日光例幣使街道 天明〜栃木 - わたらせからの風 近隣の山々
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日光例幣使街道 その4 天明〜栃木 地図へ

日光例幣使街道を歩く!シリーズ第4回は、佐野の天明宿から栃木宿までをご紹介します。(取材日:2009.2/22 日)
歩行距離 18.5km。歩行時間 4時間30分(休憩含む)。

足利の自宅から、JR両毛線で佐野駅まで行き、佐野から歩き始め、帰りはJR両毛線の栃木から戻るコースです。
しばらく時間をあけてしまったので、少し距離は少なめでした。

米山薬師 更新、堂内追加(2015.5/5,2016.8/9)。New
>> 図をクリックすると拡大表示します。

日光例幣使街道マップ 天明〜栃木


県道桐生岩船線

佐野駅から県道まで出ます、ほぼ8時30分スタートです。

今回まで、例幣使街道は、東に向って歩くので、朝の光がいつも眩しい。

県道桐生岩船線
鶴里ラーメン

手打ちラーメン とかの

佐野ラーメン

佐野といえば、青竹手打ちラーメンです。
あちらこちらにラーメン店があります。
お土産用のラーメンを販売している鶴里ラーメン、そして、いつも行列の手打ラーメン とかの等々。

JR両毛線

東相生町の交差点で右折し、県道を離れ、北へ向います。

JR両毛線の踏切を渡ります。

JR両毛線踏切
東武線の高架

堀米交差点を右折

東武線の高架

続いて、東武線の高架の下をくぐってゆきます。






堀米交差点で、右折し、東に向かいます。

県道16号

県道16号の広い道路に出ます。
その手前左手に、これも佐野で有名なのですが、人形店があります。
峰雲堂です。筆者の娘たちの雛飾りは、ここで購入しました。
当時は、緋毛氈の段飾りが主流でしたが、いまはコンパクトな飾りが主流のようです。
・・・そういえば、最近飾っていませんね。

県道16号へ

米山薬師堂

米山薬師堂

薬師堂堂内

真田親子の説明

登山口

頂の石碑

頂の石祠

米山古墳

佐野駅から、40分くらい歩いたでしょうか、
小高い山の麓に薬師堂があります。
山は、米山古墳で、北関東最大(前方部の幅120m、高さ14m、後円部の巾234.5m、高さ31.8m、東西の全長336.33m)の前方後円墳とのことです。



また、慶長5(1600)年、関ヶ原の合戦を目前に控えた7月21日、徳川家康について会津の上杉家討伐に向かった真田昌幸、信幸(信之)、信繁(幸村)父子は、下野国犬伏(現在の佐野市)に到着しました。そこで陣を張っていた父子のもとに石田三成から密書が届き、豊臣方に味方するよう書かれていました。この書状を受けて父子三人で話し合い、どちらが勝っても真田の家が残るよう、信之が徳川方、昌幸と信繁が豊臣方に別れて戦うことを決断したとされています。その話し合いの場が、この薬師堂だたといわれております。そこで「真田父子 犬伏の別れ」と称されています。

2016年のNHK大河ドラマは、真田幸村が主人公の「真田丸」。このエピソードも登場するでしょうね。(2015.5/5,8/9 追加)
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よく見ると、お堂の左手に登山道がついています。

登ってみます。ここからは、山の紹介です。
細い道ですが、笹が刈払われており、頂に向って延びています。






しかし、あっという間に山頂でした。3分程度の登山でした。

大慈寺への道

古墳をあとに関川、三杉川を渡り、
慈覚大師円仁ゆかりの大慈寺の案内が建てられた道を通り過ぎます。

大慈寺への道
東北自動車道。バックにみかも山

東北自動車道

米山古墳から20分ほど歩くと、
眼の前に東北自動車道の高架が現れ、道路の上にみかも山が頭を覗かせています。

唐沢山

高架を潜り抜けると、今度は左手には、唐沢山が見えます。

唐沢山
塀の庚申塔

庚申塔

民家の塀が一段へこんでいる場所には、庚申塔が建っていました。
わざわざ、塀をそのように造ったのですね。

みかも山

前方には、みかも山がはっきりと見えてきます。

みかも山
岩船山

岩船山

さらに、その左手には、荒々しい岩肌を見せる岩船山の姿も現れました。

JR両毛線踏切

JR両毛線を再び渡ります。
JR両毛線は、例幣使街道を縫うように通っているのです。

JR両毛線踏切
県道桐生岩船線

地蔵堂

県道桐生岩船線

ここで再び県道桐生岩船線に合流です。







旧道の合流地点に地蔵堂がありました。
中に赤い前掛けをしたお地蔵さまがおりました。

山裾の梅

歩く左手の山裾に梅の木が数本植えられており、
白い花をつけていました。

春は、もうすぐ!

山すその梅
岩船山

岩船山

岩船山も大きく見えてきました。

星宮神社

例幣使街道は、県道から着かず離れず通っています。

県道から反れた小高い石段の上に星宮神社があります。

星宮神社
左折

和泉

和泉の交差点の先で左折し、北へ進路を変えます。
このあたりから、北へ、日光へ、と方角が定まってきました。

和泉天満宮

住宅街の道を歩きます。
和泉天満宮では、ふたりの女の子がかくれんぼうをしており、
そのようすを見ながら、休憩です。






しばらくで交差点からの道路に合流。

和泉天満宮

合流
新しい道路?

太平の新しい道路

太平から栃木への道路は、新しく造られたようで、
手にしている地図と微妙に異なります。

延々と続く広い道は、ちょっとうんざり。

太平山の山並み
左から、岩船山馬不入山晃石山、太平山
太平山の山並み
旧道へ

広い道路もつまらなく、
途中で大平下駅のほうへ向って、右折してみます。
旧道へ
富田宿本陣跡 富田宿本陣跡

民家の玄関わきに本陣跡の石碑を見つけました。
その家の住人が建てたようです。
今回のコースで唯一の例幣使街道の史跡でしょうか。
敬意を表します。
八坂神社

宿の面影もあまりない道を歩いてゆきます。
八坂神社があります。かろうじて、神社やお寺は残っています。
八坂神社
永野川へ 永野川

またまた広い道路に戻り、
歩道もない場所を渡り、永野川に向かいました。
永野川

渡永野川の土手にでました。すこしほっとできる場所です。
春を感じるには、風がちょっと冷たかった。
ここで昼食としました。








足元には、犬のふぐりとタンポポ。
永野川の土手

犬のふぐり

タンポポ
川連天満宮

白梅、紅梅
川連天満宮

しばらくクルマの少ない道を歩き、
広い道路に出る地点に川連天満宮があります。
この地域の天満宮として有名なようです。





鳥居の左右に白梅、紅梅。見事に咲いています。
栃木駅へ

あとは、道なりに栃木駅を目指します。







栃木駅もきれいになりました。

今回のコースは、史跡もあまりなく、さびしいものでした。
とくに栃木県に入ってから、例幣使街道の案内板もなく、例幣使街道はどこへ行ってしまったのだろうか、という思いです。
同じ栃木県の日光を目指す街道ですので、県も整備してほしいものです。

 >> 日光例幣使街道 その5 栃木〜金崎へ続く。
栃木市へ

栃木駅
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