見晴山〜句碑巡り - わたらせからの風 みどり近辺の山々
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見晴山〜句碑巡り 地図

赤城山は、春のレンゲツツジ、秋の紅葉の時期に訪れる人が多い。

今回は、レンゲツツジを狙って、見晴山を訪れました。それだけでは、短時間で終わってしまいそうなので、句碑巡りをセットし、周回してみました。見晴山駐車場へクルマを停め、スタートです。
見晴山 標高 1,458m(取材日:2014.6/20 金)


見晴山駐車場

レンゲツツジの時期は、平日でも混雑するかと思い、9時前に見晴山駐車場に到着しました。
手前の赤城山総合案内所の駐車場は、
結構クルマがいっぱいでしたが、こちらは、皆無。



ここから句碑巡りの遊歩道が始まります。
きょうは、ここをスタート、ゴールとします。

見晴山駐車場

句碑巡りマップ
マップをクリックすると、拡大表示

見晴山登山口

レンゲツツジの群落

見晴山登山口

見晴山駐車場は、2か所ありますが、
大沼へ上ってゆく手前の駐車場(10台くらい可能)にクルマを停めれば、登山口は道路を渡った眼の前。




白樺牧場のレンゲツツジの群落が美しい。

見晴山展望台

登山口から、ツツジに囲まれた展望台は、指呼の距離。
たった3分。





青空にすくっと立って、なんともいえない良い雰囲気。









振り返れば、ツツジの群落。
いま歩きだした見晴山駐車場も見えます。

展望台への道

展望台

展望台から

柵沿いを

見晴山山頂

見晴山山頂

展望台から、白樺牧場の柵沿いに歩きます。
白樺が伸びやかに2本立っている道を進みます。





登山口から、たった10分の山頂は、
広い園地となっており、ここも良い雰囲気。
昼寝でもしたい気分ですが、
いかんせん歩き始めて10分なので、休憩にも早過ぎる。

笹原

山頂を後にし、
大沼湖畔の第2スキー場へ向かって下ります。





赤城山総合案内所と第2スキー場の分岐を過ぎると、
木立の中の笹原の道です。

この日は雨あがりで、
ズボンがびしょ濡れになってしまいました。
まあ晴れているので、歩いているうちに乾くでしょう。

分岐

第2スキー場への下り

白樺林

第2スキー場上部

クサタチバナの白い花

ロープトゥの残骸

展望台入口の案内

第2スキー場

眼の前に展望が開け、
黒檜山駒ヶ岳、そして大沼が見えてきます。
ここは、第2スキー場の上部です。





ゲレンデを下ってゆくと途中、白い花の群落が右に見えました。
クサタチバナです。








さらにロープトゥの設備の残骸でしょうか、
直径1mくらいの大きな鉄の輪が傾いています。
昔、スキー場には、リフトのほかにロープトゥというのがあり、
それに掴まって斜面を登りました。
それがなかなか難しい。
うまく掴まって、しっかりとスキー板を揃えていないと、
こけてしまいます。



下り切ると、展望台入口の案内板がありましたが、
これではどの道かわからない。

大沼湖畔の道

スキー場を下りきったところは、青木旅館。
その道路の先は、もう大沼です。





ここからは、右へ道路沿いに進み、
右から、いつも走ってくるT字路の
少し先の山側が句碑巡りの入口です。

大沼湖畔

湖畔の道を歩く

T字路

句碑巡り遊歩道入口

句碑巡り遊歩道入口

見晴山駐車場にもあったような、
しっかりとした句碑巡りの案内板が立っています。
句碑巡りは、地蔵岳の東南山麓を歩いてゆくことになります。
ゴールは、見晴山駐車場。

水原秋桜子の句碑

入口のすぐ左に、
まず楕円形の自然石に鉄のプレートのはめ込まれた、
水原秋桜子の句碑があります。

啄木鳥や 落葉をいそぐ 牧の木々

水原秋桜子は、赤城に十数回訪れているといいます。

水原秋桜子の句碑

遊歩道

相葉有流の句碑

相葉有流の句碑

白樺の林に向かって歩くと、
群馬大学の教授だった相葉有流の句碑です。
こちらは、縦長の自然石に鉄のプレート。

生きて芽吹きて 風倒の楢 霧まみれ

富田うしほの句碑

ウッドチップの遊歩道となると、
自然石に直接句が刻まれた、富田うしほの句碑があります。

迅雷や 黒檜の肩の うるし雲

ウッドチップの遊歩道

富田うしほの句碑

松野自得の句碑

松野自得の句碑

続いて、やや大ぶりの自然石の句碑は、前橋出身の松野自得。
大きな特長ある文字で刻まれています。

かぜ吹けば 風から生まれ 赤とんぼ

良い俳句です。

大友華亭の句碑

山咲(わら)う 牧場の柵を 繕える

これは、赤城山のある所在地である富士見村の村長の作。

大友華亭の句碑

地蔵岳登山口

見晴山駐車場

木立の遊歩道

5つの句碑を巡る句碑巡りの遊歩道は、
自動車道に沿うようになり、ここからは素人の作品が並びます。
そして、入口から15分ほどで見晴山駐車場へ戻りました。





レンゲツツジを求めて見晴山に登ってみました。
ここは、度々通過しているのですが、登るのは初めてでした。
確かに短時間で登れてしまい、運動にもなりませんが、
拾い物のコースでした。
明るい山道、広い山頂・・・ 句碑巡りも合せても、1時間程度。
軽いハイキングコースですが、良い景色にも出会える。

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