岩舟山 - わたらせからの風 近隣の山々
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岩船山

岩舟周辺案内図

岩船山は、県道67号桐生岩舟線の佐野の市街地を過ぎ、岩舟町に入り、
北の方角に見える断崖絶壁のある山です。
ちなみに山は岩船、地名は岩舟です。ちょっと紛らわしい。
岩船山 標高172.2m(取材日:2017.11/21 火)。

県道から、北に入り、両毛線の踏み切りを越えたら、左折し、
岩舟駅の方向に向かってゆくと、
岩舟石の資料館(現在閉館しているようです)が右手に見えてきます。

その道を右に曲がった山道の途中にあるポケットパーク駐車場から出発です。
駐車場は、その手前の右側にもあります。

岩船山高勝寺の参道の前に案内板が立っています。
今回のコースでは、帰途、ここを通ることになります。
         >>PDFファイルの地図を見る。



岩船山全景

県道67号線から、北に入ったあたりから、
岩船山の全景がよく見えます。
岩船山の手前を両毛線が走っています。長閑な風景です。

映画やテレビドラマのロケで使われる
砕石場跡(クリフステージ)は、この山の西側にあります


岩船山
岩船石の資料館

岩舟石の資料館館

JR両毛線の線路と平行に走る道路の
右手の角にある岩舟石の資料館が

ポケットパーク駐車場への入口の目印です。
見えたら、その手前の曲がり角を右折します。
以前は、資料館は開いており、見学できたのですが、
どうも閉まってしまったらしい。

道は狭く上りますが、数十mで駐車場です。

ポケットパークの手前の右側にも駐車場があります。

駐車場(ポケットパーク)

駐車場にクルマを停めて、スタートしましょう。
ここには、数台しか停められませんが、
手前の右側に広い駐車場もあります。

ポケットパーク駐車場
坂道

道を上る

林道のような道を上ってゆきます。
この雰囲気は、もう深山のようですが、
5分も歩けば、広場にでます。

断崖のある広場

真正面に断崖絶壁が見える広場です。
ここまでクルマで来ることもできます。

断崖のある広場

断崖

あずまや

石段

石段

広場の奥にあるあずまやの裏手に高勝寺への石段はあります。
ちょうど参道の途中ですが、
石段は、下からは600段強あるそうです。




しかし、ここで紹介しているコースでは、
その石段の途中から、上ることになります。


開山の石仏

石段途中の右手に
高勝寺の開山の縁起が記された案内板と石仏があります。
傍の案内板に縁起が記されています。

鳥取の大山の修行僧 弘誓坊明願が生きた地蔵を拝みたいと、
この地を訪れます。
ここの草庵に住む伊賀坊が生身の地蔵であることを知ります。
そして、弘誓坊明願が開山し、生身地蔵との結縁の地である・・・

開山の石仏

 

さらに石段

石段

さらに石段は続きます。
彼岸の季節には石段の両脇には、たくさんの彼岸花が咲きます。

展望台

石段を上りきると、南の展望が開けた展望台です。






トイレ、ベンチがあります。









岩舟の街並み、西に足利の大小山も見えます。

展望台

トイレ

展望

聖徳太子石碑

高勝寺境内へ

広場から、高勝寺の境内が始まります。
左手に”聖徳太子”と記された石碑がありますが、なぜ?
さらに左手の木立の高台に三重塔があります。
こちらは帰路に寄ってみます。

西院河原堂

左に山門があるのですが、
右の石畳の参道の先の高台にある西院の河原堂へ寄ってみます。
西院の河原堂は賽の河原です。
地蔵和讃”一重積んでは父を呼び、二重積んでは母恋し”
というあれです。


参道には、水子地蔵、風車が並びます。
参道には、水子地蔵、風車が並びます。物寂しい風景です。。








木立の中に西院河原堂はあります。

西院への参道

水子地蔵

西院河原堂

山門 山門

西院河原堂の反対側の山門があります。
なかなか立派で、左右に阿吽の仁王像が構えています。
傍に寺の由緒が記された案内板があります。

高勝寺は、天台宗の寺であり、
775年に弘誓坊明願により開山。
日本三地蔵の第一霊場、と記されています。
岩肌に覆われた山に霊魂が集まり、死ぬことで、
霊はその山に昇るといわれます。
死者の集まる所、霊魂の集まる所・・・

本堂

山門をくぐり、さらに石段を上れば、眼の前が本堂です。

 

さらに石段

本堂

鐘楼

鐘楼

右手に鐘楼があります。
三重塔を初めとし、なかなか立派な建造物です。

血の池

なぜ「血の池」と呼ばれるのでしょうか?






「血の池」の右には、卒塔婆の群れ(?)
これだけ塔婆が立てかけられている風景は、
壮観というよりも不気味。

血の池

塔婆

孫太郎尊

孫太郎尊

石段を上ると、孫太郎尊のお堂があります。

松田孫太郎康郷(1540〜1609)が上杉謙信が北条方を攻めたとき、奮戦の末、上杉方を撃退しました。
この時の様子を上杉謙信が「岩舟山に赤鬼の住むと沙汰しけるは、一定彼がことなるべし。」と感嘆したとことで有名になりました。その孫太郎を祀っているのでしょう。

展望台への道

孫太郎尊の左手から、
展望台への石段があります。

展望台への石段

孫太郎尊

大小山

展望台

石段の先には、
フェンスに囲われた広場となっている展望台があります。
北隅にあるお堂が孫太郎の本堂です。




東の唐沢山、足利の大小山が見えます。

フェンスの先を見下ろせば、断崖絶壁!

三重塔

山道を下って、三重塔にでます。
寛延4年(1751)の建立で、
栃木県の有形文化財に指定されています。バランス良い塔です。


この山が「関東の高野山」とも呼ばれるのが、よくわかります。
といっても、管理人は高野山に行ったことはないのですが・・・

そういえば、足利の「行道山」もそう呼ばれています。

下りの道

三重塔

石段の上り口

600段強の石段の登り口まで下り、
さらに舗装路を下ります。

参道石段の上り口
参道入口

参道

舗装路を下り、広い道へでたところが参道の入り口です。
岩船山の石柱が立っています。
ここから左(東)へ歩き、
スタートしてきた石の資料館へ戻ります。
団子を売る店もあり、かつては賑わっていたことが窺えます。

岩舟駅

途中、右手の家並みの奥に岩舟駅があります。
参道から、ここまで5分。

岩舟駅
岩舟駅ホーム

岩舟駅ホーム

両毛線の線路が見えてきたら、石の資料館は眼の前です。
振り返れば、岩舟駅のホームを見ることができます。
秋に訪れたときは、コスモスが咲いていて、
長閑な雰囲気が好ましい印象でした。

そのような理由で、この駅も映画のロケに使われています。
さあ、何の映画でしょうか?
解答は、サイトの「わたらせメディア紀行 近隣」で岩舟でロケを行った映画を紹介していますので、ご覧ください。

石の資料館の角から、坂道を上れば、
スタートのポケットパーク駐車場です。
全コース1時間くらいの所要時間です。

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