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2015. 8/ 5 | 水車は夕映えに軋んだ 第2期 3話 舞台:日光脇往還坂戸 演出:鍛冶昇 共演:大原麗子 |
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「昨日という日のねえあっしには、忘れられねえことなんかござんせんよ」 | ||||||
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ラストシーンで、お縫(大原麗子)の以下のセリフに続けて、紋次郎が語るセリフです。 「確かに自分の長脇差は使わなかったけど、おまえさん、 女を殺したことに間違いないんだよ、木枯し紋次郎。 すぐそのことを忘れられるといいんだけどねえ」 殺された恋人の意趣返しで14人の百姓を殺害したお縫は、 女子供には手出しをしないという紋次郎の跳ね上げた長脇差を胸に受け、命を落とします。 そのシーンでの会話ですが、絶品です。 ちなみに原作では、 「あっしには、昨日という日がありません。明日がもし来るようだったら、 振り返って思い出すようなことは何もねえんでしょうよ」 となっています。 さらにそのセリフに先立ち、次のように説明しています。 "過ぎ去ったことは、次の瞬間に忘れる。過去も未来も『無』に等しい。あるのは、現在だけである。 それが紋次郎の、生き方というものだった。 いまはただ、白く浮き上がる道に目を凝らして漆黒の闇の中を歩き続けるのみだった" 生きてゆくには、忘れることは大切です。 悲しいことも時が経つことで忘れることができます。 (どこかで聞いた内容ですね。 「やくざ映画に学べ!ビジネス、そして人生」の「関の弥太っぺ」ですね) すべての出来事を鮮明に覚えていて、忘れられないのが、人間だとすると、 とてもではありませんが、生きてゆくのがつらいでしょう。 まあ、紋次郎のように極端でなくてもいいですが・・・ しかし、若き日の大原麗子、奇麗ですね。 同様、若き日の樹木希林(当時は悠木千帆でしたが)も出ています。 |
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