諏訪岳 - わたらせからの風 近隣の山々
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諏訪岳 地図へ

諏訪岳 佐野市の唐沢山からの連なりの北にあり、鋭角の整った山です。
その姿から、近隣からも目立ちます。
また登山道は、唐沢山から続く「関東ふれあいの道 松風のみち」に沿っています。
諏訪岳 標高324m(取材日:2015.6/29 月)

国道293号の田沼上町交差点を東に折れ、東武葛生線の踏切を越え、
栃本町の交差点を北上します。
秋山川を越えると、右手に田沼工業団地が見えてきます。
栃木日本板硝子のある交差点を東に、工業団地の中を山麓に向かって進むと、
団地の最奥部に京路戸公園があります。ここからスタートです。

東麓(大慈寺、村檜神社)コース】追加(2016.11/1) New
西尾根コース】追加(2016.10/1)


【直登コース】

京路戸公園の最奥部からの山道を辿ります。

京路戸公園

公園入口の右に駐車場、トイレがあります。
今回は、ここにクルマを停めます。
夏の日差しの強い日は、奥まで進み、木立の下にも置けます。




駐車場の左に道が北側についており、木立が始まるところに、
「諏訪岳→」の赤文字の道標が立っています。
下山時に地元の方と話したところ、
諏訪岳山頂から北に続く道を進むと、
ここに下山するとのことです。
ということで宿題ができました。














今回は、基本コースから登りますので、真っすぐ。
歩く先には、テニスコート、その左側にも駐車場。

京路戸公園

駐車場前の道路

別の登山コース

公園のテニスコート

公園の最奥部

山道へ

分岐

登り始める

山道へ

公園が終わり、道は林の中へと導かれてゆきます。
















すぐ、道は二手に分かれます。
こちらも後で聞いたのですが、
左の道は、以前80歳で男体山に1,000回登頂したという
佐野市葛生のTさんが登るコースだそうです。
山頂直下が急坂とのこと。
こちらも宿題に。

ということで、基本コースは、右へ。

京路戸峠

歩きだして10分少々。
木立の中の京路戸峠に着きました。

右から来る道は、唐沢山からの「関東ふれあいの道」です。
左が同じく村檜神社へ続く道。諏訪岳はそちらへ向かいます。
道標とテーブル、ベンチがあります、テーブルの傍には、灰皿も。
道標には、
「多田駅 2.5km 村檜神社 1.4km」、「唐沢山神社 2.9km」
と記されています。

京路戸峠へ

京路戸峠のベンチ

村檜神社方向へ

南西の展望

オカトラノオ

ホタルブクロ

シロバナヘビイチゴの花

シロバナヘビイチゴの実

村檜神社方向へ

ここから、村檜神社方向へ向かい、
「関東ふれあいの道」を進みます。





10分ほど歩くと、南西方向の展望が開けます。
この日は曇っていたので、あまりよく見えませんでした。








足元には、白い花を咲かせた小ぶりなオカトラノオ、









紫の独特な花のホタルブクロ、









白い花弁に黄色い蕊の花で赤い実をつけたシロハナヘビイチゴ。

   
諏訪岳分岐

京路戸峠から10分、諏訪岳、村檜神社の分岐です。
ここで「関東ふれあいの道」に別れを告げ、
諏訪岳への登りとなります。



道は、尾根道。

諏訪岳分岐

尾根道に

   

展望ベンチ

南西の展望

展望地

分岐から6分。
山側に小さな木製のベンチが作られています。

ここが展望地。



南西方向が開けており、
下には京路戸公園、筆者のクルマも見えます。
その先の緑がこんもりしたところが愛宕山でしょうか。
その先は、三床山
諏訪岳山頂

展望ベンチから6分程度で諏訪岳山頂です。
ここにも木製のベンチがふたつ。まだ真新しい。

南西方向が開けています。
南側に三床山、その横に鳩の峰、その後ろに大岩山行道山でしょうか。

以前登ったときは、木立に囲まれて、殆ど展望は得られず、木の間越だったように記憶しています。

ここで、雑学。六歌仙として有名な小野小町が、
その晩年にこの山から薬師如来の浄瑠璃世界を見て、
崖から飛び降りて亡くなった、という言い伝えが残ります。
実際に、小野小町の墓が、
東の村檜神社の隣の大慈寺近くにあります。
東側登山口にある大慈寺は、
栃木県最古の寺、慈覚大師 円仁ゆかりの寺です。
ぜひそちらまで足を伸ばしてみてください。

諏訪岳山頂直下

諏訪岳山頂

諏訪岳山頂からの展望
【西尾根コース】

京路戸公園駐車場のすぐ左の木立に登山口があり、西の支尾根から、諏訪岳へ登ります。(取材日:2016.4/20 木)

京路戸公園

公園の駐車場にクルマを停め、
今回は、その左の木立の入口にある「諏訪岳→」の
赤文字の道標に従って諏訪岳山頂を目指します。

西コース登山口

西コース道標

薄暗い木立の道

杉木立

薄暗い木立の中

薄暗い木立のヤブっぽい道が続きます。
うーん、早くもクモの巣もはっている!





しばらく歩くと下草のヤブも少なくなります。
支尾根

諏訪岳から、西に伸びる支尾根に向かって登ります。
ここにも小さな道標。





尾根なのですが、相変わらず木立の中。
このあたりは、急登です。

支尾根へ

小さな道標

尾根へ

ヤマツツジ

チゴユリ

ヤマツツジ

さらに尾根へ

ようやく咲き始めたヤマツツジもチラホラ。
















そして、白いチゴユリも見つけました。








岩場も現れ、さらにピークを目指します。
ヤマツツジの数も増え始めました。
諏訪岳山頂

ヤマツツジの咲く中を山頂へ向かって登ります。
登山口から、40分。

筆者のあとに基本ルートから、
80歳を超えているという男性も到着。
京路戸公園まで自転車にザックを積んでこられた夫婦は、未着。

下山は、直登ルートを使いました。

この西ルートは、諏訪岳に直登するのではなく、
西の支尾根からいくつかのピークを越えて到達します。
その分、距離と時間がかかります。
といって、その分楽しみがあるルートでもありません。
基本ルートのほうが良いでしょうね。

諏訪岳山頂

【東麓(大慈寺、村檜神社)コース】New

スタート地点が唐沢山の東麓の小野寺ですので、日光例幣使街道沿いに西へ佐野市街を横断します。
犬伏町の交差点を過ぎ、右に米山薬師、新町薬師堂が見えてきます。2016年は、NHK大河ドラマ「真田丸」が放映されていることもあり、薬師堂の周りには、赤い六文銭の幟が多数はためいています。
これについては、わたらせからの風 近隣「日光例幣刺街道 天明〜栃木」をご覧ください。

薬師堂を過ぎた先の交差点を左折し、県道75号線に沿って北上します。
しばらく走ると、大慈寺、村檜神社の案内が立っており、左の脇道にはいってゆきます。大慈寺、村檜神社は、指呼の距離です。
大慈寺には手前、参道の先の2か所、村檜神社は鳥居をくぐり、少々上って行った先の左手に駐車場があります。いずれに置いてもよいと思います。(取材日:2016.7/ 7 木)

大慈寺

大慈寺の南側に車を止め、山門から入ってゆきます。






道路の脇に道標がありました。
 「みぎ いづるみち ひだり とちぎみち」








境内を通り、登山口へ向かいます。








本堂の右隣の円仁堂の左に登山口があります。










登山口から登ってゆくと、相輪塔の立つ開山堂。
同寺は、行基の開山と伝わります。











その左隣に小さな朱の鳥居のある小野寺稲荷。
稲荷さまの左から、ヤブっぽいのですが、山道となります。

 

大慈寺

道標

大慈寺山門

円仁堂

開山堂

小野寺稲荷

山道へ 遊歩道

山道には、一応手すりもあり、遊歩道の趣きですが、
梅雨、夏の始めの時期は、鬱蒼とヤブが茂っています。
きっとクモの巣とかに手こずるんでしょうね。
木立の道

すぐ道も広い、ふつうの山道となり、周りは木立です。






あずまやもあり、それを通り過ぎると、朱の観音堂があります。
テーブル、ベンチもあります。

木立の道

観音堂

奥の院

奥の院分岐

奥の院

登り始めて、20分。
眼前に聳える大岩の頂きに五輪塔の立つ奥の院へ到着です。
大慈寺のページでは、ここまでを紹介しています。
以前この地を訪れたのも会社を退職した6月の暑い時期だったように記憶します。あれから、早や10年。早いものです。
しかし、きょうも暑い。

岩の下を回り込むと、
右側の岩の上に登る道と、左の山へ続く道に分かれます。
今回は、左に進みます。
杉木立の道

杉木立の中を歩く道となり、尾根に向かって登ってゆきます。
しかし、梅雨の晴れ間の山登りは、暑い。汗が噴き出ます。
杉木立の道

関東ふれあいの道へ合流

みかも山展望

諏訪岳直登口

唐沢山

関東ふれあいの道へ合流

山腹を横切るように続く関東ふれあいの道「松風のみち」へ合流。
左は京路戸峠、右は村檜神社。ここまで奥の院から10分。





京路戸峠寄りの道から、南に位置するみかも山が望めます。
きょうは、少々ガスっています。








京路戸峠方向へ7分ほど歩くと、
諏訪岳への直登の分岐が現れます。
しかし、結構急こう配であまりひとが歩いているようすは、ありません。






登る途中、南西の唐沢山の尾根が望めました。
ここからは、ひたすら滑りやすい道をまっすぐに登ってゆきます。
尾根道

10分ほどで尾根に出ます。





ほどなく石祠が・・・

尾根道へ

石祠

山頂へ

諏訪岳山頂

諏訪岳山頂

石祠から、10分ほど尾根を歩いて、諏訪岳山頂です。
山頂には、3方向からの道があり、登ってきたのは北側の道です。

山頂には、先客ひとり。
春にここを訪れた際にも出会ったひとです。しばらく山の話。
村檜神社へ

下山は、往路の大慈寺分岐まで戻り、村檜神社へ下ってみます。






幅広く緩やかに下る、なかなか歩きやすい道です。









分岐から、5分。ここにも石祠。









さらにテーブル、ベンチのある園地へ出ます。








ここから、道が四方八方に走っており、分かりにくいのですが、
どれを選んでも村檜神社境内に出るようです。



















筆者は、朱の鳥居の建つ西宮神社の横にでました。








その横に本殿があります。本殿は、室町時代に建てられた三間社春日造。なかなか渋く、良い社殿です。








石段を下れば、
舗装路に出て、クルマを置いた大慈寺の駐車場は、すぐです。

諏訪岳への4つの登山ルート、京路戸公園からの直登西尾根経由、大慈寺、村檜神社、と登ってみました。それぞれ違った趣きで良いのですが、山頂で出会った方が云っていたように諏訪岳は、登るより、下から見る円錐形が良い、という言葉があてはまる山です。

大慈寺分岐

村檜神社への道

石祠

園地へ

遊歩道を下る

村檜神社境内へ

西宮神社

村檜神社本殿

村檜神社山門

村檜神社鳥居

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