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木枯し紋次郎と歩く!背を陽に向けたビジネス道
2015. 1/ 5 一里塚に風を断つ
第1期 8話 舞台:木曽路奈良井 演出:大州斉 共演:扇千景
  「信ずるというのは、大切なことだ」
 

 

木枯し紋次郎(中村敦夫

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山里に夫婦で住む刀鍛冶の男のセリフです。
彼は、不義を犯した妻の、それをネタに脅したヤクザを殺していないという言葉を信じ、ふたりで山里に移り住んでいます。

本作では、そのセリフの後に紋次郎が自身の気持ちを吐露しています。

”育ちの違いなのだ。生きてきた世間が別なのである。
 趣味で、人を信じないわけではない。信ずれば、必ず裏切られる。それが、命取りになることもある。
 だから、自分以外は絶対に信じない。ただ、それだけのことであった。"


この社会、信用で廻っています。従って、信じないと生きて行くことが難しい。
しかし、根底には、紋次郎のように考えておかないと、身が持たない。これは、皆さん、そのように生きていると思います。

実は、刀鍛冶の男は、妻の不義を知っていて、知らないふりをし、セリフの言葉を自分に云い聞かせて生きてきたわけです。

本作は、信じるということをテーマとしていますが、それ以外にこんなセリフも登場します。

「あっしは、恩とか義理とかに縛られたくねえ」

これも実践するのは難しい。この社会、恩と義理で成り立っています。
結局のところ、信じることを大切にする、恩・義理を大切にする、を建前とし、それを裏切られたとしても、それが当たり前と思える心がけでいることでしょうか。

なお、本作品の撮影中に主演の中村敦夫は左足のアキレス腱を怪我します。そして、次の第9話「湯煙に月は砕けた」で放映は中断します。

撮影は、大映で「座頭市」・「大魔神」シリーズ、フリーになった後、五社英雄監督の「鬼龍院花子の生涯」、「陽暉楼」などを撮った森田富士郎。2014年6月に逝去。ご冥福を祈ります。。
   

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