大小山南尾根 玄藩山、浅間山 - わたらせからの風 足利近辺の山々
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大小山南尾根 玄藩山、浅間山 地図

足利の展望の山 大小山へは、大阿夫利神社を起点とし、いくつかのコースを歩いてきました。
しかし、県道桐生岩船線から南の尾根を辿るルートは、なかなか訪れることができませんでした。
原則山頂へ向かいたいので、その登山口がわからないと思っていました。

初めて、南尾根の山々 玄藩山、浅間山を巡って、その登山口を確認しました。

県道桐生岩船線67号で足利市街の東へ向かいます。
東幸楽荘の先の切通しを越えると、信号の先の左側に日光鹿嶋神社の石柱が立っています。
そこを左折すると、眼の前に日光鹿嶋神社の石鳥居が見えます。
境内にクルマを置かせていただきます。
玄藩山 標高139m、浅間山 標高 137m(取材日:2015. 3/21 金)


日光鹿嶋神社

石鳥居の先に木造の古びた社殿がドンと構えています。
なかなか由緒ありそうで立派です。
社殿の彫刻があるかと裏手に回りますが、ありませんでした。
しかし、本殿内部の天井の板絵が市の重要文化財に指定されています。見ることはできませんが・・・

きょうは、この境内(10台くらい置けるでしょうか)に
クルマを置き、東の山裾へ向かって歩き、
大小山の登山道の入口を見つけてみようか、と思っていました。

















ところが、社殿の右手に山に入る踏跡があったので、
こちらから登ってみることにしました。

日光鹿嶋神社入口

日光鹿嶋神社石鳥居

日光鹿嶋神社社殿

石祠への踏み跡

石祠

木立の中の石祠

踏み跡を辿ると、
暗い木立の中に石灯篭、小さな木造の社、その周りに石祠が数基。

使われていなさそうな道

その奥に進むと、左右に延びる道形が確認できます。
左右とも先に人家が見えますが、殆ど使われていないようです。

さらにその道を越え、ヤブの中へ。
道はありません。

使われいない道に合流

境界の赤ペンキ

ヤブに突入

尾根が見えてきた

境界の赤ペンキ

踏み跡も有るのか無いのかわからない、
心もとないヤブの中を進むと、あちこちに赤ペンキ。
道を示しているのではなく、境界を示しているらしく、
左右水平にあちこちに付けられています。



道形は全くなくなり、尾根を目指してヤブの中を進みます。
といってもヤブもそう深くないので、
通れそうな空間を縫って登ってゆます。

尾根へ

神社から二十数分。尾根に辿りつきました。
このルート、ほとんど人が歩かないのでしょうね。

一息入れ、尾根伝いに、さらに登ってゆきます。
ここからは、枝に付けられた赤テープが目印となります。


途中気の早いヤマツツジが咲いていました。

到達した尾根

ヤマツツジ

玄藩山山頂、四等三角点

玄藩山山頂

尾根を歩き始めて、5、6分。
四等三角点のある玄藩山山頂です。
これといって特長のある山頂ではありません。
木立ち越しですが、周りの展望もあります。

尾根を東へ

ここからも赤テープを頼りに、
大小山からのハイキングコースを目指して東に向かって進みます。





露岩もあり、いかにも足利の山といった雰囲気です。









展望も開けてくると、左手(西)に大坊山がよく見えます。









道沿いにヤマツツジかと思いきや、椿が一木咲いていました。

尾根を進む

露岩

大坊山

椿

   

大小山ハイキングコース合流点

大小山 NHKアンテナ

岡崎山 多田木山

尾根を南に

大小山ハイキングコース

玄藩山から30分。
大小山からのハイキングコースへ合流しました。

そこに土台となっていたような、直径30cmほどの石がいくつかあります。社の礎石だったのでしょうか・・・


北に、アンテナ塔、そして大小山









南に、岡崎山多田木山









ここから明るい尾根道を南に向かいます。
もう道ははっきりしています。
   
浅間山(三足富士)

浅間山は、山道の途中といった感じの場所です。






足利百名山の山名板が付けれています。

浅間山山頂

浅間山山名板

   
尾根の突端 尾根の突端

浅間山から5分ほど下ると、そこがこの南尾根の突端のようです。
石がケルンのように積み上げられた場所があり、
例の赤ペンキが現れます。

とりあえず、ここで昼食にしました。
   
さらに尾根を下る

どんどん高度を落としてゆきます。

左側(東)のゴルフ場が迫ってきます。
尾根直下の山肌まで削って造ったようです。
一応柵で囲われていますが、その先は断崖絶壁?。

尾根を下る

左にゴルフ場

   

柵に突き当たる

下山口が見えてきた

下山口

県道からの入口

下山口

人家に近づくと、イノシシ避けの柵に突き当たり、
道は柵沿いに左に続きます。





昼食をとった突端から、10分。
山裾の舗装路に飛び出しました。
なかなか狭い下山口です。
大小山へ南から登るには、
ここから山道に取りつくわけですが、
やはり知らないと、ここに来ることはできないですね。

県道も見えており、そこまで出て、西に歩き、
スタート地点の日光鹿嶋神社へ戻ります。
神社までは、指呼の距離です。

永年の懸案だった大小山の南登山口がわかりました。

栃木県の山を紹介する書籍で、
JR両毛線の富田駅から大小山に上り、
このルートを下山するコースが紹介されていたので、
以前から気になっていました。

確かに電車を利用した場合は、よいですね。
しかし、クルマの場合、
大阿夫利神社へ置くと、またそこまで戻らなくてならない。
とすると、どこへ置くか、
県道沿いのあしかがフラワーパークの駐車場でしょうか。
南登山口から登り、大阿夫利神社を経由して戻る、
というコースになるでしょうか。
   
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