野峰 - わたらせからの風 桐生近辺の山々
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野峰は、桐生の北 梅田の野外活動センターから登り、桐生川沿いの熊鷹山へ連なる稜線上にある静かな山です。
十数年前に一度登ったことがあるのですが、延々と続く登り、赤マーク頼りに進まなければ迷ってしまうような林間、
そして展望がほとんどない、といったコースでしたので、自然と足は遠のいていました。

今回、知人との山行にかこつけて、ようやく再訪しました。
やはりの野峰は、良くも悪くも昔のままでした。静かな山歩きは可能です。標高 1009m(取材日:2012. 9/26 水)

桐生市街から梅田に向かい、梅田湖を過ぎ、馬立隧道を抜け、右折すると、野外活動センターがあります。
その駐車場からスタートです。


野外活動センター

夏休みも既に終わり、約一ヶ月経ち、
ようやく涼しくなった、彼岸過ぎの平日、
さすがに学習センターにはいません。
(帰ってみると、子供たちがいました)



クルマで上がってきた道路を少々戻り、
野外活動センターの案内の立つ分岐から、
右手に延びる道へ進みます。






道路脇には、キバナコスモス。秋ですね。








数分歩くと、右手の山側の、
ヒガンバナ、ノアザミ咲く石垣の上に堂宇らしき建物があります。
そばに百庚申の石塔があり、庚申堂とのこと。
昔、地域の人が集まり、庚申待ちを行ったのでしょうか。

野外活動センター

林道入口

道路脇のキバナコスモス

庚申堂とヒガンバナ、ノアザミ

百庚申

林道分岐

秋海棠

林道分岐

野外活動センターから5分くらいで、
続く林道には、ゲートが現れ、
山の神様へは、左を示す案内に従います。



林間の沢沿いに歩きます。
ピンクの秋海棠がかわいらしく咲いていました。

山の神様

木橋で沢を渡り、
ジグザグに15分ほど登ると、
山の神様の十字路です。

直進は梅田ふるさとセンター、
左は尾根経由で野外活動センター、
右が野峰です。

















小さな木の祠が山の神様です。
ここまででずいぶん歩いたような感じがします。

沢を渡る

ジグザグに登る

山の神様十字路

山の神様

林間の道を行く

林間の道

桧の林間の登山道が続きます。
日差しが遮られているので、夏でもよいかもしれません。
でも、ちょっと暗いか・・・

田沼町町有林石碑

山の神様から、延々と林間の道を登ること50分。
田沼町町有林の石碑に到着です。
さすがに野峰は歩かされますね。

田沼町町有林石碑
間伐された桧の横たわる道

間伐の道

間伐された桧があちらこちらに散らばり、悲惨な状態です。

雑木林

道は、次第に緩やかな登りに変わり、35分ほど歩くと、
赤松と雑木林に変わります。
こうなってくると、緑も増えて好ましい雰囲気です。

雑木林
道標

道標

田沼町町有林の石碑から、ほぼ一時間。初めての道標が建ちます。
が、ほとんど板きれ状態で判読しにくいのですが、
「野峰山」と記されていました。

笹原

道標の先の道は、笹原。
といっても、すぐに林間の道に変わってしまいます。

笹原の道
林間の迷路?

林間の迷路?

林間の暗い中、木々を縫って進むのですが、
まったく赤マーク頼りです。
マークがなかったら、進む方向も自分の位置もよくわからない。
以前来た時にもそう思いました。

笹原の登り

20分ほど迷路のような木立の中を歩くと、
笹原の登山道に変わります。
いかにも、足尾、安蘇の山といった雰囲気です。




しばらく登り、左折し、
また木立の道を進むと、突然野峰山頂です。

笹原の登り

また木立の道

野峰山頂

右方向に熊鷹山を指す

北面の展望

野峰山頂

登山道の途中のような山頂ですので、
山頂の山名板がないと通り過ぎてしまう場所でしょう。






右には、熊鷹山を示す道標があります。









北方向が木立の間から望めます。雲がかかっていて判然としないのですが、どうも男体山のようです。
のんびりできる山頂でもなく、そそくさと昼食をとり、
山頂を後にしました。

ひさしぶりの野峰でした。
野峰は、相変わらずでした。そう云うしかないですね。
距離5km、標高差700mの緩やかな登りが続く、
静かな、林間のコースです。
こんなコースを好みの方には、よいでしょうか・・・。

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