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足尾近辺の山々の紹介-谷山(八つ山) 地図

みどり市の小平にある谷山(八つ山。やつやま)は、谷山城址でもあります。
以前紹介した、仁田山城(川内石尊山)の出城です。といっても砦程度だったと思います。
なかなか山深いところに造ったものです。

仁田山城主の里見氏が、元亀元年に桐生氏によって攻撃され、
仁田山城から、この谷山城に籠城し、自刃して果て、里見氏は滅亡しました。
谷山(八つ山) 標高449.1m(2019.4/18)

小平鍾乳洞公園の駐車場にクルマを停め、スタートです。


小平鍾乳洞公園

4月中旬、サクラの花がまだ残っており、
職員の方が駐車場に散ったサクラの花びらを
送風機で掃除していました。
そんな駐車場の隅にクルマを置かせていただきました。
しかし、8時頃の時間に山の支度をして訪れる人は
いないでしょうね。

小平鍾乳洞公園

小平鍾乳洞入り口

平成観音

小平鍾乳洞入口

駐車場の脇から、舗装された林道が山へ向かって延びています。
それを辿って歩き出します。
3分ほどで小平鍾乳洞の入口です。




入口の反対の道路わきに、
平成観音と呼ばれる、等身大程度の大きさですが、
立派な像が木立を背に立っています。

舗装された林道

さらに林道を進んでゆきます。
舗装されており、歩きやすい。

道は、公園の最上部のところで右にカーブし、
沢を越えて続きます。
ジグザグに上ってゆきます。


山桜がきれいです。足元には、散ったサクラの花びら。

林道

桜散る林道

未舗装の林道

未舗装の林道へ

15分ほど上ると、
道は未舗装となり、草の茂るようすになりますが、
まだしっかりした広い道で、歩きやすい。

石垣

数分でコンクリートが敷かれ、
山側に石垣の組まれた場所に着きます。
実は、昨秋もここを訪れているのですが、
右へ続く林道をさらに上ってゆき、
ヤブに阻まれて敗退しています。
ということで、今回リベンジなのです。


谷山へのとりつきは、石垣を越え、山腹へ入ってゆきます。

コンクリート舗装部分と石垣

石垣

峠



山に踏み込むと、眼の前に峠の窪みが見えました。
峠の先は、桐生市川内町。こちらはみどり市。

急坂

左に、高みに向かって続く急坂があります。
傾斜45度といった感じ(実際は、たぶんそれ以下)ですが、
そこを登ってゆきます。




距離も100mくらいあるので、
足を滑らせると、谷へ真っ逆さまに落ちてしまうような坂道です。
人も訪れない、こんな場所で滑って落ち、怪我でもしたら、
誰にも助けられず、どうなることかと不安です。


急坂

   

尾根

尾根

10分ほど、踏み外さないように気をつけながら、登ってゆくと、
尾根に出ます。
尾根道は、右の谷山山頂へと続いているようです。

この急坂の下山地点は、
気をつけないと、見過ごしてしまいます。
往路は、尾根道のように見えた急坂ですが、
復路は、尾根道に見えない、ただの山腹です。
   

谷山山頂

山頂直下に人工物のポールが立っています。
案内板でもあったのでしょうか。
数分で数十m四方の開けた本丸跡、谷山山頂へ到着です。




塚のような場所に雷電神社の石祠がひとつ。








木立に囲まれて展望なし。
北東方向に、木の隙間から、鳴神山が見えます。
山頂の周りには、城の腰曲輪が見えますが、
城址といっても砦レベルだったと思います。
昔の武士が林道もない当時にここまで登って来るのは、
容易なことではなかったと思います。





帰路は、来た道を戻るのですが、
気持ちに余裕もでき、
ヤマブキ、山桜、そして鍾乳洞公園内のしだれ桜を見ながら、
春を満喫といったところでしょうか。

今回は、道標、赤テープもないコースです。
山城探索の方か、物好きでないと登らないと思います。
登られる方は、急坂に要注意です!

    小平鍾乳洞公園のしだれ桜

   

谷山山頂

谷山山頂の石祠

鳴神山

ヤマブキ

林道のサクラ

   
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