五丈の滝 - わたらせからの風 近辺の山々
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五丈の滝 地図

実った稲とソバの花

五丈の滝入口

五丈の滝、岳ノ山は、過去山歩きを始めた10年以上前に既に歩いています。
ということで、久しぶりの再訪になります。

国道293号を、西の足利から東に向かい、
葛生あくとプラザを右に見て、秋山川を渡った交差点を左折し、
県道200号線(仙波鍋山線)に入ります。
先の仙波の交差点で左折し、さらに進みます。
ちなみに交差点を右折すると、アド山登山口の金蔵寺ですね。

黄金色に実ってきた稲穂と白いソバの花が咲く畑を眺めながら、
国道293号左折から12km弱で、
佐野市市営バスさーのって号の宮原バス停の先に
「五丈の滝 1.7km」の案内が左手にでています。
五丈の滝 標高 300m(取材日:2014. 9/18 水)


五丈の滝駐車場

県道から左折し、狭い林道を2km弱走ると、
右手にトイレのある駐車場があります。
クルマ8台程度は停められるでしょうか。
ひっそりとしていて、当然クルマは1台もなし。

五丈の滝駐車場

右の林道へ

Y字路

駐車場のすぐ先は、Y字路。
右の道には、
"クルマは、ここまで"と記されたクルマ止めがあります。
この右側の林道を進むのですが、
左の道は、大鳥屋山へと繋がっているようです。

林道

何の変哲もない、薄暗い杉木立の林道を歩いてゆきます。
左手には、沢が流れています。

林道と沢

五丈の滝案内板

五丈の滝案内板

10分ほどで狭い広場となり、
五丈の滝の案内板が立っています。
あまり、きれいではありません。

道は、ここから登ってゆきます。

倒木の登場

山道を進むにつれ、倒木が増えてきました。

他の山域でもそうなのですが、今年(2014年)は倒木が多い。
今年は、というよりも、
ある時期から年々倒れて片づけてなく増えていったというとか・・・。

この場合、跨いだり潜ったりの障害物競走のようで結構疲れます。

倒木登場

道標分岐

やはり倒木が

道標分岐

五丈の滝案内板から10分。
「滝見の松 0.2km、五丈の滝 0.2km、
 
駐車場 1.0km」の道標の分岐点に到着です。




五丈の滝は、左に谷に向かって、
山裾を下って、左に巻いたところに観瀑台があり、
そこから全体を望むことができます。

ということで、左に降りてゆきます。
木の階段が付けられているのですが、
こちらも倒木で道が不明瞭な状態。

五丈の滝

途中にあるテーブル、ベンチも倒木が被さっており、
使用不能状態。





さらには、観曝台にも倒木。
以前この地を訪れたとき、
湿気のあるジメジメした場所だった記憶がありますが、
やはりその通り、年がら年中陽もささないのでしょうね。






前方に見上げると、五丈の滝が見えます。
落差50mという栃木県南最大の滝ということで、
よい滝だと思います。

そんなことを思いながら、
湿った苔の生えたベンチにでも座って休もうとし、足元を見ると、
シューズ、パンツに、何やら肌色の尺とり虫のように伸び縮みする虫があちこちに付いています。山ビルです。
振り払っただけでは、なかなか落ちず、
ひとつひとつ払り落とすしかありません。
そうこうしているうちに他のやつがとりついてくる。

そういえば、ここへ来る途中、
"山ビルに注意"の案内板があったような気がします。

とてもじゃないけど、休める状態ではありません。
ほうほうの体で道標のところまで戻ります。
こちらは、そんなに湿った環境ではないので、と思ったところ、
まだまだ山ビルは、まつわりついています。
早く乾いた山道に移動と思い、岳ノ山への道を登ってゆきます。

テーブル、ベンチも見えないほどの倒木

五丈の滝観瀑台

五丈の滝

パンツに付いた山ビル

   
滝見の松 滝見の松

数分で滝見の松の案内板が立つ場所へ到着します。
崖下を覗き込んでも滝は見えません。
さらには、松もありません。
   

岳ノ山を目指すが・・・

さらに杉木立に囲まれた山道を進みます。


左手の杉の隙間から、
五丈の滝の上部がかろうじて見られる場所がありました。


その先、相変わらず倒木が続きます。
当初は乗り越え進んでいたのですが、どうも延々と続くようすで、これは、堪らんということで、ここで登頂断念です。


駐車場に戻り、
シューズやパンツを見ると、まだ山ビルが付いています。
さらには、駐車場のコンクリートの上をも這っています!
とんでもないところへ来てしまった、という感じです。
まるでパニック映画のよう・・・。

しかし、五丈の滝、そして岳ノ山と、倒木がなく、
山ビルがいなければ、きっとよいコースだと思うのですが・・・。
真冬だったら大丈夫でしょうか。

佐野市の行政の方、
こんな状態では、観光客は当然ながら登山客も来ませんよ。
まずは倒木を処理し、山ビルが生息できないように、
滝周辺を整備してほしいと思います。

・おまけ・
駐車場で靴下も替えて、万全を期して帰宅したのですが、
なんと靴下に血が染みついていました。
やられた!!あんなに注意していたのに・・・
ところがその吸血した山ビルは見当たらない、一体どこへ??

さらに杉木立の道を

木立の隙間から、五丈の滝

絶体絶命の倒木群

駐車場にいた山ビル

   
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