地蔵岳 - わたらせからの風 足尾近辺の山々
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地蔵岳(前日光) 地図

勝雲山から見た地蔵岳

酒井善太郎句碑

栃木に裾野を広げる日光からの山並み。
平安時代、勝道上人が日光を目指して歩いた禅頂行者みちがあります。
それは、鹿沼の古峰ヶ原から、日光二荒山神社に及びます。途中、前日光の山々から細尾峠を越え、中禅寺湖に登ってゆきます。前日光には、横根山方塞山、そして夕日岳、薬師岳等が聳えています。

今回は、足尾から、県道15号の足尾鹿沼線で粕尾峠までゆき、
峠そばの登山口から地蔵岳に登ります。
実は、前日光には、もうひとつ地蔵岳があります。細尾峠の地蔵岳です。
地蔵岳 標高 1,274.3m(取材日:2013. 8/ 8 木)

粕尾峠には、「前日光まで7km」の案内板と元足尾町議会議長で粕尾峠の自動車道化(昭和28年寛政)に尽力した酒井善太郎の句碑「峠越ふ馬を停めて穐(あき)を観る」が立てられています。

案内板近辺の空き地に3台くらい車は置けるでしょうか。
管理人は、路肩に置きました。



登山口

粕尾峠から、足尾側に100mくらい戻ったところが、
登山口です。





案内板がつけられています。「地蔵岳 40分」。近そうです。

粕尾峠から足尾方向へ戻る

地蔵岳登山口

森林

道標

静謐な森林

道路から、少し入っただけですが、森林の中、
山奥に足を踏みこんだような静謐な空気に満ちています。
なんか、期待度大。

山の右側を巻いてゆくような道です。
途中、緩やかな尾根筋を越え、今度は左側を巻いてゆきます。

ところどころに道標もあり、安心して歩いてゆけます。

地蔵平

登山口から15分ほどで、草地の広場に出ます。
ちょっと神秘的な園地です。地蔵平です。





右の山腹へ少し上がったところに頭のない地蔵が祀られています。







「首欠け地蔵」と呼ばれています。
建立年代は読みとれませんでしたが、江戸年間あたりでしょうか。

地蔵平

右上に首欠け地蔵

首欠け地蔵

思川源流への案内

地蔵平を横切って

沢筋へ

思川源流

思川源流

地蔵平の真ん中ほどに、「思川源流 5分」の案内が出ています。





広場を横切って戻るような感じで、左方向に進みます。









幾筋かの沢筋を越えると、大岩が転がる、大きな沢があり、
「思川源流」の案内がでています。

思川は、ここを源流とし、
鹿沼市、栃木市、小山市、そして野木町で渡良瀬川へ合流します。

地蔵岳への登山口

ふたたび地蔵平に戻り、地蔵岳へ向けて出発です。
登山口は、狭い尾根道です。
ここからは、まっすぐに山頂に向かって登ってゆきます。



眼の前を子鹿が横切ってゆきました。

地蔵岳へ

ロープも

展望岩

勝雲山展望

展望岩

地蔵平から10分ほど歩くと、
左に大岩があり、「展望岩」と記された案内板が置かれています。

しかし、木立に囲まれており、展望があるの、
と思いつつ、岩の上にあがってみます。

木立の先に、勝雲山、その先に方塞山
右方向に横根山が見えました。

このあたりから、急坂を山頂めがけて登ってゆきます。

地蔵岳山頂

ルートは、粕尾峠から、南に向かうので、
山頂へ北から入ると思っていましたが、
山頂を南西から回り込み、東側が開けた山頂に到着します。














石祠と二等三角点があります。









ということで、わずかな木立越しの展望は、横根山

1時間弱のコースですが、
かなり山奥を歩いた感じがして静かな神秘的な山歩きができます。

山頂へ

山頂直下

山頂の石祠

勝雲山が展望

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