みかも山 - わたらせからの風 近隣の山々
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みかも山
北東から見たみかも山
佐野のみかも山は、万葉集にも登場する古くからある山です。東北自動車道の佐野インターチェンジのすぐそばですので、高速道からも見えます。

      
下毛野 (下野の)
      
みかもの山の (みかも山に生えている)
      
小楢のす (小楢の木のように)
      
まぐはし児ろは (かわいい娘は)
      
誰が筍か持たむ (いったい誰の妻になるのだろう)
                         万葉集東歌

主な山は、中岳と青竜ヶ岳。標高210m、229m。

今回は、東口から登り、中岳から青竜ヶ岳へと縦走(?)します。
といっても2時間程度で歩けてしまいますが・・・。
登り始めが舗装路の遊歩道なのが残念。

北コース追加(2015.7/13) New


 東コース(とちぎ花センター〜青竜ヶ岳)

東口駐車場

国道50号の東北自動車道のインターの東に南口があります。

その少し東寄りに北に向かう広域農道があり、
そこを北上すると東口の駐車場があります。

東口には、管理棟や岩舟町の物産店があります。
ちなみに南口は藤岡町の、西口は佐野市の物産店です。

みかも山東口駐車場
遊歩道

あずまやと遊歩道

つつじ

遊歩道

フラワートレインの運行する舗装路を終点のわんぱく広場まで、歩いて登ってゆきます。舗装路は、ちょっと味気ないのですが、縦走するには、登りか下りが舗装路になってしまうので、やむなしです。











時期がよければ、桜やつつじ、いろいろな花がありますので、それらを見ながら、のんびり歩きましょう。

わんぱく広場

フラワートレインの終点である、わんぱく広場へ到着です。

昔、筆者の娘たちが小さかったころ、訪れた記憶があります。
そういえば、この遊歩道も歩いたのでした。

さあ、ここからは山道、と思いつつ、遊歩道をなんとなく歩いていたら、中岳の北側の山頂広場に着いてしまいました。

しかたなく、ここから中岳へ登って戻ります。
遊歩道の途中にある鉄製の階段を上って行きます。

わんぱく広場

鉄製の階段
犬石

犬石

途中、名前のついた石があります。
犬石は、役人が見張りをしていた石です。

みかも山には、いろいろと名前のついた石があります。
これらを辿るのも一興でしょうか。

中岳山頂

山頂直下の長い階段を上れば、山頂です。
狭い山頂ですが、ベンチがふたつあります。
展望は、木立の隙間から。

ということで、登ってきた道を戻ることになってしまいました。

中岳山頂

山頂のベンチ
道祖神

みかもの関所跡

山頂広場

舗装路を横切るとあずまやがあります。
そのそばに道祖神とみかもの関所跡(といっても案内板のみ)があります。

花篭岩

さらに山道を歩いてゆきますが、
少し登るとしばらくは平坦な道です。

途中、花篭岩があります。
修行僧が五穀豊穣、村内安全を念じていると、
村人がここに花篭を捧げたという云い伝えがあります。

花篭岩
登山道

青竜ヶ岳山頂

青竜ヶ岳山頂

山頂直下の急坂を登れば、山頂です。

天気がよく、霞んでなければ、北、西の方面の山々が望めます。
残念ながら、管理人が登るときは、いつも霞んでいたという記憶しかありません。

遊歩道

青竜ヶ岳へ登る途中の階段の遊歩道を東に下り、
東口の駐車場を目指します。

下山口
中岳

青竜ヶ岳

中岳、青竜ヶ岳展望

下る途中で中岳、青竜ヶ岳が望めます。
結構登ったのだなあ、と感嘆しきり。

東口へ

舗装路の遊歩道へ出たら、もう少しでゴールです。

湿地の公園があったりしますので、ぶらぶら散策しながら、戻ってもよいでしょう。

また、近くに「とちぎ花センター」があり、花木がお好きな方は、寄ってみると楽しいでしょう。

ちなみに、ここの温室は、テレビドラマ「眠れる森」(1998年。出演 中山美穂、木村拓哉)のロケで使われました。

  >>
「わたらせメディア紀行 近隣」を見る。

舗装路へ

湿地公園
   

 北コース(円仁生誕地〜カタクリの里〜青竜ヶ岳) 地図へ New
佐野のみかも山は、全山公園化しています。しかし、道の駅のある東、南、西からはよく歩かれているようですが、北は、広い駐車場もないことから、あまり歩かれていません。
今回は、みかも山北東の慈覚大師 円仁の生誕地と伝わる場所から、カタクリの里、青竜ヶ岳へ登ってみます。
ちなみに、慈覚大師 円仁が修行をした寺が、同じ岩舟町の大慈寺です。

県道67号桐生岩船線を佐野市街から東に向かい、町谷町を過ぎたところの道路右手に「慈覚大師 誕生の郷」の案内が立っています。
クルマ一台通るのがやっとというほどの狭い道です。
そこを右折すると、眼の前に大きな青い「円仁生誕地いわふね」の看板がある駐車場が見えてきます。
50台くらい置けそうな駐車場にクルマは一台もありません。今回は、ここからスタートです。

    円仁誕生の郷 入口    円仁生誕地 駐車場
          県道入口の道標                円仁生誕地駐車場

慈覚大師円仁生誕地

駐車場前の山際にトイレがあり、
その右手に池、さらにその右の木立の中にお堂が建ちます。















入口には、「慈覚大師 誕生の地」、「高平寺別院 誕生寺」の
看板、石碑が並んで立っています。








木立の中に足を踏み入れると、
池の隣に円仁が産湯をつかったという「産湯の井」。
網で囲われています。







右に五輪塔、その背後に円仁の像が立っています。
そういえば、先日、長野の善光寺の御開帳へ行ってきたのですが、その宝物殿にも円仁の座像がありました。







その左手に、朱も鮮やかな本堂があります。
高平寺別院 誕生寺の扁額がかかっています。

あずまやもあり、テーブル、ベンチもあるので一服してから、
スタートです。

円仁生誕地駐車場

駐車場前のトイレ

円仁生誕地案内板

円仁 産湯の井

五輪塔と円仁像

誕生寺

   

県道を西へ

県道

先ほど右折した県道まで歩いて戻ります。

県道にでたら、西の佐野市街方向に進みます。
歩道もなく、クルマの往来も多いので、気をつけて。

5分ほど歩くと、「カタクリの里」の案内がでています。
さらにその先に、駐車場の案内もありますが、時期外れの今(夏)は、車止めがあり、そちらからは入れません。
   
カタクリの里

左折し、住宅街の中を進むと、
駐車場、公園管理センターがあります。
この駐車場にクルマを停めて、
ここをスタート地点とするほうが、良いかもしれません。
カタクリの開花時期以外は、人もあまり訪れないのでしょうね。


センターの施設の前に、
冒頭で紹介した万葉集の歌碑が立っています。

カタクリの里管理センターと駐車場

万葉集歌碑

   

林の中へ

カタクリ群生地分岐

カタクリ群生地

カタクリ

アズマイチゲ

林の中へ

山際、林の中へ歩いてゆきます。







すぐに道は、二手に分かれます。
左がカタクリ群生地、右がハイキング道。
春には、左に歩いていますが、今回は、右へ。






こちらは、春歩いたときのカタクリ群生地のようす。



















アズマイチゲも咲いていました(2015.3/26)。
   
分岐、そして長い登り

またまたカタクリ群生地への分岐。






そして擬木の階段が真っすぐ続きます。

分岐

擬木の階段

   

展望台

ヤマユリ

オオギボウシ

展望台

展望台のあるところまで登ると、道は右に折れ曲がります。







この季節、大輪のヤマユリ、淡い紫のオオギボウシが
咲いていました。
   
尾根道へ

道標の立つ尾根道へ到達しました。
カタクリの里から、25分くらい。

道標は、みかも神社を示しています。
春に訪れたときには、カタクリ群生地から、
ここまで登っています。
尾根道へ
   

山頂へ

青竜ヶ岳山頂

青竜ヶ岳山頂

岩のある尾根道を辿り、15分で青竜ヶ岳山頂です。
しかし、梅雨の晴れ間の今日は、日差しも強く暑い。
汗だくです。
   
カタクリ群生地への分岐

帰路は、カタクリ群生地の分岐まで戻り、
カタクリ群生地方向に進みます。

帰路の分岐

カタクリ群生地へ

   

ヤマツツジの道へ向かい直進

東の展望

園地

四等三角点

とちぎ花センター方向へ下る

竹林が現れる

下山口

田の中を円仁生誕地へ

田んぼの彼方に岩舟山

ヤマツツジの道へ

数分東に向かって歩くと、
直進がヤマツツジのみちへの分岐となります。
こちらも歩く人は少ないようです。
しかし、この道、山道らしい感じが好ましい。



しばらくすると、東側が開けた展望地に到着。









さらに進むと、芝の園地に到着です。









ここには、四等三角点があります。
ここには、「とちぎ花センター1.7km、カタクリの里 0.3km」の道標があります。ということで、とちぎ花センター方向に下ってゆきます。






ホント人が歩いていないようで、草も生い茂っています。









竹林が現れると、もう下山口。芝の園地から、15分くらい。



















ここから、田んぼ道を北に向かい、円仁 生誕地へ戻ります。
10分くらいで戻れます。








途中、東に岩船山

駐車場に戻っても、人気はなし。

日陰のあずまやで一休みして、帰路につきました。
カタクリの時期でなければ、静かな山歩きが楽しめます。
他のコースより、山歩きらしいコースです。
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