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2008. 8/23 | 夜叉 1985年。監督 降旗康男。脚本 中村努。出演 高倉健、田中裕子、いしだあゆみ、ビートたけし。 |
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◆人の心に住み着くもの | 「あの人の夜叉は、背中にあるのと違う。あの人の心の中に住んどるんじゃ。 心の夜叉は、恐ろしいもんやからな。 それもこれもおめえ次第じゃ、冬子。それが女房の値打ちなんじゃ」 |
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夜叉 |
町で暴れているやくざの矢島(ビートたけし)を抑えようとして、服を切られ、背中の夜叉の刺青を見られ、それまでやくざであったことを隠していたことが漁師仲間に知られることとなる。 そのとき、彼の妻 冬子(いしだあゆみ)にその母(音羽信子)の云うセリフです。 時代が実録やくざの時代に移り変わり、任侠映画のエースだった高倉健は、東映を離れて、松竹で山田洋次監督の映画に出演したり、東宝の映画に出演していた時代の作品のひとつが、「夜叉」です。 今回は、東映作品ではないのですが、「網走番外地」シリーズでコンビを組んでいた降旗康男監督ということ、東映ヤクザ映画の流れを組んでいるのでとりあげてみました。 この時代の彼の役は、元やくざ(「冬の華」)とか、更生した殺人犯(「幸せの黄色いハンカチ」)という設定の 作品が多かったようです。 さて本作に戻りますが、元やくざの修治(高倉健)が過去を隠して、漁師として、妻 冬子とともに平穏に暮らしていました。そこに大阪ミナミから蛍子(田中裕子)が町に訪れ、飲み屋を開業し、追って彼女の男であるやくざが舞い込んでくることで、修治が昔のやくざ世界に引き込まれてゆくといった内容です。 「心の中に住む夜叉・・・」 そうか! 人の心の中に仏がいたり、鬼がいたりするんだ。 ジキルとハイドのように二面性をもっているうこともある。人間だから・・・ そんな人間どもの中で生きてゆかなければならない人生。 それを肝に銘じて、みんな組織の人間、社会の人間に立ち向かえ!! そうすれば、人に裏切られることはない。 |
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