道帰り山 - わたらせからの風 みどり近辺の山々
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道帰り山 地図へ

鹿田山マップ
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ひさしぶりにみどり市笠懸町の山を訪ねてみました。
有名な岩宿遺跡の西側を南北に走る県道大間々尾島線(銅街道)を北に向かい、岩宿遺跡への交差点を通り過ぎると、渡良瀬養護学校入口、吹上集会所入口の 案内の出ている交差点があります。
ここを左折し、緩やかな上り坂の途中、右手にある山が道帰り山です。その麓に吹上集会所があります。以前訪れた鹿田山の帰りに気になっていた山です。

道帰り山は、「どうがえりやま」と呼ぶそうです。
笠懸で一番高い山で、南北朝時代に、近辺の山々は砦だったということです。清水北口地区の「泉沢城」の防御のために、鹿田山の「弥衛門山砦」、「雷電山砦」、そして今回登る「建岩砦」、「道帰り山砦」がありました。
さらに道を進むと、鹿田山のある清水新沼ですが、集会所近くの路肩にクルマを停めます。
道帰り山 標高 235m、建岩山 標高 211m(取材日:2011.11/15 火)

今回の山歩きには、Webタイムズ笠懸を参考にさせていただきました。
          >> Webタイムズ笠懸は、こちらから


吹上集会所

山裾にある吹上集会所のそばに、
1、2台はクルマが置けるでしょうか。
道路反対側の路肩に置きました。

集会所の背後が建岩、
道帰り山は、その先。
山に登る前に少し集落を歩いてみましょう。

吹上集会所

銅街道交差点

子供嫌いな庚申様

子供嫌いな庚申様

クルマで上ってきた道を交差点まで戻ります。数分です。






交差点の南西角に大きな自然石の庚申塔が建っています。
私有地の一角がブロックで囲われ、
ほかにも石塔がいくつかありました。
この庚申塔は、「子供嫌いな庚申様」と地元で呼ばれているそうです。子供が庚申塔に触るとひっくり返ってしまうことから、その名前がついたそうです。

子育て庚申

交差点を左折し、1、2分歩くと、次の交差点です。






交差点の向かい側の角に、小ぶりの自然石の庚申塔が見えます。
「子育て庚申」と呼ばれ、子供が好きで何をしても怒らないそうです。昔、地元の子供たちは、「子供嫌いな庚申様」には近寄らず、「子育て庚申」の傍で遊んでいたといわれます。






町内のふたつの庚申塔を見て、道帰り山に向かいます。
交差点を左折し、
数十m先の人家が途切れる場所をさらに左折すると、
眼の前に建岩と道帰り山が現れます。

次の交差点

子育て庚申

左折

建岩、道帰り山
 建岩                              道帰り山

山裾の道

集会所へ戻る

山裾の道

山へ向かって歩き、山裾の未舗装の道を左折し、
吹上集会所まで戻ります。





この日は、雨上がりで道がぬかるんでいました。
久しぶりに泥濘の道を歩きました。
道路は舗装されているのが当たり前になり、
こんな道はホントにひさしぶりです。

登山口

歩きだして20分くらいで、吹上集会所に戻ってきました。
さあ次は山登りです。
集会所の前を通り過ぎ、数十m先の右側に山に向かって上ってゆく石段があります。




石段の両脇は、雑草が生え放題といった感じです。
ここが建岩への登山口です。

登山口

305段の石段

山頂へ

石塔

赤城山

袈裟丸山

建岩山頂

305段の長い石段を登ると、平坦な場所に出ます。
建岩山頂です。





判読不明な石塔が一基残っています。
展望は木立越しですが、赤城山袈裟丸山が見えます。

尾根道

西に向かって延びている尾根道を進みます。
刈り払いされており、迷うことはありません。





数分で道は、二手に分かれます。ここは、右の道を行きます。

尾根道

分かれ道

ベンチ

ベンチ

数分でベンチがある場所に着きますが、
木立の中で展望はありません。

石祠

さらに数分。竹やぶの手前に小さな石祠がふたつ。

石祠
道帰り山山頂

道帰り山山頂

その先の藪の中に四等三角点がある道帰り山です。
当然、展望は、ありません。

下山

山頂の倒木の先へと進みます。
山頂を反時計回りに回り込むように進み、南側へ下ってゆきます。

山頂から下る

下山路

倒れた竹やぶ

道路へ

渡良瀬養護学校

集会所へ

渡良瀬養護学校

多くの竹が倒れている暗い竹藪をくぐり抜けると、
人家の脇を通り、道路に出ます。















道路を左に歩いてゆくと、
渡良瀬養護学校の裏手に突き当たり、回り込んで、
校門前を通り過ぎると、集会所の前の道路に出ることができます。







下山して、10分ほどで吹上集会所に戻りました。
どうも藪の里山といった感じです。
刈り払いをきちんとし、山頂の木も切ってしまえば、
赤城山などの北の山々が展望できる里山になると思いました。
この状態では、殆ど人は訪れないと思っていたところ、
戻った集会所の前にクルマを置いた人がおり、
石段を登ってゆきました。

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