閑馬を歩く - わたらせからの風 近隣の山々
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閑馬を歩く 地図

マップ 閑馬 佐野市の旧田沼町は、北へ連なる山間に、古えの風情を残しています。

今年の冬のロングウォークでは、飛駒を歩きましたが、
今回おまけで、新合交差点から右折して、
閑馬へ足を伸ばしました。

2014年2月は、2週続けての週末の大雪となり、
その1週間後の晴れた週末に歩きました。まだそこかしこに残雪があり、風の強い真冬のような日でした。
距離 2.6km、所要時間 1時間(取材日:2014. 2/21 金)

自宅の足利から、まだ道脇に雪の残る須花峠を越え、
今回のゴールとなる閑馬の示現神社を目指します。
示現神社に自転車をデポし、
スタート地点の新合交差点までクルマで戻り、
近くの無人の精米所の駐車場にクルマを置かせていただきました。
  飛駒を歩く1 田沼町総合運動場〜須花坂 飛駒を歩く2須花坂〜根古屋森林公園 閑馬を歩く 梅園を歩く


新合交差点

新合交差点の閑馬へ右折する道の右脇に
八幡神社の石柱が立っています。

そして、新合診療所を左に見て通りすぎて、閑馬へ向かいます。

閑馬への道

閑馬庚申山

農集電話開通記念碑

閑馬庚申山への入口

小さな石祠

閑馬庚申山

左前方に山が見えてきます。閑馬庚申山です。






道路脇に、農集電話開通記念碑が立っています。
農集電話とは、集団農村自動電話の略で、
ひとつの農林漁業地域で160名以上のまとまった希望者がいた場合に、 地域に自動交換機を設置し、そこから各家々へ電話をひくというサービス。





その先の民家の裏手から、閑馬庚申山へは向かいます。
登山口の石柱が見えます。








さらに進み、以前閑馬庚申山へ登る際、
クルマを置いたNTT交換施設のそばの土盛の上に
石祠があります。

道標

閑馬庚申山を過ぎ、
左が山間に向かう台地のような場所に道標が立っています。「← 山形経田沼至、 → 鶴(?)坂経下彦馬飛駒至」
と記されていますが、どうも90度ずれているようです。
従って、閑馬庚申山の北側の谷が鶴坂で、
峠越えで下彦馬、遠原に抜けるようです。
確かに山道があります。今後の宿題ができました。

道標

寺山墓地入口

百庚申

庚申塔

寺山墓地入口にまとまった石塔群があり、百庚申でした。

閑馬小学校

新合交差点から、15分。
閑馬小学校まで来ました。
小学校は、左手の坂を上った高台にあります。




閑馬小学校の校舎は、風情のあるロッジ風です。

閑馬小学校の入口

ロッジ風の建物の閑馬小学校

出雲神社への道

八幡神社の石鳥居

まだ雪の残る道

出雲神社

出雲神社

交差点まで戻り、入口に立つ出雲神社の大きな案内板。
右を指しています。小学校の反対側の道を進みます。

左の黒塀に沿って、雪の残る道を進みます。



橋を渡ると、おっと八幡神社の石鳥居と石灯篭。
しかし、本殿はなし。








その横のさらに雪の残る道を進むと、
右に朱色の鳥居、白い社殿の出雲神社が見えてきます。
まだ建てられて新しいようです。

八幡神社

出雲神社の脇の道をさらに進み、
山の杉木立の中へ上ってゆくと、八幡神社です。
そんな山道の先に神社があるようには見えないので、
初めて訪れるとわからないでしょうね。

筆者は、このそばの会社のサイトを制作したことがあり、
その蕎麦の名前の由来となった神社ですので、
過去に訪れたことがあります。
「八幡そば」のサイトは、こちらです。

八幡神社は、林間の木陰にあるために境内一面に雪が残っています。20cmくらいはあるでしょうか。
朱色の社殿がひっそりと佇んでいます。
地元の人が元禄14年に山城石清水八幡宮を崇敬し、
建てたものです。












極彩色の彫刻が奇麗です。









水屋の龍の口が見事です。


この神社のすぐ下に住む方が境内の杉枝の掃除しており、少々話しました。家族は横浜に住み、一人で10年来ここに住んでいるとのこと。
境内のそばに山に続く道があり、聞くと、昔は梅園からの閑馬小学校への通学路だったとのこと。山越えで児童が毎日歩いていたわけですね。感慨無量です。今度辿ってみましょう。宿題のふたつめができてしまいました。

杉木立の中の八幡神社

残雪の中の八幡神社

八幡神社社殿

社殿の彫刻

水屋の龍口

閑馬小学校の古い門柱

百庚申

庚申塔・地蔵

閑馬小学校を過ぎる北側の入口に、
小学校の古い門柱が残っています。「学」の字が旧字体。





その先の消火栓の隣に、自然石の庚申塔、地蔵が立っています。

八坂神社

歩いて数分、右の民家の前に、小さな祠があります。
八坂神社です。






その隣に1mくらいあるでしょうか、青面金剛像。

八坂神社

青面金剛像

朱色の橋と鎮守の森

道祖神

示現神社の瓦葺きの笠木の鳥居

示現神社社殿

社殿の彫刻

絵馬

絵馬

水屋の龍口

猿田彦大神の石碑

示現神社

道路の先に朱色の橋が見えてきました。
その後ろの木立、示現神社の鎮守の森です。
歩きだしてから、ほぼ1時間。今回のゴールです。




橋を渡ると、石鳥居があり、その右に道祖神。
"道"の字が判りませんが。








石段の先に瓦葺きの笠木の朱鳥居、その先に朱の社殿があります。瓦葺きの笠木は、「飛駒を歩く2」の宇都宮神社と同じ形態です。

















社殿の彫刻は、こちらも極彩色。









珍しいことに、絵馬がかかっています。
社殿の前で凧をかかげた童(?)、弓をもつ武者。

















社殿前の水屋は八幡神社同様、龍の水口。









境内には、猿田彦大神の大きな石碑。

ここから、スタート地点の新合交差点まで戻ります。
今回は、1時間のウォークでしたので、ラクに戻れそうです。

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