黒檜山 - わたらせからの風 みどり近辺の山々
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黒檜山

黒檜山 赤城の外輪山の中で、もっとも高い、主峰の黒檜山。
大沼湖畔から直登するコース、駒ヶ岳を経由して登るコース、そして東麓の花見ヶ原森林公園から登るコースがあります。

標高 黒檜山 1828m、駒ヶ岳 1685m

花見ヶ原森林公園ルート追加(2015.8/3)



【駒ヶ岳コース】 地図へ 
このコースは、大沼湖畔から、駒ヶ岳経由で登り、猫岩経由で下ります。

10月の体育の日、前日から降り続いた雨も止み、稲刈りもできず、赤城山集中登山の締めくくりをすることにしました。
(取材日:2010.10/11 月)

大沼を反時計回りに回り、赤城神社の手前の湖畔の駐車場にクルマを置いてスタートです。

大洞駐車場

8割くらいクルマで埋まっている駐車場に降り立つと、風が強い。まあ、いずれ止むでしょう。

紅葉の真っ最中の10月連休最終日ということで、
登山者も多いようすで、
朝9時というのに、準備をするひとの姿が目立ちます。

大洞駐車場
駒ヶ岳登山口

登山口

クルマで通ってきた道を2、3分戻ると、
山腹に駒ヶ岳登山口の道標が立っています。
ここから、登り始めます。

登山道

しばらくは、木の階段がときどき現れる山道です。
ここでは、数人の登山者を追い越したのみでしたので、
思いのほか、登山者がいないのでは、と思いつつ登ってゆきます。

登山道
道標

道標

登山口から、登り始めて10分。
「駒ヶ岳0.9km、大洞、大沼0.5km」の道標が立ちます。

鉄製の階段

道標から数分で鉄製の階段が断続的に続きます。







しかし、これを登れば、尾根にでます。

鉄製の階段

尾根直下
尾根の道標

尾根

階段が始まってから、20分くらい登ると、
駒ヶ岳に続く稜線にでます。
明るい広場になっており、ベンチがふたつあります。
登山口からは、30分。

ここでは、数人の登山者に会いました。
坐って休んでいると、数組に追い越されてゆきました。
思いのほか、ひとが通ります。

ここからは、東南のパノラマが拡がります。
かなたに秩父、奥多摩の山々。
平野の中に浮かぶ島のように、八王子山稜金山
そして、眼下に長七郎山、小沼。

 
               八王子山稜 金山             長七郎山 小沼
尾根からの南展望

稜線を行く

展望もある、心地よい稜線歩きです。






今回の歩きで唯一見かけた花。りんどうです。









笹原の先に駒ヶ岳が見えます。











そして、南に眼をやれば、かなたに富士山の姿も。

稜線を行く

りんどうの花

駒ヶ岳

かなたの富士山
駒ヶ岳山頂

ここにも山頂の山銘板が

駒ヶ岳山頂

尾根に出てから、10分くらいで駒ヶ岳山頂です。
狭い山頂に登山者がいっぱいでした。

「黒檜山1.2km 標高差220m」の道標が立ちます。




駒ヶ岳山頂からは、いったん下り、黒檜山へ登り返します。

道標

モミジ、ナナカマドの鮮やかな赤。その先に黒檜山が見えます。







「黒檜山1.1km」の道標が立ちます。

紅葉の先に黒檜山

道標
大ダルミ

紅葉の黒檜山

大ダルミ

下ってゆくと、広い笹原にでました。大ダルミです。
駒ヶ岳山頂から、10分くらいでしょうか。

「黒檜山0.8km」の道標が立ちます。




さあ、ここから、黒檜山山頂まで一気に登ります。

その黒檜山も山肌がところどころ紅葉しています。
その隙間を縫って登ってゆく登山者の姿もチラホラ。

急坂の登り

黒檜山への登り返しは、黙々と登るしかありません。
標高差220mです。
このあたり、下ってくるひととも多くすれ違いました。















地蔵岳もよく見え、次第に大沼も姿を現わしました。

山頂を目指す

紅葉のモミジ、青い空・・・

地蔵岳、大沼
黒檜山、花見ヶ森分岐

灌木を縫って山頂へ

紅葉のシラカバ、青い空・・・

分岐

登りに飽きてきたころ、道標が入り乱れている地点に到達します。
黒檜山、花見ヶ森の分岐点です。
道標は、「黒檜山頂0.2km」。





灌木の間を通って、黒檜山頂へ向かいます。









見上げれば、シラカバの黄と空の青が眩しい。

黒檜大神

山頂と思しき広場にでます。
朱がはげかかった鳥居と石祠、黒檜大神と刻まれた大石。
ここは、黒檜山山頂の東にあたります。
登山者でいっぱいです。
予想外の人数。反対からのコースである猫岩経由で登ってくるひとが多いようです。


南側のパノラマが拡がります。
眼下に小地蔵、長七郎山、小沼、地蔵岳

黒檜大神の鳥居

黒檜大神
 
小地蔵山 長七郎山 小沼              地蔵岳          
黒檜山から、南展望
黒檜山山頂

人、人、人の山頂

黒檜山山頂

黒檜大神から、西へ0.1kmの場所が山頂になります。







しかし、ここも登山者でいっぱい。

東側の展望の得られる場所を見つけてみました。
皇海山、男体山も遠望できました。

 
皇海山 男体山                         桐生、足利の山々      
黒檜山から、東展望

下山

下山は、猫岩経由で大沼へ向かって急降下です。
以前も歩いた道ですが、
その時は、急いで下りて、膝を痛めています。
実は、今回は、雨上がりの山道でしたので、
足を滑らせ、転んで、腰を打ってしまいました。

下りはじめのころは、たくさんの登るひと、降りるひとの往来です。

しかし、そんな喧騒も10分ほどでなくなり、
たまに登ってくるひととすれ違うくらいとなってきました。

急降下を下る

猫岩

大沼の畔の赤城時ナjあ、大洞駐車場

猫岩

猫岩の道標に着くと、もう少しです。
しかし、どれが猫岩なのか??





このあたりまで下ると、
朱い橋がかかり、大沼に突き出た部分に建つ赤城神社も見えてきます。
さらにその先にスタート地点の大洞駐車場も。

下山口

下山口も近づくころは、あまり登山者とも合わなくなりました。
と思いきや、若いひとたちが登ってきます。
これから登るのか、と思うと、タイヘンですね。





下山口の道標には、標高差450mと記されています。

湖畔の道路が見えてきました

下山口
赤城神社へ

道路を赤城神社へ

道路に出ると、路肩にたくさんのクルマが停まっています。
やはり、こちらから登るひとが多いようです。
道路を左手に歩き、赤城神社を参拝して、駐車場に戻ります。

赤城神社

赤城神社に着くと、何やら、境内が人だかり。
神社の境内で流鏑馬が行われることがわかりました。

そんな喧騒を横目に大洞の駐車場に到着しました。





黒檜山は、猫岩経由で直登する登山者が多いようですが、
駒ヶ岳経由の往復のほうが展望もあり、よいと思いました。






今回、主峰黒檜山を歩き、
2010年夏の赤城山集中登山は、締めくくりとなります。
ひさしぶりに赤城山を歩いたのですが、やはり赤城山はよかった。

筆者は中年になり、初めて登った長七郎山から、山登りライフが始まりました。
そんなことを思うと、ふるさとに戻ってきたような思いです。

赤城神社

流鏑馬

馬場と船上の的
   
【花見ヶ原森林公園コース】地図New
このコースは、90年代後半に一度行ったきりです。記憶では、登りが長かった。
今回は、久方ぶりに登ってみました。(取材日:2015. 8/3 月)

国道122号で大間々から足尾方面へ向かいます。
道の駅くろほね やまびこを過ぎ、水沼駅手前の下田沢の交差点を左折し、県道62号で沼田方向へ向かいます。
途中、利平茶屋森林公園への道を分け、花見ヶ原森林公園を示す案内に従って走ってゆきます。
花見ヶ原森林公園には、公園手前にふたつ駐車場があります。
今回は、公園そばへ駐車。駐車するクルマは、一台のみ。夏休みとはいうものの平日なので、こんなものでしょう。
 

 

見ヶ原森林公園駐車場

舗装されてなく、草の生える広い駐車場にクルマは一台。
しかし、眼の前の管理棟の横には、クルマが停まっています。
ひとは居るようです。夏休みですから。
花見ヶ原森林公園駐車場
   

花見ヶ原森林公園 遊具の広場

黒檜山登山道案内、トイレ

キャンプ場

花見ヶ原森林公園

車止めを跨ぎ、公園内に入ると、
左に管理棟、右に木製の遊具がいくつか設置された広場があります。しかし、人気はありません。





直進すると、「右 黒檜山登山道」の案内。
その左に新しい白い建物のトイレがあります。








案内に従い、キャンプ場の中を進んでゆきます。
キャンプ中の家族もいました。
   
つつじ園

5分ほどで、
背丈の低いツツジが植わる場所、つつじ園の入口です。
ここから、山登りのスタートです。





下草の生える木立の中を進みます。
この公園、1200mの標高にあるので、
下界は猛暑の日が続いていますが、風も気持ち良い。

つつじ園入口

木立の中

   

最初の分岐

新しい道標

関東ふれあいの道石柱

旧い道標

熊笹の道

最初の分岐

道は、T字路で突き当たり、
「←林間歩道 黒檜山 3.7km→」の道標。
この道標、2014年に立てられた、新しいものです。















その先には、「関東ふれあいの道」の石柱。



さらにその先に、「←林道分岐点 大洞 大沼 6.2km」の道標。
こちらは、旧いもの。




このふたつの道標ですが、
新しい方の"林間歩道"というのは、何?
旧い方の"林道分岐点"は、何?

返りの道すがら、判ったのですが、
これは、花見ヶ原森林公園へ向かう途中にある舗装路から、
通行止めにある林道が分岐している場所があり、
それを指すらしい。
案内図もなく、言葉だけでは、説明が難しい。
ましてや、山なのだから、案内板も必要ですね。
そんなことを考えながら、熊笹の中を進んでゆきます。
   
水道施設

金網に覆われた旧いコンクリートの施設があります。
水道施設でしょうか?
水道施設?
   
山道の水道管 水道管

山道の真ん中を水道管らしきものが通っています。
公園に沢の水を引き込んでいるのでしょうか?
   
黒檜山まで、3.0km地点

この後、新しい道標が黒檜山までの距離を示してくれています。
その距離を目安に登ってゆきます。
ここが、「←黒檜山3km 花見ヶ原1km」
公園から、20分。まだまだですね。



このあたりまで登ると、白樺も見えてきます。

道標

白樺

   

2.5km道標

岩の転がる沢

関東ふれあいの道プレート

2.5km地点

ここから、赤城らしい岩がゴロゴロ転がっている道です。
これが、下りには、つらい。

そんな岩がゴロゴロ転がる沢を渡るのですが、
当然道が途切れます。













そんな場所には、「関東ふれあいの道」のプレートがぶら下がってします。
   
2.0km地点

ここが中間地点ですね。
このあたりから、沢もなくなり、
熊笹の生える山道になってゆきます。




そして、木の階段、木道も現れます。

2.0km道標

木の階段

木道

   

1.5km道標

黄色のマルバダケブキの花

ようやく青空

テーブル、ベンチ

1.5km地点

木道の下は、沢の水が流れています。すなわち湿地。







そこかしこにマルバダケブキの黄色い花が咲いています。
木立の先には、群生するようすも見えます。








ここで初めて、青空が見える場所が現れますが、
すぐまた木立の中の道。







歩き始めて、初めて、テーブルベンチが3脚。
もう少しコース上にベンチ等の設置してほしいものです。

帰路、日陰を求めて、ここで昼食。
   
1.0km、0.5km地点

ようやく黒檜山頂も見えてきました。
実際には、見えないのですが、感覚的に・・・















稜線も近くなり、青空も見え始めます。
殆ど林間の山道をだらだらと登ってきたので、
その解放感が有難い。







南西の展望が開け、長七郎山小沼地蔵岳も見えてきました。
このコースでは、ここが唯一の展望地。

1.0km道標

0.5km道標

稜線近い

長七郎山、小沼、地蔵岳

   
駒ヶ岳からの道へ合流 駒ヶ岳からの登山道に合流

また木立の中の道に変わると、駒ヶ岳からの登山道に合流します。あとひと登りのです。
   
黒檜山山頂

ぽっかり空いた青空。
積まれた岩に、黒檜大神の鳥居が見えます。黒檜山山頂です。
この山頂は、夏場の展望は木立越し。さらには日陰もない。

数人の登山者がいます。
本日、初めて登山者に会いました。
往路は、誰にも会わず、復路登ってくるひと一人とすれ違いました。

やはり、花見ヶ原森林公園からのコースは、登りがだらだらと長いのと、殆ど林間なので、解放感がない。
自分でも一度行ったきりで、脚を運ばなかったことを再認識。
この時期、赤城山は、涼しいのですが、
ブヨが多く、煩わしいのが難です。
黒檜山山頂
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