茶臼山 - わたらせからの風 桐生近辺の山々
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茶臼山 地図へ

茶臼山は、桐生の南にある、独立した八王子山稜の山です。メインは、電波塔の建つ茶臼山。桐生、太田(藪塚)等から、いくつかの登山ルートがあります。

今回、10年ぶりに東毛自然の家から、最短コースで登ってみました。藪塚にある東毛自然の家の駐車場にクルマを置かせていただき、立岩から尾根へ、茶臼山に登って、不整合、藪塚温泉源を見て、自然の家へ戻るルートです。。
茶臼山 標高293.9m
(取材日:2017. 5/1、2017. 1/18 水)New

今回は、藪塚にある東毛自然の家を起点にし、立岩から、尾根道に登り、茶臼山に至るルートを紹介します。2時間程度のコースです。頂上では、爽快な展望が待っています。

茶臼山には、他にも太田南公園の籾山峠から登るコースや桐生の八王子神社から登るコース等、いろいろあり、いろいろな楽しみ方ができる山です。 次回は、違ったコースから登ってみるとよいでしょう。

一木口コース】(2012. 5/15 追加)(取材日:2012. 1/ 3 火)
国桐生市と太田市にまたがる八王子丘陵は、さまざまなコースを紹介しています。
今回は、北面の桐生側のルートから茶臼山に登ってみました。国道50号線の桐生 岡の上交差点から、国道と平行して走る道路に入り、樹徳高校のグラウンドを目指します。そばの常薫寺の御駐車場に車を置かせていただき、一木口から登ります。

姥沢口コース】(2012. 5/15 追加(取材日:2012.2/22 水)
国道50号線の広沢交番前の交差点から、
国道と並行して走る道路に右折し、宝珠院口を過ぎ、姥沢口の案内に従い、左折します。
ここは、東から走ってくると、案内板がわかりにくいのですが、「恋歌」というカラオケ店のところです。
狭い道を上ってゆくと、
右手に八王子神社があり、神社そばにもクルマは置けますし、さらに上に進むと、広い駐車場があります。



【東毛自然の家コース(立岩コース)】 地図へ

東毛自然の家駐車場

藪塚の街中を過ぎ、東毛自然の家入り口交差点から、北の東毛自然の家方面へ向かい、その駐車場を利用させていただきます。

駐車しているクルマが多く感じられます。
登る人が増えているのでしょうね。

駐車場に掲げられている藪塚ハイキングコースの案内板ですが、最新ではなくなっていますので、注意!

東毛自然の家駐車場

東毛自然の家

キャンプ場登山口

キャンプ場内を進む

山道へ

沢の先で分岐

立岩迂回コース

キャンプ場

駐車場の正面にある東毛自然の家のキャンプ場の南の隅に茶臼山への道標が立っています。





道標に従い、キャンプ場の中を山に向かって進みます。









やがて山道となり、沢を渡ると、
三本松コースと立岩コースの分岐です。
ここまで歩き始めてから、5分ほど。
右へ進みます。
















さらに立岩迂回コースの道標が右に現れますが、今回は直進。

立岩

丸太の階段を上ると、眼の前に大きな岩がそそり立っています。
立岩です。分岐から、4分。














登山道は、立岩の左を巻いて、岩の上部裏側に上がります。

このあたりから、登山道にも岩が現れてきます。







登りきると、いったん平坦な道。
そして、あとひと登りで尾根道のベンチのある分岐です。

丸太の階段

立岩

立岩上部

平坦な道へ

ベンチのある分岐

ベンチのある分岐

木立に覆われた尾根の、この分岐が八王子丘陵の縦断のルートです。

このあたりにくると、人の姿もチラホラ。
最近、この山域も登山者が多くなっているようです。
ここまで歩きだしてから、20分。

茶臼山

分岐から、左に分かれる道に下ってゆきます。いったん下って、茶臼山山頂へ登り返します。





下ったコルのところへ左から、登山道が合流します。一木口からのコースです。その麓にある樹徳幼稚園の園児が登るコースです。茶臼山へは、ここが最短ルートでしょうか。






ここから、茶臼山への登りです。










途中、木立が切り開かれ、西側の展望が得られる場所があります。浅間山、赤城山、その下に岩宿の山々
連日の最強寒波で、赤城山も白い雪を冠しています。


























電波塔の白い建物に向かって、丸太の階段がつけられています。
明るい道です。
山頂から子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
分岐から15分。







茶臼山山頂に到着です。子どもたちが駆け回っています。

左に下る

一木口からの道と合流

茶臼山への登り

浅間山

赤城山

岩宿の山々

茶臼山山頂直下

茶臼山山頂

庚申塔

金山城古井戸跡道標

古井戸跡

籠山千日満願所石碑

八王子山

金山城古井戸跡、八王子山

分岐まで戻り、尾根道を東に進みます。
途中、小さな庚申塔を見て、
3分ほどで、"金山城古井戸跡"の道標があります。














すぐそばに生える笹の間に穴が開いています。そこです。








その奥に石碑が見えます。"籠山千日満願所"と記されています。








さらに、その奥に、"八王子山"と記された石柱があり、その背後が八王子山頂です。笹に覆われています。

分岐

尾根道に戻り、石畳のようになった岩の道を進むと、7分で不整合への分岐です。


道標に従い、左に下ってゆきます。
岩の間に落ち葉が積っているので、滑らないように気をつけて。

石畳のような岩の道

不整合への分岐

不整合への道標

不整合

不整合

分岐から、下ること7分で、不整合の岩が現れます。

不整合とは、上部が金山流紋岩(約3000万年前の地層)、下部がチャート(約1億4000万年前の地層)が重なりあった岩で、その間の1億1000万年分が抜けている地層の名称です。

その成り立ちは、海底で地層が堆積し、その地層が隆起し、陸地となり、浸食され、さらに海底に沈み、地層が堆積し、隆起し陸地となることで、途中の年代の地層が抜けてしまうことによるそうです。

藪塚温泉源

不整合から下り、林道に出ます。





木立の林道を進むと、藪塚温泉源を示す道標があり、歩いてきた道を左下に戻ります。








右下に沢があり、山肌に張り付いたような道を戻ってゆきます。
あまりひとも歩かないようで、途切れているようなところもありますので、沢に落ちないように注意してください。







2、3分で沢の中のポンプが置かれた井戸のようなものが藪塚温泉の源です。
ここから、温泉旅館はひと山越えた場所にありますので、そこまで温泉を引いているのですね。

林道へ

藪塚温泉源への分岐

山肌沿いに沢の上の道を

藪塚温泉源

林道の先に東毛自然の家が

温泉のパイプ

チゴユリコース登山口

東毛自然の家を右に

東毛自然の家へ

気をつけて林道まで戻ると、すぐ眼の前に東毛自然の家の赤い屋根が見えます。





足元には温泉をひいているパイプでしょうか、道の真ん中を2本のパイプが見えます。








舗装路に出て、雷電山から下ってきたチゴユリコースの下山口を左に、東毛自然の家を右に見て、駐車場まで戻ります。

久しぶりの南からの茶臼山でした。
相変わらず気持ちのよい山です。

 
【一木口ルート】地図へ   

常薫寺駐車場

どこにクルマを置き、どこから登ればよいか判らず、
常薫寺の駐車場に クルマを置かせていただき、
一木口からの登山を目指します。

常薫寺
   

来た道を戻る

一木口

一木口登山口

クルマで上ってきた道を少々戻り、
案内板のたつ登山口から上り始めます。
   
樹徳高校グランドからの道を合せる

竹林の道を進み、
クルマで通過してきた樹徳高校のグランドからの道と合流です。

登山道

樹徳高校グランドからの道と合流


 
樹徳幼稚園からの道と合流 樹徳幼稚園からの道を合せる

続いて樹徳幼稚園からの道と合流です。
茶臼山は、幼稚園児も登る山です。
この道から登っていたのですね。
 

階段の山道

合流地点から10分歩くと、丸太を組んだ階段が現れます。
ここを登れば、姥沢の頭から茶臼山への登山道に合流します。

木組みの階段
 
姥沢の頭からの登山道と合流 姥沢の頭からの登山道に合流

数分歩いて、姥沢の頭からの登山道に合流します。
ここは、何度も歩いた道です。
 
茶臼山山頂

数分で茶臼山山頂です。
この日は風が強く、休憩で留まることもままならない状況でした。






桐生競艇の阿左美沼のかなたに見える赤城山も冠雪しています。

茶臼山山頂

赤城山

 
下山路 八王子神社への道

茶臼山山頂からは、あずまやの先、東に下る道、
八王子神社への道を進みます。
 
大雄院分岐

下ること数分で大雄院への分岐点です。
ここは、左の道を選び、大雄院を目指します。
大雄院分岐
 
常薫寺分岐 常薫寺分岐

さらに数分。左手に人家が見えます。
そこが常薫寺への分岐です。
 

常薫寺

寺の塀沿いに進み、空き地に飛び出します。
















そこは、常薫寺の敷地内でした。
車をおいた駐車場はすぐそこ。

もうすぐ下山

常薫寺の塀沿いを行く

常薫寺

 
【姥沢口ルート】 地図へ
八王子神社

一段高い石垣に八王子神社があります。
八王子神社
 
駐車場 駐車場

神社から、車道を少々上ると、
広い駐車場があり、案内板が立っており、
それに従い、右折します。


 
長い石段

10分ほど山道を進むと、
真ん中に手すりのある、長い石段が現れます。
初っ端から、なかなかきつい登りです。
途中石段は途切れますが、またまた石段。


 

長い石段
 
馬場跡 馬場跡

石段が終わると、
左に大きな岩があり、馬場跡の案内が立っています。
 
大雄院分岐

その先で大雄院からの道を合わせます。






ここまでくれば、空も近くなり、茶臼山山頂までもうすぐです。




大雄院分岐

茶臼山山頂直下

 
茶臼山山頂 茶臼山山頂

きょうは、幼稚園の園児にあずまやが占領されています。
樹徳幼稚園でしょうか。

西側に小さなケーブルカーが設置されていました。
聞くと、NTTのアンテナが建つそうです。
ホントにアンテナだらけの山頂になってしまいました。
 
姥沢の頭

いつもの道を下り、数分で姥沢の頭です。
籾山峠への道へ進みます。

姥沢の頭
 
庚申塔、水道山への分岐 庚申塔

北の砦、古井戸を過ぎ、庚申塔の前に延びる水道山へ向かいます。
 
水道山

数分で水道山山頂です。
ここから、思いのほか、楽しい尾根歩きが楽しめます。
水道山
 

ピーク

茶臼山

茶臼山展望

いくつかピークを越え、
5分ほどで、ベンチがある場所があり、茶臼山が見えます。
遠くに感じます。
いつもながら、人間の足の素晴らしさに驚嘆。

 
尾根道

さらに尾根道が10分ほど続き、道は二手に分かれます。







左側の道幅が広いのですが、宝珠院へ下るには、右側の道です。

尾根道

分岐

 

墓地へ

宝珠院登山口

宝珠院

宝珠院

ほどなく、墓地が見えてくると、下山口も間近。
墓地に沿って歩き、竹林を過ぎると、
車道が見えてきて、宝珠院口の登山口に到着です。





車道の右に下ると宝珠院です。
そのまま車道を歩き、八王子神社に戻ります。

このコースは、逆のほうが楽しいかもしれません。
長い尾根歩きのゴールを茶臼山とできますので・・

いままで歩くことのなかった北面のふたつのルートから茶臼山へ 登ってみました。
南面の藪塚からのルートより簡単に登れるようです。
各々一時間弱で周回しました。
お散歩気分で登れます。
そんな茶臼山は良い山だと痛感しました。
 
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