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2008. 9/ 6 | そして、経営戦略へ16 - 戦略の策定 | |
◆ 基本戦略の策定 いくつかの戦略アイデアとその評価結果が、手元に揃いましたか。それらの戦略アイデアの中で、事業全体を包含した内容のものがあれば、それを「基本戦略」とします。もし、ないようであれば、戦略アイデアの数々を眺め、それらのアイデアを包含する内容として「基本戦略」を立案しましょう。 ここで注意しなければならない点があります。思い出してください。すでに説明したように、戦略は全体の方向性、進むべき方向を指し示す内容となっていなければなりません。細かい、具体的な内容ならば、戦術になってしまいます。 「基本戦略」は、戦略という大樹の根元の部分にあたりますので、きっちりと1枚のシートにまとめましょう。記載する項目は、「タイトル」、「背景」、「内容」の3項目プラス「キャッチフレーズ」です。 1 タイトル(基本戦略) 具体的な、わかりやすいことばで。 2 背景 戦略を実現することで克服できる課題を。 3 内容 タイトル、背景を含め、戦略の内容を詳しく説明します。 4 キャッチフレーズ 簡潔明瞭なひとことで戦略を言い表しましょう。 戦略遂行のために、会社のみんなが覚えやすく、使えるように! これは、重要です。 図の例を参考にして、戦略シートを作成しましょう。 ◆ 個別戦略の策定 いままでリストアップした個々の戦略アイデアは、「個別戦略」となっています。これを「個別戦略」として、「基本戦略」と同等のシートに書き写します。 個別戦略は、その内容により、商品戦略、技術戦略、生産戦略、販売戦略といったタイトルをつけることができると思います。 さあ、ここまでのフレームワークで「基本戦略」、「商品戦略」、「生産戦略」、「販売戦略」等、さまざまな戦略シートが用意できたでしょう。 ◆ 戦略策定上のポイント 最後にひとこと、戦略策定の際に注意してほしいポイントを2点挙げます。これだけは、外さないようにしてください。 このふたつのポイントに情熱をこめて、戦略は作ります。それが戦略に生命を吹き込むことになります。本書において、著者が読者の方に伝えたいメッセージでもあります。 1 夢を語れ! ただし、現実離れしないようにホドホドに。 2 論理に一貫性をもて! 第三者を説得、第三者に納得してもらうためには、ロジカルに。 |
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