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2008. 12/14 | 侠骨一代 その2 1967年。監督 マキノ雅弘。脚本 村尾昭。出演 高倉健、藤純子、志村喬、大木実。 |
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◆懸命に働くことの恩恵 | 「人間の力には限りがある。仏が恵みを垂れるのは、懸命に働く人間にだけだ」 | ||
侠骨一代 |
おふじ(藤純子)が自身を身売りした金を母たか(藤純子二役)の眠る菩提寺の和尚が伊吹竜馬(高倉健)に渡すときに、金の出処を尋ねる竜馬に云うセリフです。 港湾人夫をまとめる坂本組の伊吹竜馬(高倉健)が受注した水道工事の仕事を妨害する宍戸組、岩佐組に殴りこみをかける、というのがあらすじです。 藤純子が仲居兼娼婦と高倉健の母親の二役を演じているというのも珍しい作品です。 竜馬は、小さな頃別れ、亡くなった自分の母親たか(藤純子)に似ている娼婦おふじ(藤純子)とめぐりあい、魅かれあいます。しかし、おふじは、あばずれの自分は彼の母親には適わないと思い、工事の輸送に必要なトラックを焼かれてしまい窮地に陥ったところ、自分を満州に身売りした金を残して、去ってゆきます。 二人は、彼の母親に似ていることから結びつき、またそのために別れるという運命の皮肉。 結果、彼女が去っていった絶望感もあり、彼は単身殴りこんでゆくことになります。 つらく苦しい人生の中で、頑張って生きていれば、必ず救われる場面が現れます。 そうでなければ、人生は生きてゆけない。 仏教とかキリスト教といった宗教というまでもなく、良いことをしていれば、仏や神様は見ている、といった倫理感が必ず必要です。 それにより、人は悪事を働かなくなり、当人も救われます。 そんなまっすぐに生きる生き方、誠実な仕事の仕方をしてみましょう。そこから、新しい道も開けます。 人生処世訓ともなる名セリフの登場する、マキノ雅弘監督の名作です。 |
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