織姫山 - わたらせからの風 足利近辺の山々
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織姫山 地図へ

織姫山
渡良瀬橋から見た織姫山

織姫神社マップ
>> 図をクリックで拡大表示。

足利へは、クルマで来ても、電車で来ても、
まず東から北、西へと町並みを囲むように位置する山々を仰ぎ見ることと思います。
そんな中で山の中腹にひときわ鮮やかな朱色の社が見える山が
足利のシンボルともいえる織姫山です。
織姫山 標高 118m(2017. 1/10)

この織姫山に建つ織姫神社を起点とし、
両崖山行道山名草巨石群へハイキングコースが設けられています。
また、最近は、両崖山から西の天狗山へと馬蹄形にまわり、
通七丁目の常念寺へ下るコースも人気です。
このコースは、森高千里の歌で有名な「渡良瀬橋」の名所めぐりと
組合せるとよいコースです。

ここでは、織姫神社までを表参道コース裏参道コースのふたつのコース。
さらに鏡岩展望台までを織姫神社コース、長林寺コースのふたつのコースを紹介します。

手水舎追加(2018.11/20追加)
裏参道コース。7色の鳥居設置(2018.5/25更新)。増設(2019.5/16更新)
New



【表参道コース】
渡良瀬橋(渡良瀬川)から、織姫山に向かうと、織姫橋(両毛線の跨線橋)の上から織姫山の全景を望むことができます。
織姫神社前の交差点南側に駐車場があり、クルマはそこへ置くか、満車であれば、神社前の道路を西に100mくらい行ったところにあるさいこうふれあいセンターの駐車場に置きます。

織姫神社大鳥居、石段

鳥居の右に、織姫ハイキングマップの案内板(上図)が立っていますが、大雑把すぎて、時間の目安しかわかりませんね。

 

さて大鳥居から神社に向かって石段を上ります。










石段は229段。

鳥居の左手にある「あしかがの水」をひとくち賞味してから、
スタートするとしましょう。

ハイキングコース案内板

織姫神社前

大鳥居

飯塚啓太郎碑

理事長銅像

視床

トリコットの歴史碑

創造のひろば

石段を上り、踊り場の手前に右に細い道。
"創造のひろば"と案内があります。
右に織物整理業・足利銘仙発展の功労者である飯塚啓太郎頌徳碑があります。



さらにその奥に、トリコット工業協同組合の
初代から3代までの理事長
吉田孫三郎、殿岡利助、三田禧三郎の3人の胸像、







その右に長重之作の「視床」の彫刻、









左に足利トリコットの歴史を記した石碑が立っています。

ふたつめの鳥居と狛犬

石段をちょうど半分くらい上った踊り場には、ふたつめの鳥居と左右に一対の狛犬がいます。愛嬌のある表情をしていると思いませんか・・・

その左に「八木節の故郷足利」の石碑が建立され、スイッチを押すと「八木節」が流れます。

鳥居と狛犬

柿沼覚助碑

歴史のひろば

足利氏と織物の歴史

梅

スイセン

歴史のひろば

石段の途中に、
織物整理業で整理工程の重要性を説いた柿沼覚助碑。





さらに上ると、
右に細い道があり、いくつかの石碑が立っています。
"歴史のひろば"と命名され、
手前に、織物業界の指導者だった籾山唯四郎碑。






奥の石碑には、歴代の足利氏の略歴と織物の歴史が刻まれています。








このあたりは、早春にはスイセン、梅、秋には紅葉で彩られます。

喬遊庵、手水舎

さらに上り、石段も終わり近づくと、
右に茶屋のような建物があります。"おりひめ茶屋 喬遊庵"という蕎麦店です。
筆者は、ここの蕎麦が足利随一と思います。

梅花の時期、琴の調べを聴きながら、
蕎麦を食べることができます。

左右に石垣のある石段を上り、
左に手水舎を見て、あとひと上りで神社の境内です。

手水舎の水口が龍頭に(2018.11/20追加)。New

おりひめ茶屋 喬遊庵


手水舎
【裏参道コース】
ここからは、大鳥居から裏参道を上るコースです。
最近、裏参道も整備され、気持ちよい散策路となっています。裏参道は交差点前の鳥居をくぐらず、左手の数段の石段の方向に進みます。大きく蛇行しながら上ってゆくので のんびり行きたい人には、うってつけ。
2018年5月、7色の鳥居設置。2019年5月6基/色に増設 。New

裏参道コースの途中に7色の鳥居が設置されました。7色は、織姫神社の御神徳を表しているそうです。
 最初の鳥居 石鳥居 7つの御神徳

  織姫神社七色鳥居
 

足利友愛義団碑、織姫神社造営碑

水屋「あしかがの水」の横の石段を数段上ると、
織姫公園の案内板、織姫神社造営碑、そしてその後ろの岩の上に足利友愛義団碑(明治期に結成された青年活動の拠点跡)が立っています。



2017年、新たに織姫祈りの歌碑が増えました(2017.8/6)









その先の鳥居から石段を上ってゆきます。




    裏参道へ

    織姫祈りの歌碑

    織姫神社造営碑と友愛義団碑説明

    鳥居へ

石段を上る

八木節の碑

縁結び坂

山道のような参道を上ってゆくと、
表参道の踊り場の鳥居の八木節の石碑の手前に出ます。
そこから左に上ります。

遷宮記念碑

ここには、
遷宮70周年記念碑、遷宮20周年記念碑が並んで立っています。














先の石段を上ってゆきます。

さらに上る

記念碑

石段を

縁結びひろば

しあわせの峠神と御神徳碑

縁結びひろば

そこから左に上ると、”縁結びひろば”です。






ベンチもあり、御神徳碑に並んで、しあわせの峠碑と呼ばれる、かわいい双体道祖神も置かれ、よい雰囲気を漂わせています。そして神社でひいた御籤を結び付けられるようになっています。

荻野萬太郎碑、殿岡利助碑

"縁結びひろば"から来た道を戻り、
石段を上り、さらに狭い石段を上ると、
ふたつの石碑が立っています。

足利の文化・経済・社会進行の功労者である荻野萬太郎と
足利銘仙・神社造営の功労者でアキレスの創始社である殿岡利助の石碑です。

そこから、手水舎の裏から神社境内へ向かいます。

石碑

手水舎の裏から

織姫神社

梅と織姫神社

桜と織姫神社

藤と織姫神社

神社から浅間山、渡良瀬橋

愛の鐘

織姫神社

表参道、裏参道、いずれから上っても、麓の道路から織姫神社には、数分です。朱色が鮮やか神殿です。足利の繊維産業華やかなりし時代を彷彿とさせます。
なお、祭神は「天八千々姫命」(あめのやちちひめのみこと)と「天御鉾命」(あめのみほこのみこと)の二神で、縁結び、産業振興の神社です。

境内では、早春に梅、そして桜、藤が見られます。そんな時期の訪れるのが良いですね。



























境内から、
森高千里の歌で有名な「渡良瀬橋」と背後に浅間山









2015年に設置された「愛の鐘」

ここからは、織姫公園マップを参考に。 >> 詳細は、こちらから。

織姫公園マップ

大山阿夫利神社

ここからは、鏡岩展望台までを紹介します。

織姫神社の社殿を右に進み、
あしかがフラワーパークから移植した藤棚をくぐり、
神社裏手の駐車場の手前の旧い石段を上ってゆきます。












そこに鬱蒼とした木立に覆われている大山阿夫利神社があります。
左の石段を上り、見上げる先は明るい公園駐車場です。

藤棚

左の石段を上る

大山阿夫利神社

織姫公園への石段

 

織姫公園駐車場へ

機神山山頂古墳

機神山山頂古墳

石段を登りきると、織姫公園の広い駐車場にでます。

その眼の前に聳え立つ(?)小高い山が機神山山頂古墳です。
古墳時代後期6世紀後半に造られたものです。
石室まで手すりがつけられているのですが、今は立ち入り禁止となっています。
以前TVでV6の岡田準一がこの頂上に立った映像が流れされていましたが、登らないようにしましょう。

ホワイトパレス

機神山山頂古墳の隣にある瀟洒な白い建物が無料の休憩所のホワイトパレス。
その姿は、街中からも望むことができます。
その中で蕎麦処 手打ちそば 伊とうが営業しています。



一段下がった場所には、ベンチが置かれ、
足利の名誉市民である新井善太郎の銅像が立っています。

ホワイトパレス

新井善太郎銅像

市街の展望

   

ホワイトパレスを横切り

ここから下る

行基平山頂古墳

吊り橋へ

吊り橋

つつじの園

つつじの園

行基平山頂古墳

建物の前を通り過ぎ、林をさらに進んだ山中にあります。















そこにある行基平山頂古墳は、5、6世紀に造られたようです。行基上人の名前を冠しているのは、織姫山腹にある徳正寺を同上人が開山していることに関係します。ちなみに行基上人は、近隣「大慈寺」も開山しています。






左下に見えるつり橋に向かって下ります。


















これを渡り、
つつじの植え込みの中を通り抜け、展望テラスに向かいます。
   
展望テラス

ここは、藤棚のテラスとなっており、藤の季節には、綺麗な花が咲き、石組みの小川を水が流れ、噴水の池に注ぎます。
筆者の散歩時ののんびりポイントでもあります。

展望テラス

藤と展望テラス

展望テラスからの展望(東)
展望テラスからの東の展望
展望テラスからの展望(南)
展望テラスからの南の展望
   

遊歩道

遊歩道

サザンカ

遊歩道

ここから展望テラスの池を上流に向かって造られた小川沿いの踏み石の遊歩道を辿ります。















途中、赤いサザンカも冬には見られます。

または、展望テラスから延びる舗装路を上ってもよいです。
   
山道へ

休憩所のある広場に出て、真っすぐ進むと、「両崖山城跡」の案内板が立ち、階段のある山道、岩の道(ここが鏡岩)を登ります。













西には、天狗山が見えます。

休憩所

鏡岩への石段

天狗山

   

岩場の道

鏡岩展望台のあずまや

安蘇の山々

ベンチから足利市市街

鏡岩展望台

岩場の道を登ると、鏡岩展望台です。















北に見える安蘇の山々、 東に大坊山大小山










西に浅間山。









そして眼下には、足利の街並みと渡良瀬橋も見えます。

ここからハイキングコースは、両崖山、大岩山、行道山、名草弁天、名草巨石群へと伸びていますが、きょうはここまでとします。

鏡岩展望台からの展望(東)
鏡岩展望台からの東の展望
   

【長林寺コース】
鏡岩へは、織姫山西麓の長林寺から直接登ることもできます。

長尾弁財天

織姫神社駐車場とさいこうふれあいセンターの中間にあり、信号機のある側道を北に入ります。




側道の反対側(南)には、
足利七福神のひとつ長尾弁財天があります。

さいこうふれあいセンター

長尾弁財天

   

二股を右へ

長林寺標柱

長林寺山門

登山口

長林寺

道は、さいこうふれあいセンターの北端で二股になり、
左へ進むと、曹洞宗長林寺の標柱が立っています。















右に池が現れると、その先に長林寺の山門が見えます。
山門の右に3体の御地蔵さま。

その山門の右、一段上がった場所に駐車場があり、
その奥の石段が登山口です。
   
織姫公園もみじ谷

石段を上ってゆくと、織姫公園のもみじ谷の遊歩道に出ます。
この場所は、秋には紅葉に覆われます。

遊歩道を左に歩き、右にカーブすると、
もみじ谷の半円形の石碑があります。

もみじ谷

もみじ谷遊歩道

もみじ谷石碑

   

左の石段へ

休憩所の広場

鏡岩への登山口

山道へ

鏡岩展望台のあずまやが見える

登山口

石碑の先の石段を上ると、休憩所の手前に出ます。
















その右手に登山口があります。
数段の石段がありますが、すぐ山道。







ジグザグに上ると、鏡岩展望台のあずまやが見えてきます。

今回は、織姫山について詳しく紹介しました。
公園の遊歩道は迷路のように造られている場合が多く、ここも例外ではありません。ただし、全く異なる方向へ向かうことはありませんんので、比較的安心して歩けると思います。
   
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