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木枯し紋次郎と歩く!背を陽に向けたビジネス道
2014.11/ 5 大江戸の夜を走れ
第1期 6話 舞台:甲州街道江戸 演出:池広一夫 共演:香山美子
  紋次郎「渡世人の世界じゃ、頼りにできるのは自分だけだ」
お小夜「紋次郎さんは、これからもずっと無宿人で通すつもりかい」
紋次郎「それよりほかに生きる道を知らねえんで。
     当てのねえ流れ旅を積み重ねて、
    終いには殺されるか、のたれ死にするかだ」
お小夜「まるで死ぬときが来るのを待って生きているみたいじゃあないか」
紋次郎「そんなところかもしれねえなつれえこともござんしょうが、
    その子をきっと育てると約束しておくんなさい。
    俺みてえな裏街道をあてもなく歩き続ける半端者でも、
    ひょっとしたら、何かいいことがるんじゃあねえかと
    思ったりすることもあるんです。
    それっていうのも生きていればでござんす」
 

 

木枯し紋次郎(中村敦夫

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本作品は、夜の江戸市中での、鼠小僧ならぬ、十六夜小僧の捕物シーンから始まります(原作では違いますが)。紋次郎作品らしからぬスタートです。
サスペンス、推理の作家である笹沢佐保らしい作品といえます。シリーズの中でも異色かもしれません。

この会話は、紋次郎とお小夜(安田道代)が酒を酌み交わしながら、語られるものです。
紋次郎のセリフは、江戸時代の渡世人のことと捉えられるかもしれませんが、
敷きつめれば、人間すべてに云えることです。
人間ひとりで生まれて、ひとりで死んでゆく。頼りにできるのは、結局は自分ひとり。
そして人生という流れ旅を歩いて、ひとりで死んでゆく。
結果的には、死に向かって生きているわけです。
しかし、そんな人生でも毎日の心の持ち方で充実した人生となるはずです。
ぜひ人生で起こる些細なことでもひとつひとつ全力であたっていってみてください。
人生が変わると思います。


ビジネスでも同じこといが云えます。
つまらない仕事でも、それに全力であたることで周りの眼も違ってきますし、そこからきっと得ることもあります。

筆者は、日本語ワープロのソフトウェア開発の仕事をしていましたが、
その商品もライフサイクルがたった10年で世の中から消えてしまいました。
(パソコンのソフトとしては、残っていますが)
そのとき、Windows 3.1(いまはWindows 8.1ですが)の開発の支援でマイクロソフトと
一緒に仕事をしたことがあります。本来のソフトウェア開発の仕事ではなく、
腰かけのような仕事でした。それでも今となってみれば、Windowsの開発に携わった
ということで誇らしいキャリアでもあります。自身の自己満足でしかないのですが、それも大事ですよ。

そして、ラスト。お小夜を斬るシーンでのやりとり。

紋次郎「女を斬るようなドスを持っちゃいねえんだ」
お小夜「そうかい、じゃあこっちからいくよ。 生きているってことは、淋しいことだね」

   

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