鍋割山 - わたらせからの風 みどり近辺の山々
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鍋割山 地図へ

鍋割山へは、姫百合駐車場から荒山高原経由のルートがよく使われます。
しかし、南に張りだしている笹原の尾根道を辿り、山頂へというルートも以前から気になっていました。

ようやく夏らしくなってきた7月末日、朝はまだ雲が多かったのですが、きっと晴れるという希望的観測のもと、出発しました。
標高 鍋割山 1332m(取材日:2012.7/31 火)

元有料道路の料金所のあった場所である大河原から、赤城国際カントリークラブへ向かい、左折してゆきます。
初めての道です。高度を稼ぎ、ゴルフ場の中、クラブハウス前を通り過ぎ、T字路に付きあたります。その左側が登山口です。


登山口

木立に囲まれた登山口の右側の路肩にクルマは、5台くらいは置けるでしょうか。既に1台クルマがありました。


道路の反対側に勢多農林校演習林の標柱があります。
道標のそばに「クマ出没注意」や「マムシ発見」の注意書きがありました。最近、どこへ行ってもクマですね!

天気は、相変わらず曇ったままです。

登山口

勢多農林高演習林

道標

道標

道標

数分で、木立を抜けると、道標があります。
「鍋割山まで標高差500m、距離1.5km」
距離の割に高さを稼がなくてはいけません。
ということは、結構急ですね。
左方向は、鍋破山不動尊経由のルートを示しています。
帰路に、このルートをとってみようと思っています。
鍋割山は、雲の中です。

登山道

右側にロープが張られている笹の道を右に巻いてゆきます。






季節がら、大振りなヤマユリがあちらこちらに咲いています。
茶色の花粉をつけないように離れて歩かなくては・・・








白いオカトラノオも見つけました。

登山道

ヤマユリ

オカトラノオ

登山道

ヤマホタルブクロ

ノアザミ

岩も現れる

道は折り返すように続き、足元には岩も現れてきます。






岩の隙間から生えている紫のヤマホタルブクロ。









ピンクのシモツケ、紫のノアザミも咲いています。
そんな花々に導かれながら、登るのは楽しいですね。

鍋割高原

白の花弁に黄色の花糸のナツツバキが現れ、
明るい笹原に変わります。鍋割高原です。
登山口から、25分。




晴れていれば爽快な景色で、
眼下に前橋の市街地なども見えるのでしょうが、きょうは雲の中。
ガスが次々に流れています。
でも笹原の歩きは楽しい。
眼前に鍋割山がうっすらと確認できます。

ナツツバキ

鍋割高原

鍋割山

   

樹林帯の岩場

カラマツソウ

最後の岩場

平坦な山道へ

岩場

鍋割高原の次は、樹林帯の岩場の登りが続きます。






このあたりは、花はあまりなかったのですが、
白いカラマツソウを唯一見つけました。








50分くらい岩場を登り続けます。
結構飽きてきます。
沢登りをしているような岩を最後に登ると平坦な山道へと変わります。

道標

山頂間近の道標は、
「山頂まで標高差80m 距離0.3km」
左から鍋破不動尊からの道を合わせています。
しかし笹に覆われて道が見えない!
ここまで下半身から靴まで露でびしょ濡れです。
さらに笹を掻き分けるのを嫌い、
帰路も同じ道をとることにしました。

道標

笹原の丸太階段

一瞬の青空

丸太の階段

鍋割山山頂への道は、丸太の階段へと変わります。
先行者が下ってきました。登山口に置かれていたクルマの人です。挨拶もせずに下ってゆきました。なんだ!




山頂直下で雲が激しく東から西へ流れてゆき、
一瞬青空が現れました。
きっと青空の下を登ると楽しいでしょうね。

鍋割山山頂

階段を10分ほど登ると、鍋割山山頂です。
驚いたことに登山者がまったくいません。
雨が降っているわけでもないので、
きっと荒山高原からの登山者がそれなりにいると思っていたのですが、さにあらず。
山頂を一人占めです。いままで、こんなことはなかった。

しかし、ガスが次から次へと流れてゆきます。
しばらくすれば、晴れると思い、大休止です。
ときどき青空も現れては消え、という繰り返しの天候の中、
30分ほど休んだので、下ることにしました。

鍋割山山頂

登ってきた道

青空へ

前橋市街を見下ろす

鍋割山

青空のもと下山

下り始めたところで登山者が登ってきて、少々話をしました。
近在の方らしく、このルートを頻繁に登っているようでした。





山頂直下の道標のあたりまで下ると、青空に変わっています。
眼下に市街地も見え、振り返れば鍋割山もはっきりと見えました。思えば、鍋割山は天候に恵まれたことがない。

このコースは、普通の山道、笹原、樹林帯の岩場、笹原と景観が変わる面白いコースかもしれません。
でも岩場の登りがちょっと長いか・・・
荒山高原から、笹原の尾根伝いに向かうコースのほうが楽しい。

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