前不動登山口
道路右手が駐車場、左手が登山口です。
案内板が立っていて、
こんな山中にしては、華やかな景色です。
案内板には、
「滝沢の不動滝」という名称で説明されています。
それによると、
小沼から流れ出す粕川の上流に位置し、落差32m、
修行も行われる、と記されています。
傍には、「滝めぐりマップ」という案内板も。

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前不動
整備された山道を10分も歩くと、
前不動の案内板が立っており、
それに従い、左のわき道を一分も歩くと、
小さな祠が建っています。
前不動です。
祠の正面に回りこみ、内部を覗き込むと、
不動尊の石像が安置されています。
今回の山歩きの安全を祈って・・・
普段は、そんなに信心することは、
ないのですが、以前訪れたときの印象があり、
祈願してしまいました。
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延命猿水
コースに戻り、2、3分で、道の脇に祠があります。
そして、その中には彩色された猿の像があり、
その差し出す両手から山水が滴り落ちています。
延命猿水と呼ばれます。水を一口含んでみました。
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階段の山道
ここからは、木の階段を登ってゆきます。
それもほんの一時。「不動尊まで10分」の道標。
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忠治の見張り岩
左から岩がせり出した忠治の見張り岩を過ぎ、
木道を歩いてゆきます。
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瀧み所
カーブする山道の踊り場に、
ベンチと写真撮影用の国定忠治の絵看板が・・・
それは、観光地などによくある、絵看板です。
丸くくり抜いた顔をだすところがあり、
被撮影者が顔をだして写真撮影してもらう、あの看板です。
以前訪れたときは、
確か「忠治の岩屋」のところにあったように思います。
なんと不釣合いな風景。
ここは、瀧み所と案内に記されているのですが、
緑が生い茂っており、不動大滝は望めません。
冬枯れのころならば、見えるのでしょうか。
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恵の滝
右の大きな黒い岩場の中央から水が流れ落ちた跡が残っています。
恵の滝です。
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滝沢不動尊
数分で建物の屋根が見えてきたら、滝沢不動尊に到着です。
二階建の門があり、門前には、古びた石仏が並んでいます。
その前に石段があり、下っているのですが、
いまは通行止めとなっています。
忠治温泉から登ったときには、ここから入ってきたのでしょうか。
門の真ん中をくぐってゆくと、
眼前の岩の崖の下に納まるように本堂があります。
左手に石灯篭、右手に水屋。本堂の手前に朱い鳥居と大きな岩。
額には「赤城稲荷大神」と書かれています。
本堂の周りの岩場にも石仏が並んで建てられています。
案内板の不動尊の由来によると、
応永13年(1406)に邑楽郡の豪族が不動尊を奉納したのですが、片手、両足がもぎとられているということです。
そのもぎとられた右腕は、上杉謙信がもっていたというような話が記されています。
門の二階は、宿坊にでもなっていたのでしょうか。
裏から見ると、旅籠のような趣きです。
山道を歩いていって神社仏閣があると、人の気配を感じられ、それに勇気づけられるのですが、ここは人の気配というより、霊気を感じてしまい、あまり長居したいと思えない場所です。
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不動大滝への道
不動大滝へは、門の左手を沢に向かって下ってゆきます。
河原に下った後は、沢の左右につけられた道を歩いてゆきます。
当然足場が濡れていたりしますので、気をつけて。
実は、このあたりの沢を横切るような林道の計画があるようです。
スカイボルトラインから、おおさる山乃家へ抜けるらしい。
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忠治の岩屋
15分ほどで、忠治の岩屋の案内のある場所へ着きます。
そばの階段を登ってゆくと、
手すりに岩の中に導かれる岩場です。
国定忠治が追っ手から逃れ、隠れ住んだ赤城山中、その岩場です。
手すりに従って、岩の中(下)へと降りてゆきます。
一歩二歩と階段を下ってゆくに従って、
温度の下がってゆくのがわかります。
降りつくと、そこは真っ暗でした。
本来ならば、センサーがついており、
人を感知して、電灯がつくようになっているものと思われます。
しかし、動作しませんので、真っ暗でした。
試しに写真を撮ってみたところ、何か説明板が写りましたが、
判読できません。
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不動大滝
コースに戻ると、すぐ不動大滝が見えてきます。
落差32mの不動大滝は、なかなか雄大な景色です。
流れ落ちる水が霧となって
周りに立ち込めています。
滝つぼも指呼の距離ですので、
足を踏み入れることもできそうです。
対岸には、大きな岩の上に小さな祠が建っています。
ここで滝に打たれる修行をするのでしょう。
そういえば、以前訪れたときは、
滝の左右の岸から、白い注連縄が張られていました。
帰路は、同じ道を戻ります。
今回の前不動からのコースは、きちんと整備されており、
比較的容易に不動大滝を訪れることができるコースです。
暑い夏には、最適かもしれません。
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