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日光例幣使街道 その1 倉賀野〜境 地図へ |
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日光例幣使街道は、江戸時代に徳川家康の祀られている日光東照宮へ参拝するために京都の朝廷の公卿たちが歩いた道です。 例幣使一行50名は、京都から中山道、日光例幣使街道を通り、日光へ到着し、東照宮へ幣帛を奉納しました。 途中、群馬県高崎市の南の倉賀野で中山道から分かれ、栃木県の楡木で日光壬生通りに合流、さらに今市で日光街道と合流して、日光まで行きました。この倉賀野から楡木までが、「日光例幣使街道」と呼ばれています。全長約140km。 公卿たちの日光社参の日程は、毎年決まっており、4/1に京都を発ち、4/15に日光に到着するというものでした。 日光例幣使街道を例幣使一行は、4泊5日で歩いています。 一日40kmくらいの距離を歩いています。結構健脚です。まず玉村宿で一泊、その後、天明宿、鹿沼宿、今市宿と宿泊します。 しかし、江戸時代も後半になると、一行は横暴の限りを尽くし、評判の悪いものだったといわれています。 公卿は乗っている駕籠をわざとゆすり、街道の人々から金品を要求するので、宿場や遠藤の民家は例幣使がやってくると雨戸を閉めてしまい、宿場は「昵懇金」(じっこんきん)を用意して対処したそうです。これが、「強請る」(ゆする)の語源となっています。 さらに一行は、江戸に出ると、日光から持ち帰った前年の、切り刻んだ幣帛を江戸住まいの諸大名に送りつけ、金品を要求したそうです。 当然、街道を通るのは、例幣使のみでなく、一般の旅人もいます。渡良瀬川を渡る梁田宿や八木宿には、飯盛女が多くいて、川止めのときなど旅人たちを慰めていました。 また、巴波川の水運で栄えた栃木宿には、多くの船問屋があり、商人たちの往来も盛んでした。 日光も近くなる文挟から日光までは、延々と続く、有名な杉並木があります。そして、東照宮の入り口である神橋に着きます。 説明追加(2015.6/11)New |
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>> 図をクリックすると拡大表示します。 ![]() ![]() 例幣使が帰参時に配ったという金幣 (埼玉県立歴史と民俗博物館 「皇女和宮と中山道」展にて) |
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今回は、中山道から分かれる倉賀野から、境町までをご紹介します。(取材日:2008.11/14 金) 歩行距離 20.2km。歩行時間 5時間30分(休憩含む)。 自宅から、JR両毛線、高崎線で倉賀野まで行き、倉賀野から境町まで歩き、帰りは東武伊勢崎線の境町から戻るコースです。 ほとんど国道354線沿いなので、クルマの通行量が気になります・・・。 |
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分去りの辻 |
JR高崎線 |
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国道17号 |
不動山古墳 |
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ぐんまの森公園 |
関越自動車道 |
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稲荷神社 |
玉村八幡宮 |
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玉村工業団地 |
常楽寺 |
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五料関所跡 |
五料橋 |
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上武大学 |
柴宿 |
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本陣跡 |
雷電神社 |
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東京福祉大学 |
豊武神社 |
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公民館脇の庚申塔 |
塔の辻の道しるべ |
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大絣発祥の地碑 |
飯玉神社 |
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延命寺 |
子供のもり公園 馬見塚を後にし、子供の森公園の前を通ります。 遊ぶ子供たちの声が響きます。 そばに例幣使街道の案内板が建っています。 >> 案内図をクリックすると拡大表示します。 |
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道脇の庚申塔 道の脇には、ところどころに庚申塔などを見ることができます。 |
菅原神社 道眼の前の広瀬川を渡ると境町。 ラストスパートです。 菅原神社の社で休憩。 風で境内に掲げられた絵馬がときどき寂びそうな音をたてています。 |
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武士橋 武士橋で前橋から流れる広瀬川を渡ります。 橋までのアプローチの道路沿いの木々も色づいています。 |
橋のたもとの案内板 この橋のたもとにも例幣使街道の案内板がありました。 伊勢崎市の例幣使街道の部分に案内板を建てたようです。 あると便利ですね。 >>案内図をクリックすると拡大表示します。 |
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東武伊勢崎線 境町駅 ようやく本日のゴールの境町駅です。 日中は、太田行きは1時間に1本程度なので、30分ほど待ち、車中のひとになりました。 ひさしぶりの長歩きで足は悲鳴をあげています。 これからが思いやられる初日でした。 >> 日光例幣使街道 その2 境〜太田へ続く。 |
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