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2009.12/20 | 仁義なき戦い 頂上作戦 その2(第4作) 1974年。監督 深作欣二。脚本 笠原和夫。出演 菅原文太、小林旭、梅宮辰夫、松方弘樹。 |
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◆舐められときは、 相応の仕返しを |
「なめられたら、プー屋は仕舞いで、あやつけられたら、かましちゃれ」 | |||||
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義西会の藤田正一(松方弘樹)が、面倒をみていた川田組の若者の野崎弘(小倉一郎)に向って鼓舞するセリフです。 しかし、野崎は、川田組長の言葉(このセリフは別途紹介します)に踊らされ、その面倒をみてもらっていた藤田を殺害することになります。 広島、呉で発生した広島抗争事件は、対立する地元のやくざ山守組、打本会、各々が広域暴力団と呼ばれる明石組、神和会をバックにつけ、その代理戦争となっていました。 その呉でいずれにもつかずにいた義西会会長(小池朝雄)もまきこまれ、その会の藤田も若者 野崎のあさはかな行動によって命をおとしてゆきます。 「仁義なき戦い」シリーズ何度目かの登場の松方弘樹が肺病病みのやくざを演じています。 もう、このあたりは、シリーズのテーマとして、若者の激情のはけ口、自己実現のひとつの形態としての殺人が続いており、 本来の山守組、打本組の各組長はどうでもいいといった状況です。 その姿を脚本は描ききり、一般受けする娯楽映画となっています。 監督深作欣二、脚本笠原和夫の絶頂期の作品です。 さて、セリフに登場する、プー屋とは、いまで云うダフ屋です。 販売することを目的に購入したチケットを、入手し損ねた人に高値で売って、金儲けをする仕事です。 (昔はプーバイ(符売)といい、電車の切符を撃っていたことから、プーバイをする人をプー屋という。) 仕事の種類に関係なく、他人のなめられないようにしなければ、いけません。 もし、そんな言動を受けた場合には、一発かましてやる意気込みが必要です。 何をかましてやるか、それは仕事、ビジネスの面において、相手がグーの音もでないようにすることです。 しかし、そのためには、自身のビジネス上のスキルを高めておかなければなりません。 あくまでビジネスの世界では、ビジネスの手段で相手を押さえこまなくてはいけません。 これが、やくざ社会でしたら、鉄砲やドス片手に殴り込み、というわけです。 |
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