流れ山 - わたらせからの風 足利近辺の山々
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流れ山 地図

県道桐生岩船線67号を足利市街から山戸橋を渡り、山川長林寺へ行く手前の交差点を南に右折。
JR両毛線の踏切を越えると、すぐ右手に観音寺。
その駐車場にクルマを置かせていただきます。
流れ山 (取材日:2015.11/24 火)


観音寺

観音寺の駐車場にクルマを置くと、
左に観音寺山門、右に白瀧神社石段。
白瀧神社が祀られている場所が、流れ山山頂です。

観音寺

白瀧神社石段

白瀧神社石段

右に祠と石祠

白瀧神社石段

石段を上ってゆきます。






踊り場が数回現れ、最初の踊り場の右に祠と石祠。
石祠に、三峰神社の札が捧げられていました。

さらに次は石碑。

白瀧神社境内

石鳥居と左に祠があり、境内に足を踏み入れます。
そこから、なんと社殿まで細長く広い境内です。





左の山腹は、観音寺の墓地になっています。

白瀧神社境内へ

左は観音寺墓地

広い境内

立派な石灯篭

白瀧神社社殿

南展望

西展望。織姫山、大岩山

福徳山

流れ山山頂

境内の先に白瀧神社の社殿があり、ここが流れ山山頂となります。

『足利の伝説』(台一雄著)に、「第14話 流れ山の観音様」として、この山の謂れが載っていいます。

生駒から来た宝永という坊さんが、馬頭観音を祀った草庵が観音寺。また観音様については、渡良瀬川が大水のときに流れ着き、この山で止まったきり動かなくなったので、村人がこの地に祀ったともいわれています。

さらには、この山自体が流れ着いたので、「流れ山」という地名がついたともいわれます。

源義家が奥州へ向かう際に、この地で馬が病気になり、この観音様をお参りすることで平癒したので、持念仏の兜の台座、鐙(あぶみ)、鞍などを寄進しました。それから馬の病気に霊験あらたかということで、足利坂東十一番札所として、明治の中頃まで馬の無病息災を願う人々で賑わったということが記載されています。






山頂からは、
南側は、前述したように墓地ですが、街並みを見渡せます。








西には、織姫山大岩山の山並み。









北には、福徳山

山川の里山といった趣きの流れ山です。
境内も広いので、昔は子供たちの遊び場だったのでしょうね。
それも今は昔、荒れてしまっています。

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