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木枯し紋次郎と歩く!背を陽に向けたビジネス道
2015. 6/ 5 流れ舟は帰らず
第1期 18話 舞台:三国街道厚田 演出:市川崑 共演:吉田日出子、上條恒彦
  「流れ舟は二度と、元のところへは帰って来ねえもんなんでござんす」
 

 

木枯し紋次郎(中村敦夫

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川を流れてゆく舟に人生を喩えてのセリフです。

商家の大店の娘お藤(吉田日出子)の兄の小平治、今は鬼の十兵衛と呼ばれるならず者、
その再び相まみえることのなかった二人の生きざまに対して語ります。

人生、過ぎ去った時間は、二度とは戻らない。故に、その一時を真剣に大事に行きたいものです。極端な云い方をすれば、一瞬一瞬に生命を賭けて・・・。

とても当たり前のことを書いてしまいましたが、
若いうちは自分の老年の姿を思い浮かべることが難しく、
現在の状態が未来永劫続くかのように錯覚し、おざなりに生きてしまいがちです。
続かないことは理屈では判っているのですが、想像しにくいので、結果として先のことを思い描きにくいのだと思います。
しかし、前述したことを心の中で唱えて生きることで、きっと生き方が変わりますよ。

少々話は変わりますが、ビジネスにおいて、仕事の大小で取り組み方を変えていませんか?。
大きな仕事、とくに会社の収支に関わるような仕事には心血を注いで、結果をだそうとするでしょう。
一方、小さな仕事、誰にでもできるようなルーティンワークのような仕事は、適当に済ませてしまいがちです。
しかし、大きな仕事を成し遂げる力は、小さな仕事をきちんと成果をあげてゆく心がけで育まれます。
仕事の大小に関わらず、仕事に対する姿勢を備えること。さもないと、大きな仕事はできません。
小さな仕事をする時間も人生のヒトコマです。真剣に立ち向かいましょう。

紋次郎の第1シリーズの掉尾を飾る、市川崑演出の第18作は、
吾妻川にかかる牧須橋が炎上し、燃え盛り落ちようとする下を紋次郎とお藤が舟で下るクライマックス。シリーズのラストを派手に飾ります。

そして、流れてゆく舟のように紋次郎の渡世の旅も流れてゆく。といったシーンで終わります。
これで第1シリーズは完結します。本作品放映当時は、第2シリーズがふたたび始まることなど知る由もありませんので、紋次郎は、これでわれわれの前から立ち去ってゆきました。

原作は、小説誌に連載が始まった直後の第1作「赦免花は散った」に次ぐ第2作です。
というわけで、紋次郎的な情緒を携えた作品に達していません。

なお、主題歌を歌う上條恒彦が渡世人の役で1シーン登場します。
   

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