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2015. 2/ 5 | 湯煙に月は砕けた 第1期 9話 舞台:豆州田方 演出:池広一夫 共演:扇ひろ子 |
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紋次郎 「なるようにしかならねえ、と割り切らなけりゃ、 渡世人は生きちゃいけませんから・・」 お市 「でもなるようにしかならないと諦めていたら、いつまでたっても歩けませんよ」 |
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暴れ馬から、峰湯「信田屋」の娘 お市(岸久美子)を助ける際に足を怪我し、その信田屋で湯治する紋次郎とお市の会話です。原作では、会話でなく、説明しています。 "なるようにしかならない。それが渡世人の人生だと、紋次郎は割り切っていた。 人並に、生きる努力をすることはない。その代わりに、人並に死ねることを望んではならない。" これは、渡世人でなくても、われわれ現代人にも云えることです。しかし、そこで重要なのは、お市も云っているように、"なるようにしかならない"ということを前提にしつつも、前向きに情熱をもって目標に向かって努力することです。"なるようにしかならない"ということを根底に据えていれば、どのような結果になっても落胆することもなく、裏切られることもありませんから・・・。 他の回で書いたかもしれませんが、会社で自分の期待する職務につけなかったからといって落胆することなく、その新しい職務で自分を磨いてゆけば、必ず自身のプラスになることを得ることができます。"ピンチをチャンスに"という言葉もあります。とくに40年近くある会社人生の中の10年程度を費やしたとしても、四分の一。 前回「一里塚に風を断つ」のカメラマン森田富士郎の訃報を伝えましたが、彼は大映の名カメラマンでした。その映画会社の大映が倒産したわけですので、本人にしてみれば大変なこと。しかしその後、五社英雄監督と組んで、宮尾登美子原作の「鬼龍院花子の生涯」、「陽暉楼」、「櫂」、さらに「極道の妻たち」といった作品を撮ったことで後年の活躍が光り輝いています。この紋次郎を撮ったころが最も大変な時だったのかもしれません。 ヒロインお久(扇ひろ子)のことも書いておきましょう。原作では、ラスト、飛んでいる蛾に向かって楊枝を放ちますが、本作品では、紋次郎の長脇差をやくざから取り戻し、息を絶えたときに預った簪を空中に投げ、それに向かって放ちます。こちらの方がヒロインの儚さを際立たせていました。 なお、本作品の前作「一里塚に風を断つ」のロケ中に、実際に足を怪我していたときの作品です。これにより、放映は、一か月中断し、峠シリーズが放映されます。 |
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