前仙人ヶ岳 - わたらせからの風 桐生近辺の山々
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前仙人ヶ岳 地図

仙人ヶ岳の南西に連なる前仙人ヶ岳。登る人は、そんなに多くはないようすです。
花粉もそろそろ少なくなってきた4月中旬に、桐生の菱から、登ってみました。
標高 647.7m(取材日:2013. 4/12 金)

桐生市街から梅田に北上し、桐生女子高の裏手の桐生川の東に塩ノ宮神社があります。近くにクルマを置いて、スタートです。


塩ノ宮神社

桐生から梅田への道路の東側にも
平行して北に向かう道路があります。

塩ノ宮神社は、その道路に境内を分断されたのでしょうか。参道、道路、石段というような、おかしな感じです。


神社は、道路から一段高い位置にあるので、
10段ほどの石段を上がり、
鳥居をくぐると、左右に狛犬、朱色のブリキ屋根の本殿です。
猿田彦命を祀っています。
安産の神だったため、地元の信仰を集めていたようです。

塩ノ宮神社参道

塩ノ宮神社

登山口

登山道

登山口

本殿の左の歴史を感じさせる石段があり、
小さな社が祀られています。
こちらは、天照大神が祀られています。

その脇が登山口です。
ここから、杉と笹の道を登ります。

石祠

窪地の山道を登って行くと、30分ほどで、杉に囲まれた広場に、
大きな立派な石祠が梅田側を向いて置かれています。
峯一山神です。
このあたりまでは、地元の方も登ってくるようです。

ここからは、木に印された赤いペンキを目安に辿ってゆきます。

登山道

石祠

狭い尾根道

鳴神の尾根

狭い尾根道

狭い尾根道を、
右手に鳴神山へ連なる山々を見ながら登ってゆきます。

四等三角点

登ることこと20分。
「たいせつにしましょう三角点」という白い標柱の下に
424.4mの四等三角点。

四等三角点

杉の植林地

梅田の里が

植林地から岩場へ

杉の植林の中を過ぎ、倒木のある岩場も現れます。





登りの途中の木に「共有林」と赤ペンキで書かれた場所があり、
その眼下に梅田の街並みも見えます。
このルート、常に、と云ってよいくらい、梅田の里が見えます。

この先も赤ペンキ、黄赤のテープを頼りに登ってゆきます。

基準点NO.201

三角点から35分。
明るい小さなピークには、
桐生市基準点NO.201と記された金属プレートが
埋め込まれています。


ここから右へ曲がるのですが、その眼前に大きな山容が見えます。前仙人ヶ岳と思いきや、前仙人ヶ岳は、その背後のため、見えません。

基準点

前仙人ヶ岳の前衛峰

笹原

アカヤシオ

赤城山

笹原

登山道は、つかの間の笹原の好ましい道。

その先、尾根を外さないように登ってゆきます。




4月上旬、そろそろ時期的に終わりですが、
アカヤシオもチラホラ。







西には、袈裟丸山も遠望できます。

狭い岩尾根

このあたりから、岩場の小さなピークをいくつか越えます。
結構時間がかかりました。

岩場
つなぎ石

つなぎ石

基準点から30分。
いまにも倒れそうなつなぎ石が前を塞ぎます。

倒木と岩

倒木が岩に重なっている尾根を越え、
明るい尾根道になると、西に赤城山が見えます。
もう雪はないようです。

前仙人ヶ岳山頂も間近。

倒木の岩場

赤城山

前仙人ヶ岳山頂

四等三角点

仙人ヶ岳

前仙人ヶ岳山頂

四等三角点のある木立に囲まれた山頂ですが、
木々の芽吹き始めの時期なので、木立越しに展望もありました。













南東方向に仙人ヶ岳が見えます。まだまだ距離があるようです。

山頂は、どうということもない山頂です。
しかし、山頂までの登山道が杉林、笹原、岩尾根と
バラエティに富んでおり、なかなか楽しめます。

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