軽井沢峠
スカイボルトラインの小沼ももうすぐ、という地点の軽井沢峠にクルマを置きます。
ここは、10台くらい駐車できるのですが、
到着が10時ころになってしまったにも関わらず、
置いてあるクルマは2台、充分駐車可能でした。
すると、1台のワゴン車が近づいてきて、
黒檜山に登りたいのだが、どこから登るのと聞かれました。
前橋から来たという。なぜ、この道を使うのでしょう。
自分のクルマの所在地もわからないようす。
大鳥居から、旧有料道路をまっすぐ大沼を目指すのが、
ふつうだと思うのですが・・・
大沼湖畔からの黒檜山のコースを教えましたが、
初心者らしく、ちと心配。
眼の前に、これから登る荒山が見えます。
結構遠く感じますが、歩きだせば、簡単!
北側が登山口です。道標が立っており、
消費カロリーが記されています。
何もそこまでしなくても、という感じです。
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道標
数分で、また道標に会います。
ここを右に進むと、小沼方面への近道となります。
といっても軽井沢峠から歩いて数分の上の道路に出るのですが・・・
ここから、荒山まで、1.6kmです。
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山腹を巻く
荒山手前の上の避難小屋まで山腹を巻いて、
緩やかな登りが続きます。
一部崩壊している部分があり、気をつけて横切ります。
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上の避難小屋
20分で上の避難小屋に到着です。
ここは、林の中の広場になっており、
荒山から下ってくる登山者が、ホットひと息つく場所です。
今回は、ここから、荒山に登ります。
数人の登山者がおり、今年のツツジは開花が遅いと話していました。
確かに平地でも、天候不順でしたので、
いろいろな花の開花が遅れ気味です。
眼の前の岩の道を登ってゆきます。
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ひさし岩
15分ほど登ると、北側の展望が開ける、ひさし岩に着きます。
左手に頂上に電波塔が林立する地蔵岳、そのすぐ右に駒ケ岳、そして長七郎山が望めます。
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地蔵岳 駒ケ岳 長七郎山
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アカヤシオ
岩の間をくぐりながら、登ってゆくと、
ピンク色のアカヤシオが、ちょうど見ごろでした。
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荒山山頂
ひさし岩から15分ほどで荒山の山頂です。
木々に囲まれているので、展望はいまひとつです。
ここにも数人の登山者がいました。
荒山に数人の登山者がいるということから、
きっと荒山高原や鍋割山は、ツツジ目当ての登山者で混雑していることが推測できました
石祠の傍に赤城大明神 山開祭の幣が立てられていました。
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下って荒山高原へ
山頂からは、荒山高原までは、山頂直下の急坂を過ぎると、
笹の林床の気持ちのよい下り道です。
このコースを下るのは、初めてですが(いつもは登ってきていた)、結構登りの距離が長いことに気づきました。
大学のワンゲル部員の集団が重そうなザックを背負い、
次々に登ってきます。聞くと、中身は20kgとのこと。
笹道の先には鍋割山の姿も・・・
そして、南に前橋へと続くの街並み。
荒山の長い裾野が見渡せるところに白いコブシの花が咲いていました。
コブシは、作家の新田次郎(「孤高の人」、「八甲田山死の彷徨」等を書いた)の好きな花でした。
実は、筆者は新田次郎の愛読者です。
とくに「孤高の人」には影響を受けました。
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荒山高原
道もなだらかになり、潅木の間を抜けると、荒山高原の広場です。
ここまで、荒山山頂から、30分。
やはり数十人の登山者がいました。
姫百合駐車場は、きっといっぱいだったでしょう。
軽井沢峠を選んで正解でした。
ここから鍋割山にも次々と登山者が登ってゆきます。
歩くのが遅い団体の後ろにつくことを嫌い、休憩も早々に終え、鍋割山を目指します。
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尾根道へ向う
荒山高原から、ふつうの山道の登りを10分ほど我慢すると、展望の尾根に出ます。
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展望の尾根道
ここは、ホントにいい道です。
まっすぐ延びる尾根の山道、左右の足元には笹原。
遮る木々もなく、北から西、そして東の展望があります。
赤城山でベストの道ですし、筆者お薦めのコースでもあります。
振り返ると、登ってきた荒山と、その後ろに地蔵岳。
右には、榛名の山々。
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鍋割山山頂
展望を楽しみながら歩くこと40分。
鍋割山山頂に到着です。
予想とおり登山者で埋め尽くされています。
毎度のことながら、坐る場所もない。
赤城山の第一人気の山ですので、仕方がないのですが、管理人もこの山頂を何度も踏んでいるのですが、いつもながらのようすです。
実は、山頂でのんびりしたことが一度もありません。
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荒山高原へ戻る
早々に立ち去るしかなく、荒山高原に戻ります。
登るときとは違う方向からの展望が楽しめます。
三角錘の見事なかたちをした鈴が岳、その左奥に、至仏山、武尊山、そして谷川連峰の山々が、まだ雪を冠った姿を見せています。
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雪を冠った谷川連峰 武尊山 至仏山 手前に鈴が岳
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荒山高原
30分ほど楽しみながら歩くと、荒山高原です。
ここから、棚上の十字路へ向います。
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芝の広場
林の中の平坦な道を10分ほど歩くと、棚上十字路です。
直進は赤城温泉への道、左が上の避難小屋への道。
その傍にある芝の広場で昼食とします。
本来ならツツジでいっぱいのはずですが、
今回は残念ながらまだ蕾。
でも寝転がり、浴びる日差しは気持がいい。
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上の避難小屋へ
棚上十字路から、上の避難小屋へ戻ります。
前回、道を間違え、赤城温泉への道を歩いてしまったのですが、ここからは平坦な道と思いこんでいたこと、芝の広場を出て、十字路の右方向に山腹を巻くのだと、思い込んでいたことで間違えてしまいました。
今回は、ちゃんと確認して!
実は、ここから、林の中の、緩やかな登りが延々と続きます。
25分くらいでしょうか。
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軽井沢峠へ
上の避難小屋へ出たら、まっすぐ軽井沢峠への道です。
登ってくるときには気づかなかったのですが、
小地蔵岳と長七郎山が眼の前に見えます。
さらにスカイボルトラインとクルマを置いた軽井沢峠が見えました。
軽井沢峠に着くと、
案内板を眺める中年のご夫婦に、ここは何処?、
とまたまた尋ねられた。
いったい、どういうひとたちが赤城山を訪れているんだろう?
今回、初めて逆コースをとってみました。
しかし、お薦めは、この逆コースでしょうか。
上の避難小屋までのだらだらした登りより、荒山を目指す登り、となるコースのほうがよいでしょう。
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