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2008. 6/15 | そして、経営戦略へ10 - 分析ツール | |
◆ 分析ツールを手中に収めよう 戦略理論もひととおり勉強したので、さて次は戦略立案といきたいのですが、ちょっと待ってください。前述しました「経営戦略のフレームワークの3C」を思い出しましょう。孫子のいうように、まず己を知り、敵を知ることが重要です。そこから、戦略を考えなくてはなりません。 この「経営戦略のフレームワークの3C」の3つの視点から、戦略を策定します。 過去に経営戦略がいろいろと提唱されてきたように、己、そして敵を知るための分析する道具もいろいろと考案されてきました。これらは目的、用途によって使い分けてこそ効果があります。ここでは、分析のツールのいくつかを紹介します。 分析ツールには、環境分析ツールと戦略策定ツールがあります。前者の環境分析ツールは、事実を第三者に視覚的にわかりやすく説明することが目的です。後者の戦略策定ツールは、市場での自社のポジションや今後の進むべき方向を可視化することが目的です。 ◆ まず環境分析ツール 環境分析は、マクロ環境、市場環境、社内環境の3つの視点による分析を行ない、可能な限り定量化されたデータで示します。 1 マクロ環境 社会、経済、環境、ライフスタイル等。 2 市場環境 市場規模、シェア、価格等。 3 社内環境 自社のポジション・売上げ・課題、経営資源等。 これらのすべてのデータを経営戦略で使用するかどうかは、この時点ではわかりませんが、ひととおり、まとめてみてください。作成するツールとしては、ExcelやPowerPointといったパソコンのソフトウェア、アウトプットは、それを利用したグラフとなります。 各会社の事業内容や市場等によって、若干異なるグラフの形になるかもしれませんが、おおまかにはこのようなグラフで表せるはずです。 そして、大事なことは、データを示すグラフ等には、必ず作成者の考察を付与することです。 図の例では、環境分析として、市場の規模の年別の推移を棒グラフで表し、コメントとして市場の状況と自社の状況を記載しています。また市場での自社のシェアを円グラフで表し、コメントを付与しています。最後に自社の状況を販売数量、販売状況、課題といった観点で分析しています。 対象とする市場、各社の状況に応じて、いろいろ作ってみてください。あくまで、ここでは事実を客観的に見られるようにすることが目的です。事実を正しく表現します。 |
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