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2008. 2/10 | そして、経営戦略へ1 - 戦争の戦略が基本 | |
◆ 戦争の戦略が基本 前章までの説明で、経営理念、経営戦略、経営戦術といった言葉のもつ意味の違いを解きほぐしてきたつもりですが、いかがでしょうか。この時点で、まずあなたの会社の経営理念を策定できたはずです。もしくは、すでに経営理念をもつ会社であるならば、再確認できたはずです。 さあ、これから、経営戦略を策定してゆきましょう。 経営戦略は、基本的には会社の業種に依存しません。 一方、経営戦術は、会社の業種に大きく依存します。たとえば、「ニッチ市場に向けて注力する」といった方策であれば、一応戦略です。これは、特定の業種に依存しない内容です。「新規商品をいち早く市場に導入する」となると、第2次産業に関わる業種にしか当てはまらず、第3次産業のサービス業には当てはまりませんので、戦術です。 このような理由により、従来から経営戦略は理論化され、いろいろな書籍で紹介されてきました。経営戦略は、一般論で語りやすいのです。しかし、逆に現実のビジネスに適用し利用しようとすると、どのように使ったらよいのか、とまどい、使うことができないのが、実状です。 これから、まずいくつかの有名な戦略理論を紹介しますので、知識として、頭の中においてください。その後、経営戦略策定のフレームワークに従って、策定してみます。 経営戦略は、現在までに多くの先人により様々な理論が生み出されてきました。もとをただせば、日本、また世界で、今日に至るまで戦争が繰り返し行なわれてきたわけですが、それらの戦争における戦略が、経営戦略理論の基礎となり、そこから様々な経営戦略が立案されてきたという歴史があります。 戦争、もしくは軍事の戦略といえば、中国の「孫子の兵法」が有名です。 紀元前3世紀ころに孫武により書かれたと伝えられています。その詳細は、出版されているいろいろな書籍で説明されていますので、興味のある方は、それらの書籍を参考にしていただくとして、本書では簡単な紹介にとどめます。 次に軍事戦略以降の経営戦略として、ランチェスター、ポーター、コトラーといった人たちの考案した古典的、かつ基本的な理論を紹介します。戦略を実行ベースに乗せてゆくにあたり、戦略立案に関わらない第三者、経営者や一般社員に説明、納得してもらう手段として、これらの著名な理論や著者の使うキーワードを使い、立案した戦略を権威付けするときに使えますので、ひととおり頭の片隅に置き、使うことができるとたいへん便利です。 |
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