太平山〜晃石山 - わたらせからの風 近隣の山々
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太平山〜晃石山 地図へ

栃木の南の佐野市から栃木市に向うと、すぐ近くに北に連なる山々が見えます。太平山です。

日光例幣使街道を歩く」でも、この山々を左に見ながら、歩きました。
春の桜や梅雨のあじさいで有名です。また、麓には、たくさんのぶどう園があります。

大平下駅から、大中寺、太平山神社を経て、栃木駅に至るコースは、関東ふれあいの道 桜咲くパノラマの道にしていされています。

大中寺から、太平山(標高343m)へ登り、晃石山(標高419.1m)へ向います。(取材日:2009.9/10 木)


大中寺からの登山口

登山口までは、大中寺を参考に。

今回は、以前勤務していた会社の人が二人同行しています。
度々後ろ姿で登場です。

大中寺からの登山口
山道へ

遊歩道へ

遊歩道までの山道

杉木立の中の山道で、一気に山の中のひとへ。






岩が現れたりしますが、20分くらいで遊歩道へ飛び出します。
あちらこちらに道標が立っていますので、楽チン。

謙信平

さらに数分で広場が現れます。「謙信平」です。

上杉謙信が太平山に登り、兵馬の訓練を行い、太平山上から南の関東平野を見渡し、あまりの広さに目を見張ったという言い伝えのある場所です。

また、明治・大正の国学者 岡吉胤が謙信平からの眺めを「陸の松島」と喩えたたといわれます。

謙信平
山本有三文学碑

謙信平の茶店

山本有三文学碑

この場所の植え込みの中に栃木出身の山本有三の文学碑があります。
自然石に「
路傍の石」の一節が刻まれています。

  
「たったひとりしかない自分を
  たった一度しかない一生を
  ほんとうに生かさなかったら
  人間うまれてきたかいが
  ないじゃないか」


この碑は、山本有三が昭和35年(1960)に栃木市名誉市民に推挙されたことを記念して建てられました。

ここ謙信平には、花見台が多く置かれ、桜の季節の賑わいを感じることができます。
また、道路沿いにいまも茶店が店を開いています。
現代では、希少な光景です。
地方の殆どの神社仏閣の観光施設はなくなっていっています。
京都などは別として・・・

太平山神社へ道

来た道を戻り、茶店の左から、太平山神社の参道を辿ります。






途中天狗の投石を見ながら、木立の中の石畳の道を歩いてゆきます。

太平山神社の参道

天狗の投石

木立の参道
本殿

交通安全神社

福神社

星宮神社

大平稲荷神社

三輪神社

足尾神社

皇大神社・・・

太平山神社

数分で太平山神社です。
立派な神社で、さまざまな社が建てられています。

天長4年(827)、慈覚大師円仁により創建されました。
 >> 円仁については、「大慈寺」で詳しく紹介しています。

明治維新までは、三光神社太平山大権現と称し、祭神は、月、日、星の三光天子で、本地は、虚空蔵菩薩、別当寺は連祥院般若寺です。
ということで、以前は、仏寺だったのでしょうか。

太平山神社は、徳川将軍家の崇敬が極めて厚く、朱印地50石を寄進されました。

拝殿の傍に星宮神社があり、建物の造りは仏堂ですが、神仏混淆の名残りで、神仏分離令以前は虚空菩薩を
祀っていました。

写真上から、
 本殿
 交通安全神社
 福神社





 星宮神社








 大平稲荷神社









 三輪神社








 足尾神社










 神社の長屋?
 (皇大神社、稲荷神社、厳島神社、上官神社、天満宮、
 大杉神社、織姫神社、浅間神社、愛宕神社、八幡神社)

       >> サイトは、こちらから。

奥宮へ

境内の右 神社の長屋のような建物の横に奥宮への道があります。
















5分くらいで奥宮(石祠)へ到着です。

神社境内の奥宮入り口

奥宮への道

奥宮
大平山頂への道

山頂(富士浅間神社)

富士浅間神社(大平山頂)

さらに先の富士浅間神社を目指します。

奥宮から7、8分で到着です。





朱色の社とベンチがあります。
社の裏手が小高い丘になっていますので、こちらが頂でしょうか。

ぐみの木峠

ここから、山歩きといった趣になり、
晃石山(てるいしやま)を目指します。
















10分くらい歩くと、右に木立の隙間から電波塔を見ます。













石垣の下を歩き、ほんの数分でぐみの木峠です。








ベンチが数基設置されておりますので、休憩にはよいでしょう。

ここから、大中寺に下ることもできます。

山頂から下る

広い山道へ

電波塔

石垣の道

ぐみの木峠
尾根を登り返す

陸の松島

筑波山

晃石山へ

峠から、尾根を登り返します。






途中、南側の展望が開けます。

「陸の松島」と呼ばれた景色、そして左の方向に筑波山の姿も確認できます。

◆山頂へ

さて、ここから、20分ほど山道を登り、
頑張って山頂を目指します。





途中、道は二手に分かれます。右が尾根道、左が巻き道。
今回、左へ行ってしまい、晃石神社にでてしまい、
戻って、晃石山頂へ出ました。

山頂へ

晃石神社から戻る
晃石山頂



男体山

日光白根山

馬不入山から岩船山

晃石山頂

山頂には、石祠があり、木立の中なのですが、
北の日光、足尾方面、南の馬不入山岩船山方面が望めます。

一等三角点があります。やはり、一等は大きい。
先日見た映画「
剣岳 点の記」は、三等三角点を建てる話でした。
剣岳より上位の三角点があるということになります。

ベンチもあり、ここで昼食とします。

晃石神社

道も下り、晃石神社に戻ります。
山の上の神社としては、立派な社です。






境内に鏡石と呼ばれる石があります。
昔、煌々と輝きを放っていたそうです。

いまは、腰掛けるのに手ごろな感じ。

晃石神社

鏡石
清水寺方面へ下る

樋を伝う沢水

運搬用モノレール起点

林道へ出る

林道へ下る

境内の小さな石段を下り、
清水寺方面へゆくと、すぎ右手に大中寺への分岐があります。

ここかから、25分くらい下りが続きます。
結構急ですので、ひざを痛めないようにゆっくりと。


途中、樋を伝わる水場、
ハンググライダーの資材を運ぶモノレールの起点を見て、
林道に飛び出します。

大中寺へ

林道に出たら、左へ歩いてゆきます。
途中、小川のところを道標に従い、左に回りこみ、人家の裏手を行くと、もう大中寺の駐車場の前の道です。
15分くらいの歩道歩きです。



さて、いかがだったでしょうか。
季節ごとに、それぞれの花の楽しみもあるコースだと思います。
春の桜、梅雨のアジサイ、秋の彼岸花、コスモス・・・

林道を東へ

左の小道から大中寺の前へ
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