東武伊勢崎線 境町駅
前回のゴールであった東武伊勢崎線の境町駅から、スタートです。
朝の9時25分です。
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東町の道しるべ
駅前の道を南に歩き、国道354号へ出て、東へ向かいます。
東町の交差点の少し先を南に右折し、「東町の道しるべ」を見に行きます。
石柱には、「右江戸 なかせ 左日光 きさき道」と刻まれていました。
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境稲荷神社
国道に戻ると、道の反対側に境稲荷神社の小さな朱い鳥居が見えます。
ここまで駅から10分足らず。
境内の左に松尾芭蕉の自然石の句碑が建っています。
「時鳥(ほととぎす) 招くや麦の むら尾花」
芭蕉の句碑は、本当にいろいろなところでお眼にかかります。
全国でどのくらいあるのでしょう。
街道は、少し戻って、右折します。
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東武伊勢崎線踏切
人家の家並みの中を突っ切って、東武伊勢崎線の踏切に出ます。
踏切の手前、左側に20坪くらいの土地にペット霊園なるものがありました。
土地の中央に「ペット之供養塔」と刻まれた墓石が建ち、左右に「散骨5000円」、前に「1区画8000円」の墓地があり、いく匹か弔われているようでした。
どうも墓地には、相応しい場所ではないですね。
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ネパール神社
踏切を渡ると、何やら怪しい雰囲気の黒い建物が・・・
額が掛けられており、「ネパール神社」の文字。
中を覗くと、神仏らしき像がありました。
何ゆえに、ココにこのような神社があるのか不明。
怪しい踏切でした。
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子育て地蔵
しばらく歩くと、左手に「子育て地蔵」という名の地蔵が建っています。
由来は不明。
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早川
早川を渡ると、左手に、うっすらと頂に雪を冠った赤城山が望めました。
このあたりは、いつも赤城山が見守られて歩いているようです。
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国道17号
眼前に国道17号の高架が現れ、それをくぐり抜けます。
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足尾の山々
小角田に入り、周りにほとんど人家もない田んぼの中の道を歩き続けます。
右手の道路沿いに石仏があったり、北には、さきほどから見えている赤城山の右に足尾の山々 袈裟丸山、庚申山が見えます。
しかし、どうも道を誤ったようです。
道なりの広い国道354号を調子よく歩いてきてしまったのです。
地図を確認すると、小角田で国道を横切らなければいけなかった。
ここで30分以上ロス。
歩きだして1時間くらい経つので、休みたかったのですが、先を急ぎ、来た道を寒風の中、戻りました。
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矢抜神社
正規のコースに戻ると、「矢抜神社」という神社が左手にありました。
新田氏由縁の神社らしいが、詳細はわかりませんでした。
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来迎寺
さらに左手に来迎寺。
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辻地蔵
これは、当地区に住んでいた椎名某という人が各地の札所めぐりをした記念に建立したものだそうです。
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医王寺
このあたりから木崎宿です。
「医王寺」は、宿場の人々が病いの平癒を願って訪れたということです。
さらに縁結びのご利益もあったといいます。
ということが、手書きのたて看板に書かれていました。
寺の本堂に向かって、蝋燭(ろうそく)をかたどった造営物があり、それに「山川草木悉有仏性」とか、「一隅を照らす灯」といった
仏教のことばが書かれているのですが、奇妙で不気味な造型でした。
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山崎酒造
前回、玉村の地酒「太平人」を購入できなかったので、今回はコースに酒蔵が2ヶ所あるので、と期待していたひとつめの山崎酒造です。
「日本誉」という銘柄です。
あまり聞いたこともないので、パスさせていただきました。
帰宅して家内に聞くと、知っていて、呑んだこともあり、結構おいしかったとのことでした。
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木崎宿の石柱
広い歩道の真ん中に木崎宿の石柱が建っています。
「東 太田宿 日光 西 柴宿 京都」
こんなところで向こうが京都といわれて・・・
作家の水上勉の著書「良寛を歩く」に、
この木崎宿が登場します。
良寛の生きた時代、木崎宿では、越後の出雲崎や寺泊出身の娘が多く、関越国境の三国峠を越え、遥か離れたこの地で飯盛女として働いていました。
そんな彼女らの墓が大通寺という寺にあるという。
幼いころ、越後で良寛と手毬唄を歌い、遊んだ娘もいたかもしれません。
しかし、彼女らは、わずかな金銭で木崎宿の飯盛女として身売りされ、遥かな故郷を思い、良寛と遊んだ日々を思い、涙し、この地で果てていったのです。
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木崎宿石碑
また木崎宿の自然石の石碑です。
「太田宿 一里三拾町」
ここを左折し、細い道へ入ってゆきます。
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コンビニ「Coco!」
スタートしてから2時間近くになりました。
休みたかったのですが、休憩適地がなかったので、歩き続けてしまいました。
ようやくコンビにがあったので、店先のベンチで休憩しました。
コンビニの名前は、「Coco!」。珍しいコンビニでした。
ピンク色の看板に「酒、タバコ、シャワートイレ」とありました。
「シャワートイレ」も売っているの・・・
販売品と設備が併記されているのも変ですが、でもわかるか・・・
しかし、店内は、普通でした。
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弁天沼川
大きな「弁天沼川」という標識。しかも一級河川です。
しかし聞いたこともない川の名前。
土手に上がってみると、沼がありました。
その沼の真ん中に小島があり、用水路が土手の水門までひかれています。
これが弁天沼??
不思議な風景でした。
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常楽寺
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島岡酒造
今回のコースのふたつめの酒蔵「島岡酒造」です。
煙突がたち、白い塀が延び、軒先には杉玉。りっぱな酒蔵です。
銘柄は、「群馬泉」。
暖簾はかかっているのですが、覗くと店内が暗い。
勇気がなく、入れませんでした。
代わりに、この近くの酒店で購入しようと考えます。
結局は、思い通りに、購入することができて、満足。
ちょっと値段が高めでしたが・・・
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東武伊勢崎線高架
太田も市街地に近づくと、東武伊勢崎線の赤城駅からの路線の
高架をくぐります。
ここまでくれば、太田市内ももうすぐ。
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クリスマスデコレーション
ついでにクリスマスももうすぐ。
民家の門前の見事な雪だるまのデコレーション。
せっかくなので、写真を撮らせていただきました。
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八瀬川
太田市街地の西を流れる八瀬川。
この川沿いは石畳やあずまやもあり、整備されています。
午後1時も近いので、このあたりで昼食かとも思ったのですが、ここまで来たら、呑竜様(大光院)まで行って、と思いました。
しかし、それが後悔のもと。
通りから、遠いのです。
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長念寺
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呑竜様(大光院)
太田といえば、呑竜様です。
金山の麓にありますので、通りから、疲れた足にはきつかった。
この日は、風が強かったので、参道の土産物店、食堂も半ば閉店状態。
本堂の東にあった小動物園は、いまは普通の公園になってしまっていました。
なんとなく、画一化されてしまったことに残念な思いです。 |


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太田宿本陣跡
通りに出て、駅までの道の左手の近代的なきれいなビルの前に太田宿本陣跡地の石碑があります。
背後のビルの1Fは、「本陣スペース」と書かれており、休憩したり、自由に使えるそうです。
と、ここまでは、きょう八木宿まで歩く元気もありました。
しかし、午後2時も近くなってきており、風も強いし、あと8キロ歩くとすると、午後4時。
陽もかげるな、寒くなるな、と思い、急遽太田宿止まりとしました。
やはり、小角田の道を間違ったのが、冬の短日では、効いてきました。 |
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太田駅
ということで、都合よく、ほんの数分の太田駅がゴールとなりました。
>> 日光例幣使街道 その3 太田〜天明へ続く。 |
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