【戸奈良庚申山】
三床山の東隣に位置しますので、国道293号線の田沼上町西から北上し県道66号線へ入り、桐生方面へ向かいます。
旗川を渡ると、戸奈良コミュニティセンターの案内がでており、案内に従い右折して、すぐのところに同センターはあります。
同センターの10台くらい停められそうな駐車場からスタートです。 |
登山口へ県道から右
戸奈良コミュニティセンターのある道から県道に出て、
桐生に向かい、
数分のところにあるタバコ屋の先の民家の塀沿いの細い道を右折します。
途中、右手に戸奈良庚申山が望めます。 |



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登山口
右折すると、篠竹に覆われた道が山の中へ延びています。
ここが登山口となります。 |
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参道の石塔」
細い木立の中の篠竹に覆われた山道ですが、明るい。
道の両脇には、欠損し倒れかかった庚申塔が点在しています。
ちょっと悲惨な姿です。 |



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不動堂
歩き始めて5分ほどで、
大きな岩の横に、
高さ1mくらいの木造の覆い屋のある不動堂に到着です。
覆い屋の中には、倒れた石と石祠が納められています。 |
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トラロープの道
不動堂から、右手に大岩が並び、トラロープが張られています。
そんな道も数分で山頂です。 |
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戸奈良庚申山山頂
山頂には、3つの小さな石祠(愛宕神社、雷電神社、根本神社)が東向きに置かれています。
落ち葉が敷き詰められた山頂には、
石祠の他に、自然石に線彫の青面金剛像、
同じく自然石の庚申塔が散在し、四等三角点もあります。
残念ながら、山頂は常緑樹に囲まれた広場になっており、展望はよくありません。また歩いた日は、風が強い日で長く留まることもできませんでした。
地元の信仰の山だったことが、庚申塔の多さからわかります。
ここの庚申塔は、切り落とした自然の岩で造形している傾向です。戸奈良コミュニティセンターへ戻り、
次の閑馬庚申山へ向かいます。 |
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【閑馬庚申山(千体庚申山】
県道66号線をさらに北へ向かいます。
途中山形からの道を合わせ、新合市役所支所を閑馬小学校方面へ右折します。
左前方に見える山が閑馬庚申山です。
駐車場はないので、NTT交換施設の前の空き地に停めます。 |
登山口
クルマを置いた場所の傍に土盛りがあり、
その上に石祠が置かれています。
この田沼地区は、道の傍らに石塔、石祠が多く残っているようです。
そこから北西に位置する、眼の前の山が閑馬庚申山です。
冬は木々も落葉し茶色の山は、明るい感じです。
登山口へは、来た道を50mくらい戻ったところから西へ延びた、田圃の中の畦道のような、クルマ1台が通れるのがやっとというような舗装路を行きます。
歩く先の登山口には、背の高い石柱が立っています。
石柱には「千体庚申山」と記され、
その左脇に、やはり大きな自然石の天保年間建立の庚申塔が置かれています。
ここから延びる山道も明るい。ちなみに冬の場合ですが・・ |




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庚申塔の転がる山道
細い木立の中の落ち葉の道ですが、
青空の下、明るい、快適な道です。しかし、急坂。
道の傍らには、丸い小さな自然石の庚申塔が点在しています。
足元に転がる石を返してみると、
これにも「庚申」の文字が刻まれています。
ちょっとひどい!可哀そう!もう少し整備してあげたら、と思ってしまいました。 |
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天蓋の庚申塔
数分で大きな庚申塔があります。
天蓋があり、台座に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)の姿が刻まれた角柱の庚申塔です。これは、りっぱです。 |
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水道施設
左手に白い建設物があり、水道施設でしょうか。 |
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閑馬庚申山山頂
山頂は広場になっており、
「青面金剛童子」と刻まれ、
やはり台座に三猿を配した石塔がいくつか。
また山頂の奥の方には、
青面金剛童子の姿を彫った石塔もありました。
その他庚申塔も当然あります。
木立の隙間から、わずかに隣の山が望めました。
歩いていて気持ちのよい山でした。
田沼地区のふたつの庚申山を歩きました。
昔は、地元のひとの庚申信仰を集めた山だったのでしょうが、
どうも忘れさられた山になっているという印象です。 |






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