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市川崑演出の第3話に続く本作は、窪川健造演出です。
なお、本作は、小説の第2集のタイトルにもなっています。ちなみに第1集のタイトルは、「赦免花は散った」。こちらは、テレビ放映はされていなく、菅原文太主演の東映映画「木枯し紋次郎」の原作です。
庚申講の晩に復讐にやってくるという言い伝えを利用し、旅宿の主人がならず者を使って殺人を企てます。その庚申講の晩に居合わせた紋次郎の活躍が描かれます。
事件が解決し、夜半に早々に立ち去ろうとする紋次郎を引き留める別の宿の娘のお筆(藤村志保)の誘いを断るセリフです。ただし、原作ではセリフの代わりに説明しています。
"甘い、と思った 心の疲れから、怠堕な気持になる。堅気の人々の暮らしを、羨ましく感ずる。
どこかに落ち着いてみたい。そうしたことが、許されるはずはないのだ。
許されないとわかっていて、考えてみる。
その自分の甘さが、腹立たしいのである。"
甘えのない、厳しい立場に自身を常に置いて、生きるしかないことを自身に言い聞かせています。太陽の降り注ぐ日向は、ホントに気持ちが良いもの、そんなことも若いときや現役で働いているときには気づかず過ごしているのではないでしょうか。退職して、歳をとった今、朝の陽を受けるときは、至福のときです。なんか随分年寄じみた話ですが・・・
岩波新書「豊かさとは何か」(著者:暉峻 淑子)の中に小さな女の子が"豊かだと感じるときは?"と問われ、朝露に濡れた草葉が光っているとき、と答えたというような内容が書かれていました。ささいなことに幸せとか豊かさとかを感じることは大切だ、と感銘を受けた記憶があります。

ビジネスに明け暮れる皆さんも、ときには道端の草花や太陽の光、自然の力に触れて英気を養い、また前進する力を得るといった時間も大切ですよ |