わたごさま - わたらせからの風 足利近辺の山々
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わたごさま 地図

わたごさま 県道桐生岩船線67号で足利市街の西の葉鹿町を目指します。
国道122号と交差する、文真堂のある交差点から、右折北上します。
猪子峠へ向かう道です。

松田の馬打峠への分岐の左側の山がわたごさまなのですが、
手前の松田神社にクルマを停めました。
わたごさま 標高 ??m(取材日:2015. 2/10 火)


松田神社

ここは、道路が二重になっており、左側の道に入ります。
こちらが旧道だったのでしょうか。

適当な路肩にクルマを停められます。



松田神社は、鎮守の森の中です。
石鳥居のある参道の先に山門があり、
その先に杉林を背に本殿があります。

















市重要文化財に指定されている杉が大きい。
高さ30mの御神木です。

松田神社参道

松田神社

社殿

杉

北上

舗装路を北上

参拝した後、
舗装路に戻り、馬打峠への分岐まで歩きます。
5分ほど歩くでしょうか。

八雲神社

左に小さな木造の社の八雲神社。
中に神輿が納まっていました。

バス停は、天王様前となっています。
地元では、八雲神社でなく、天王様と呼ばれているのでしょう。
本来、「天王様」は、牛頭天王(ごずてんのう)を祀る天王社でしたが、明治の神仏分離により素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祭神とする、八雲神社として生まれ変わったそうです。他に八坂神社なども天王様と呼ばれているようです。

そして背後の山がわたごさまです。

八雲神社とわたごさま

舗装路を進む

舗装路を上る

八雲神社の右に舗装路が延びて、民家が散在しています。
左折し、上ってゆきます。

薬師堂

最初に右にある民家の隣に、
比較的新しく改築された薬師堂が立っています。
周囲には何もなく、昔は子供たちの遊び場だったのでしょうね。

薬師堂

鉄板の橋がかかる清水沢

清水沢を渡る

左側の山裾を沢が流れています。清水沢です。
といってもコンクリートで護岸され、
川底もコンクリートが敷き詰めれています。
山に向かって、鉄板の橋がかかっています。
ここがわたごさまの登山口なのですが、
鉄板が20cmほどの幅しかなく、結構重さがかかると撓みます。
沢に水がないこともあり、いったん沢に下りて、
2mほど先の対岸に上り返しました。

登山口

低木の多い明るい山の急斜面にロープが垂れさがっています。
登山口のロープ
   
ロープの登山道 ロープ頼りの登り

登山口から山頂まで、殆ど切れ目なしにロープが付けれています。
それだけ、急ということです。
ロープがないと登れそうにありません。
逆にこれだけ用意されているのですので、
登る人が多いということになります。
   
わたごさま山頂

ロープを頼って登ること5分。
暗い木立の中に石灯篭がふたつ、その先に朱に塗装された石祠。
わたごさまです。

元々は、火伏せの神様である愛宕神社の"あたご"が"わたご"になったのだでしょうから、愛宕神社の石祠なのでしょう。


さらにその背後には、
金網のフェンスに囲われた水道施設があります。
調べてみると、昭和46年に建てられた三和簡易水道の配水施設のようです。コンクリートの建物も朽ちていますので、今は使っていないのでしょうか。市の職員も整備のために、このロープの山道を登ってくるとは、思えませんね・・・




山頂の木々の隙間から、深高山方面、松田の里が見えました。

しかし、こんなところに近代的な建物があることが
不思議な感じがする場所でした。

わたごさま

朽ちた配水設備

深高山方面

松田の里

   
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