寺久保山 - わたらせからの風 近隣の山々
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寺久保山 地図へ

●寺久保〜寺久保山
かつて佐野で一番高い山は、寺久保山でした。標高357.2m。
しかし、田沼町と合併したことにより、その座は、熊鷹山(標高1169m)に奪われてしまいました。
今まで、2000年、2004年と2度ほど登ったことがあるのですが、どうもよくわからない山です。
何がというと、登山道、山頂、その景色が、そのつど変わってしまい、どんな山だったのか、わからなくなってしまっているのです。

今回も麓の雷電神社の駐車地にクルマを置いて、かつての記憶を頼りに上ります。(取材日:2009.5/15 金)


●大網林道〜寺久保山 New
以前登った佐野の寺久保山へ足利の大網林道から、寒い風の吹く冬日に歩きました。

越床峠から鳩の峰塩坂峠を経由し、大網林道へ出て、山王山までが足利の市民の方によりハイキングコースが整備されました。
塩坂峠から大網林道に出る手前に三差路があり、左(東)は寺久保山(不動山)を指しています。何度か歩いたことがあるのですが、ヤブに突入したりして、諦めていました。
今回冬枯れの時期を狙って歩いてみました。

寺久保山 標高 357.2m(取材日:2011.1/8 土)


●寺久保〜寺久保山コース

雷電神社駐車場

国道293号線の出流原交差点から、出流原弁天に向かい、
北上します。
人家の前に寺久保山ハイキングコースの案内板が建っています。

その右のクルマがやっと1台通れる細い道を入ってゆきます。



さらに、その先、ブロック塀のところを右折し、
またまた細い砂利道を上ると、
雷電神社の西にある駐車地に到着です。
数台置けるでしょうか。
きょうは5月も半ばを過ぎ、草がぼうぼうと生えています。

クルマは、舗装路を先に進み、
路肩に置くほうがよいかもしれません。



   
     
>> クリックすると拡大表示します。

寺久保山ハイキングコースの案内板

細い道を進み、右折

左の道の上が駐車地

雷電神社駐車地
北関東自動車道の高架が見えます

北関東自動車道の山側の工事現場

雷電神社

田んぼ道を行く

舗装路へ出て北へ進む

雷電神社

ここから、北関東自動車道の工事現場が望めます。
ここへ来る途中、その高架の下をくぐってきました。





さらに西の山側を工事しており、発破の音も響いてきます。








駐車地から、神社の境内に下り、田んぼ道を通り、
舗装路へ出て、般若川沿いに北へ向います。

医王禅寺

駐車地から10分ほど歩くと、道は舗装路から砂利道になります。
川を渡る橋があり、その眼の前に医王禅寺があります。





門前の佇まいも山里の寺といった趣です。無住の寺です。

橋の先に医王禅寺の石段

医王禅寺
登山道へ

登山口

寺久保山へは、寺の石段の前から、山へ続く道があります。

砂防提

5分ほど歩くと、般若川の砂防提が右に見えてきます。
以前は、周りに草も生えてなく、状態がよく見えたような記憶があります。

砂防提
植林の道

沢を詰めてゆく

藪を掻き分け・・・

登山道

植林の中を行き、沢を詰めてゆきます。







以前訪れたときは、重機がはいって工事中でした。
てっきり林道を造成中と思っていました。
当時は、倒木が多くはあったものの、その隙間を登ってゆけたので、歩きやすかったように思えます。





しかし、再度訪れた今日は、すっかり沢づたいの荒れた道に変わってしまっています。
たった5年ほどの月日で、自然は戻ってしまうのですね。
そして、トゲのある低木(名前がわかりません)が行く手をさえぎり、急登の難渋する道です。

尾根道

眼の前の杉木立の先に空が見えてきました。
尾根道まで、急勾配を這うように登ります。





ようやく、医王禅寺から、35分くらいで尾根道に出ます。
振り返ると、いま登ってきた沢筋の全体が望めます。
以前は、ここが工事中で、すっきりとした登山道でした。

尾根を左に向かいます。以前は、道標があったような・・・
途中、道が不明瞭となりますが、尾根を辿ってゆきます。


     尾根道

尾根道ももうすぐ

登ってきた沢
尾根からの展望

尾根道から、東南の展望。太平山唐沢山みかも山・・・
太平山の奥に筑波山も肉眼では、見えました。手前の街並みは、佐野市。
寺久保山山頂

山名板

山頂

踏み跡を探しながら、尾根伝いに5分ほどで山頂です。
ここも記憶と違う、北側が造成中で木立もなく、見渡せたと思います。

いまは、木立に囲まれ、変哲もない山頂です。三角点はあります。

尾根道

帰路は、登ってきた沢の右手にあった尾根を下ってゆきます。

途中、北側の展望が開けます。

尾根道から、北側の展望

北側の展望。 足尾、日光の山々。袈裟丸山、皇海山、男体山、女峰山・・・
展望台

登ってきた沢

展望台

山頂から、15分ほど下ると、南に開けた岩場の展望台に着きます。






さきほどと同じような南側の展望です。

登ってきた沢筋もよく見えます。

岩尾根

展望台直下の岩場を急降下で下ってゆきます。気をつけて!
途中、一部、トラロープが設置されてはいます。

下りの岩場
下りの尾根道。赤いテープを頼りに・・・

下り

尾根道は、ジグザクに道がつけられており、
赤いテープを目印に下ってゆきます。

以前来たときも、このコースを下ろうとしたのですが、工事中だったので、山道全体が見渡せるほど、開けており、途中から、登ってきた工事現場に合流してしまいました。
今回は、全く登りの沢筋も見えないほど木が生い茂っています。



道は、窪んだ沢道となり、それに従って里に下ります。

窪んだ沢
人家がもうすぐ

ここが下山口

振り返れば、寺久保山

下山口

展望台から、30分ほど、どんどん下ってゆくと、
往路の医王禅寺に向う途中、川の東の人家の裏に出ます。






いつものことですが、逆コースを辿り、登ろうとすると、
この入り口はわからないでしょうね。

道路を辿り、雷電神社に戻ります。




今回で3度目の寺久保山ですが、記憶にあった寺久保山とすっかり変わってしまっていました。
ちょっとつらい山でした。

  

●大網林道〜寺久保山コース 地図へ
足利市街から、国道293号を佐野方面に向かい、越床トンネルの手前、樺崎八幡宮に向かい、北上し、北関東道の下をくぐり、さらに上ってゆくと、林道らしい道なります。

峠に近づくと、左側に山王山の登山口があり、その先数十mの右側が登山口となります。

ここから、スタートです。

大網林道の登山口

登山口の手前にクルマを停めます。
ここは、駐車スペースは殆どないので、
路肩に駐車です。




林道の先に寺久保山が見えます。
大網林道の登山口

寺久保山
 
木立の道

三差路
塩坂峠からの三差路

木立の中の道を数分で、塩坂峠からの道、
寺久保山への道に分かれる三差路に到着します。






ここは、大木が横たわっていて休憩するのによいのですが、
いかんせん、まだ数分しか歩いていませんので、パス。
尾根道

三差路からは、明るい尾根道を行きます。
何か所か岩場をありますが、問題なし。





右下のすぐ近くに佐野GC、
山の連なりの先に鳩の峰が見えます。








また北に雪を冠った男体山、









その左に日光白根山、









さらに左の手前が山王山です。
明るい尾根道

佐野GCと鳩の峰

男体山

日光白根山

山王山
急坂を急降下 急坂

三差路から15分ほどで、急坂を下ってゆきます。
木立の中です。
ふたつめのピーク

坂を登りきると、
ふたつめのピークの明るい広場です。
ふたつめのピーク
小さな道標

遠い寺久保山
まだ遠い寺久保山

途中、小さな道標が何度か現れます。






しかし、まだ寺久保山は遠くに見えます。
笹ヤブ

このあたりから、笹ヤブのうるさい道になります。
以前は、このあたりで引き返したのでしょうか・・・





道も最後の登りになり、
右手に高く聳える杉に沿って、
青空に向かって登ってゆく感じです。

結構気持ちがよい。ただし、笹ヤブでなければ・・・
笹ヤブの道

青空に向かって
 




山頂近く

山頂近くの尾根にでると道標があります。
ここまで登山口から、30分。





西の山王山の隣りに真っ白な浅間山が見えました。
そして、南に富士山も・・・
 
寺久保山山頂

5分ほどで山頂です。
広場はありますが、残念ながら展望はありません。
ここまでになじみの山々を見られたので
良しとしましょう。



山名板と三等三角点があり、
道は、さらに寺久保の集落へ続きます。

帰路は、同じ道を戻ることになります。

いままで懸念の山となっていた寺久保山へ
足利側から歩きました。
将来、この山は忘れ去られてしまいそうです。
寺久保山頂

三等三角点
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