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2009. 12/ 5 | 修羅の群れ 1987年。監督 山下耕作。脚本 村尾昭。出演 松方弘樹、鶴田浩二、菅原文太、北大路欣也、若山富三郎、北島三郎、酒井和歌子。 |
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◆我慢するのも男の道 | 「我慢しろ、おめぇの一生を棒にふらすわけにはいかねえ。 殺(や)るだけが、男の道じゃあねえ。我慢することも、男の道だ」 |
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修羅の群れ |
現在、やくざの3大組織といえば、山口組、稲川会、住吉一家です。 そのひとつである稲川会総裁の稲川聖域(たぶん、90歳を越えて生存?)を描いた、大下英治原作の映画化です。 警官の職を得る矢先、それを振り切り、やくざ社会に飛び込み活躍し始めた稲原龍二(松方弘樹)は、嫉妬した仲間に夜道で襲われ、鉈で頭を割られます。その復讐のため、病院を抜けだした彼を待ち受けていた兄貴分の横山新二郎(鶴田浩二)が諭すセリフです。 以前紹介したこともありますが、何でもかんでも我慢が大切というわけでなく、ここ一番というときには爆発させなければなりません。 やくざ組織でも会社組織は、ピラミッド型の命令系統をもっています。 やくざ組織では、親が黒を白といえば、白にしかなりえなく、正しようがありませんが、民主社会の会社では、ものごとに対する自分の考え方をしっかりもち、主張するときは、黒を黒と主張しなくてはいけません。 さもないと、長いものに巻かれる、つまらない生き方をしなくては、ならないことになります。 東映やくざ映画は、任侠シリーズから実録シリーズを経て、実在の人物を取り上げる実録と以前からの任侠が融合した作品がいくつか登場します。 主人公が生存するため、批判的な内容にはなりにくいのでしょうが、稲川聖城のヒーロー映画です。 しかし、オールスターキャストと鶴田浩二が要所要所に語る、気の利いたセリフが楽しめます。 鶴田浩二が、そのような役柄であることと、病にに倒れるラストシーンをもっているため、彼の映画にもなっています。 いくつか、兄貴分の横山のセリフをご紹介します。 「この世界の言葉に 「馬鹿でなれず、利口でなれず、中途半端じゃなおなれず』 っていうのがある。生半可な修業じゃあ、男は磨けねえぞ」 親分の家の掃除をさせられている稲原のところに訪れた横山、 ふたりが初めて顔を合わせたときの横山のセリフです。 「強い者に油断はあっても、弱いものには油断はねえ・・・ この言葉をよく肝に銘じておけよ。 弱いものはよ、面と向っちゃ、強い者にかなわねえ。 騙し討ちでも、飛び道具でももってきて襲いかかる。 強い者は、つい強いという慢心ゆえに油断する」 「仁義なき戦い」でも同じようなセリフがありましたね。 |
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