菅塩峠 - わたらせからの風 近隣の山々
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北関東道のかなたの菅塩の山々
北関東道のかなたの菅塩の山々
菅塩峠は、太田と桐生を南北に結ぶ峠です。
いまは、クルマでは、太田市藪塚と桐生市広沢を結ぶ、舗装された籾山峠で南北の往来をしています。
しかし、昔は山があれば、地区ごとに峠で結ばれていました。
太田市菅塩町と桐生市広沢町を結んでいた峠が菅塩峠です。
(取材日:2010.5/3 月、2011.2/24 木)
2010秋に菅塩峠の東西に遊歩道の整備が始まりました。今回は、それ以前のようすを紹介しています。

県道太田大間々線の藪塚駅の南の菅塩町の交差点を北上します。
東武線の踏切を渡り、北関東道の高架をくぐり、狭い道を行くと、眼の前に菅塩沼が見えてきます。道が狭いので、注意しましょう。沼の畔に10台程度の駐車場があります。

かつてのNHK大河ドラマ「太平記」のロケも行われたことがあるそうです。
  >> 大河ドラマ「太平記」については、こちらから。

今回は、ここからスタートです。


菅塩沼駐車場

道路の左手に駐車場とトイレがあります。
そのそばに案内板が立っています。
「上州太田ビオトープの里」。
こんな名前がつけられています。みなさん知っていましたか。




右手に沢が流れ、その先に菅塩沼。








さらに北にも沼があり、釣り人が数人いました。

高原の湖のような、雰囲気のよい場所です。
太田に、こんな景色の場所があったとは、ちょっと驚き!

サクラで有名な場所とのこと。

上州太田ビオトープの里
>> 図をクリックすると拡大表示します。

菅塩沼

北の釣りの沼
遊歩道入り口

木橋

遊歩道

走ってきた道路の先が遊歩道になっています。
木立の中の道を行きます。

こちらも、ちょっと高原風。



右の湿地に木橋が延びています。
帰りに、そちらの道へ行ってみることにし、先に進みます。

1つめの道標

沼から、2,3分で、初めての道標が現れました。
道は、二手に分かれます。ここは、左に。

1つめの道標。左に
2つめの道標と東屋

炭焼小屋

東屋と炭焼小屋

3,4分で2つめの道標です。
左に行くと、遊歩道終点まで500mと記されています。
終点のある遊歩道なんて、とんでもないですね。
一体誰が、その方向に行くのですか。??




その傍に東屋と炭焼小屋があります。
一体誰が、炭焼きをするのでしょうか。??

木立の道

道標の左の杉木立の道を行きます。
このあたりは、林道風。

林道風の道
3つめの道標。左へ

木立の道

3つめの道標

3つめの道標です。
ここは、左に。

このあたりも気持ちのよい道です。

遊歩道終点

東屋から、10分ほどで遊歩道の終点です。
この先が菅塩峠ですので、木に覆われた暗い藪の中に入ってゆきます。

遊歩道終点。この先に菅塩峠
菅塩峠

峠の手前まで遊歩道が延長。

峠から西の尾根に遊歩道が。

東の尾根にも遊歩道が。

菅塩峠

思いのほか、藪もうるさくなく、簡単に菅塩峠に到着できます。
木立に覆われた、薄暗い、いかにも峠といった場所です。
しかし、かつて古人が往来していたことを思うと、感慨深いのが、峠。


2011.2/24追加
なんと遊歩道が峠まで延長され、左右の尾根にも遊歩道が・・・

天王山へ向う道

峠の左の木の傍から、尾根に続く道があります。
展望が得られる場所を探して、急な道を登ってみます。

尾根の道を辿る
ツツジの尾根道

ツツジの尾根

5月の季節柄、ツツジが咲いていますが、展望地には出られそうもありませんでした。退却。

また、反対側の尾根へも登ってみましたが、こちらもどうということもなし。退却。

3つめの道標を左に

登ってきたときの3つめの道標まで戻り、
左の道をとってみます。

3つめの道標に戻る
木立の道

白いコンクリートの道に

木立の道

木立の道で、このあたりも雰囲気はよいですね。






と、思っていたら、白いコンクリートの道になってしまいました。
なぜ、こんな舗装をするのでしょう。土のままで結構!

4つめの道標

5分ほど歩き、木々が少し開けた場所に着くと、4つめの道標です。
右に折れると、周回できるようです。





その少し上のほうにも左右に延びる道があり、
左右のコースに振り分ける道標が立っています。
そちらの方向に行くと、どんな道なのでしょう。
次回のお楽しみに残しておくことにします。

4つめの道標。右に

少し上に道と道標が
山が見えた

唯一の展望

下りの道となり、頭の上が開けました。
山が見えます。日向山でしょうか。

東屋と展望台

道標から、5分ほどで東屋、さらに2階建ての展望台があります。






周りを木立に囲まれており、展望どころでは、ないだろうとと思いつつも、せっかくなので、上ってみます。
木立ちの先に、かすかに新田町の工場群が見えました。

東屋と展望台

新田町が望める
またまた白いコンクリートの道

1つめの道標へ戻る

1つめの道標まで戻る

またまた現れる白いコンクリートの道を下り、
1つめの道標の立つ分岐まで戻ります。
5分くらいだったでしょうか。

木橋

往路で見た木道を歩いてみます。当然、その下は湿地です。
時期になると、何か花でもさくのでしょうか。





一枚板の木道から、旧い3本繋ぎの丸太道になり、
それも終わると山道のようになってしまいます。
が、もう、その先には沼が見え、畔に出ることができます。






沼の真ん中を通る道(畦道のよう)を通り、駐車場に戻りました。

冒頭でも記したように、ちょっと高原散歩のような雰囲気が楽しめます。
季節のよい時期を選べば、よい散歩コースです。

木橋を歩く

道の向こうに沼が見える

沼の先が駐車場
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