渡良瀬川 大間々〜足利 - わたらせからの風 桐生近辺の山々
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渡良瀬川踏破3 大間々〜足利 地図
渡良瀬川踏破シリーズ第3弾 大間々から足利までを紹介します。

今回は、管理人の自宅のある足利から大間々駅までは電車で行き、大間々から、自宅のある足利まで歩くことにしました。ということでゴールは、やはり「渡良瀬橋」です。距離21km、標高差250m。歩行時間は、休憩を含めて、8:00〜14:10の6時間10分でした。(取材日:2007.12/20 日)

7:7JR足利駅から、両毛線で桐生へ向かいます。
休日でしたので、乗客は多くありません。桐生駅でわたらせ渓谷鉄道の大間々行きに乗り換えです。20分弱の待ち時間で筆者を含めた乗客ふたりを乗せ、出発しました。
中年の婦人が隣りの駅で降りたあとは、管理人ひとり。
大間々駅は、ウォーキングの装いの人がたくさんいました。
管理人も駅前のコンビニで食料を手配し、スタートです。
          >> 今回歩いた渡良瀬川の地図は、こちら。

2008. 3/22追加
メルマガ「わたらせからの風」では、メルマガのみの連載「かぜの独り言」を掲載しています。今回の渡良瀬川踏破シリーズ全5回の掲載内容を各々のページに採録しましたので、もう一度、各ページの「渡良瀬川」をご覧ください。
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      【渡良瀬に生きる人々のスケッチ#3】
(08.2/27発行のメルマガ掲載の「かぜの独り言」から、採録。)

スタートの大間々駅までの交通手段として、JR両毛線、わたらせ渓谷鉄道を乗り継いでゆきます。

相老駅で停車し、
運転手さんが管理人に、「3分停車します」、と云って、後ろの乗車口からホームに降りてゆきました。
そこはホームの喫煙場所になっており、管理人も降り、運転手さんと一緒に一服。
渡良瀬川に沿って歩いていること等を、しばし話し、また車中の人となり、大間々駅到着です。

大間々駅は、ウォーキングの装いの人で賑わっていました。渓谷美も含め、趣のある駅がたくさんある、わたらせ渓谷鉄道ですので、みなさん頑張ってください、と心の中で語りました。

今回のゴールとなる足利の渡良瀬橋手前の浅間山(せんげんやま)の近くで、土手に座って日向ぼこをしている老婦人から、声をかけられました。

 「どこまで行くの?」、といわれても、もうゴールの渡良瀬橋。
 「足利の家に帰るところ」、しかたなく、そんな返事。
 「大間々から歩いてきたんです」
 そんな話をして、最後に「ゆっくり休み休みいきな」
 そうですよね。慌てず焦らずゆくことも大切ですよね。自戒。

これから、渡良瀬川は、北関東を横切り、渡良瀬遊水地へと向かいます。


大間々駅

駅の東に高津戸峡にかかる「高津戸橋」(たかつどばし)があり、
そこから歩き始めたいと思い、行ってみましたが、道がありません。

また、岩宿で紹介した「岡登用水」(おかのぼり)の取水口も当初はこのあたりに作られたはずですが、見つけられませんでした。
河岸の岸壁をくりぬいたとのことですが・・・

しかたなく、川からちょっと離れた道路を歩き始めます。
振り返ると、要害山と「はねたき橋」の三角形の頂点が見えます。
そして川沿いを走るわたらせ渓谷鉄道のレールも・・・

「岡登用水」については、
大間々「岩宿遺跡近辺の山々」を参考に。

大間々駅

要害山

渡良瀬川
相川橋

遊歩道

相川橋

道路沿いに「相川橋」まで歩いてきて、
橋の手前から、遊歩道がありました。
しばらく快適な歩行ができます。




しかし、途中で途切れてしまい、困っていると、後ろから中年のオバサンふたりが歩いてきます。
土手沿いに歩きたいことを話すが、先は歩けないという。
しかたなく、川から離れ、道路を歩くことにします。
県道桐生大間々線です。

赤岩橋

ここは、群馬の山歩きへ向かう途中よく通る橋です。
橋の手前の左側に小さな公園があり、ベンチがあります。
ベンチには、将棋と碁のマス目が刻まれていました。
しかし、クルマの非常に多い、この場所で将棋に興じている人を見たことはありません。


橋の由来の案内板もあります。
それによると、江戸時代から明治時代まで、秋冬は渡し、春夏は仮橋がかかっており、川に赤い岩があったので、「赤岩の渡し」、そして「赤岩橋」と名前がつけられたとのこと。
橋から、川を見下ろすと、確かに大きな赤い岩がありました。




またここから、赤城山
たいへん大きく見えました。

赤岩橋

赤岩

赤城山

赤岩橋の公園
上毛電鉄 富士山下駅

JR両毛線鉄橋

富士山下〜両毛線鉄橋

川沿いには、東に聳える山があり、南側の道路で迂回です。
上毛電鉄の富士山下(ふじやました)という駅があります。
とすると、この赤岩橋のところの山は富士山というのでしょうか。




ここから、川沿いに行けるか、河原へ降りてみますが、通行禁止の立て札。
眼の前には、両毛線の鉄橋。

しかたなく不案内な町中を歩いてゆきます。

桐生大橋

ようやく、土手を歩くことができるようになり、「桐生大橋」も見えてきました。





北に桐生の山々と西に両毛線の鉄橋が見えます。
ここから、「錦桜橋」まで土手下の歩道を歩きます。

桐生大橋

桐生の山々
錦桜橋

桐生の町並み

河原と足利の山

錦桜橋

「錦桜橋」の河原には、
グランドがあり、そこで小休止です。

そこから、桐生の山々、足利の山々が重畳して見えます。
そして、下流に橋桁が新しく造られていました。
何の橋でしょうか。











このあたりの河原は、グランドやゲートボール場が作られており、市民もたくさんおりました。

道は、しだいにこころ細い(手入れされていない)道となってゆきます。

昭和橋

河原には、めずらしいフリスビーの競技場がありました。
でも、最近はあまり遊ぶ人はいないのでは・・・

そして、ついに行き止まりです。

用水の河口となっており、前へ進むことができません。
しかたなく、用水沿いに戻ってゆきます。


もっとも近い橋を渡り、土手に出ようとしますが、道がよくわからず、土手を探します。






しかし、思いがけず道祖神を見たり、広沢の街中の趣のよい公園で休んだり、ちょっと楽しめました。

土手へは、クルマ屋さんの敷地の中を通り抜け、這い上がりました。

上流を見ると、こちら側も土手が切れています。
土手からは、次の目的地の「松原橋」が見えました。

行き止まりの土手

迂回した用水路

道祖神

広沢の小さな公園

這い上がった土手
松原橋

サイクリングロード標識

普通の道路へ

これがサイクリングロード?

サイクリングロード

桐生川の土手

松原橋〜境橋(桐生川)

「松原橋」で、これから先、また用水の河口で周り道をさせられるのならば、勝手知ったる北側の足利を歩くほうが土地勘があると思い、橋を渡り、左岸(北)を歩くことにしました。





こちらの土手には、桐生足利藤岡サイクリングロードが作られています。
最初から、こちらを選択しなかったことに後悔。

しかし、気持ちよく歩けたのもつかの間、自転車道が土手から離れます。
桐生川の河口が近くなり、さらにゴルフ場があり、大きく迂回することになってしまいました。
自転車ならいざ知らず、歩きではつらい。









サイクリングロードとは、名ばかりの路地を歩くこと15分。
桐生川にかかる「境橋」に到着です。
ここは、県道桐生岩船線。
筆者もよく通る道です。
土手はなく、いったん街中にはいり、土手を探します。
















桐生川ののどかな土手を歩き続けます。
河口近くは、何やら工事中でした。

友愛橋(小俣川)

左岸(北)を選んだことで、次から次へと支流の川が渡良瀬川に流れ込みます。

ということで支流の各川の橋を渡ることになってしまいました。



次が小俣川にかかる「友愛橋」です。
小俣川は、細い流れでした。

小俣川の土手を歩きます。

友愛橋

小俣川
乙女橋から見た松田川

乙女橋(松田川)

そして、松田川にかかる「乙女橋」。
本流の渡良瀬川の橋の名前にくらべ、いろいろな名前が登場しますね。
ロマンチックな名前です。

足利西校〜足利工業大学

松田川の土手をゆくと、
左手に足利西校が現れます。
そのそばの色づいた木が見事でした。







そして、その隣りに足利工業大学。
私事ながら、この日、末娘がここで模擬試験を受けているはずです。
頑張れ!Sちゃん。



風力発電の大きな風車、風車の数々。




















松田川の河口を過ぎ、
ようやく渡良瀬川の土手になります。
このあたりは、砂利の多い、きれいな河原です。

足利西高のそばの紅葉

足利工業大学

足利工業大学の風車

足利工業大学の風車群

渡良瀬川
葉鹿橋

鮭の死骸

葉鹿橋

「葉鹿橋」から、ふたたび右岸(南)に戻ります。
橋の上から川を眺めると、幾匹もの魚の死骸が見えました。
10匹くらい確認できました。

最近流域のあちこちで鮭の稚魚を放流し、遡上してくるという話も聞いたことがあります。
結構大きな魚でしたので、鮭に違いありませんが、

なぜ、こんなに多く、この場所で死んでいるのでしょうか?

北関東横断道路橋脚工事中

目前の土手に工事中の橋脚が現れます。
北関東横断道路の橋脚です。






美しいスロープを描いた橋でした。

北関東横断道路の橋脚工事中

北関東横断道路の橋
中川神明宮

映画「わたしのグランパ」のロケ地

映画「花とアリス」のロケ地

中川神明宮〜映画ロケ地

土手の右下に小さな社があり、
モミジの美しさに魅かれ、下りてみました。
「中川神明宮」です。
ここは、足利の中川町です。
小休止し、紅葉見物です。


土手に戻り、しばらく歩けば、
そこは、映画「わたしのグランパ」に登場した土手です。
さらに、この土手と河原のグランドは、映画「花とアリス」のオープニングで蒼井優と鈴木杏が歩いています。

緑橋

国道に戻り、
眼の前に映画「ガメラ2レギオン襲来」でレギオンが上空を飛んだ浅間山、森高千里のチョコレートのCMで使われた「緑橋」、足利市街地も見えてきて、ゴールも近くなってきました。













渡良瀬川もこのあたりはゆったりと流れています。
足尾近辺の上流にくらべ、もう川幅も広くなり、右岸に行ったり、
左岸に行ったり、と移動するのは、たいへんな川幅です。

浅間山

緑橋

足利の市街地
織姫山と織姫神社

渡良瀬橋

逆光の渡良瀬川

ハンググライダーが飛ぶ

渡良瀬橋

織姫山と中腹の朱色のあざやかな「織姫神社」も
近くに見えてきました。





土手からサイクリングロードに下り、本日のゴールである「渡良瀬橋」に到着です。

森高千里により夕日が美しいと歌われた「渡良瀬橋」ですが、夕焼けの時間には、ちと早く、逆光の渡良瀬川です。
















空には、ハンググライダーが飛んでいました。

 >> 渡良瀬川 足利〜藤岡へ続く。。

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