渥美清演ずる朝吉が、百姓に戻れという時次郎の説得を無視し義理を掲げて無残にも殺害されてしまいます。 もうひとつ、時次郎の親類筋の昌太郎もやくざを目指し、喧嘩出入りで顔を合わせ、さらにラストシーンで時次郎を殺して男をあげようとします。 斬りかかる昌太郎を時次郎が諭すセリフです。 話は、前述の朝吉のエピソードと義理のために殺害した同業やくざの東千代之介の女房(池内淳子)と息子との恋慕をもった関わり合いのエピソードのふたつから成っています。 仕事の世界でも、同じように会社員に向く人間、事業を起こす経営者に向く人間・・・個人によって、その生き方はそれぞれであり、向き不向きがあります。 しかし、そんなことばかり云ってはいられません。 自分で選んだ人生、与えられた人生、その立場で頑張れるだけ頑張らなくてはなりません。 そんなときに勇気や力を与えてくれる、やくざ映画やそれ以外の映画もたくさんあります。基本的に本サイトは、映画讃歌でもあるので、そういった管理人の映画への愛をベースに今まで語ってきたつもりです。 すべて自助努力だけで、うまく人生を生きてゆくことはできないので、実は社会がいろいろなセーフティネットを張ってなくてはならないのですが、現在の日本では、まだまだ確立されていないのが現状です。 今後の日本の課題ではないでしょうか。 最後に、本サイト訪問者のみなさんが、いままで紹介してきた、いろいろなセリフを心の糧にビジネス、人生のさまざまな場面で健闘されることを祈念して筆をおきます。 |
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