小俣の山々 不動山、妙見山 - わたらせからの風 足利近辺の山々
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小俣の山々 不動山、妙見山 地図

ミツバツツジ 足利には、県道67号岩船桐生線(旧50号)と並行して、
筆者が、いつも桐生方面に向かう際に利用する県道227号坂西桐生線が市街地の西を通っています。
小俣駅のそば、熊野神社を山腹に控えた山の脇を通るので、
常々気になっていました。

県指定のミツバツツジが咲くというので、小俣の山々を巡ってみました。
不動山 標高 122.4m、妙見山 標高 138.2m(取材日:2013. 4/20 土)


【不動山】

恵性院駐車場

県道坂西桐生線を西に向かい、
小俣駅を過ぎ、清水川を渡り、
左に八坂神社を過ぎた交差点を右の山の方向に、
再び清水川を渡り返し、笛吹坂に向かう道を進みます。筆者も初めて走る道でしたが、結構広い道です。

清水川の近くに恵性院が左手に、
駐車場が右手の墓地の前にあります。
ここに置かせていただき、
ミツバツツジが咲くという不動山を目指します。

道路の左手の小高い場所に恵性院はあり、
小俣水子地蔵尊とあります。
左右に庚申塔を見て、石段を登ると本堂です。
落ち着いた佇まいです。

恵性院

本堂

清水川橋と土手

清水川橋

走って来た道を清水川橋まで戻り、
その小さな川の、小さな土手沿いに南の山腹に向かいます。

もう既にミツバツツジの案内板が見えています。

登山口

歩きだして数分です。
山腹にミツバツツジの案内板が立ちます。

県指定天然記念物のミツバツツジは、
栃木県が自生の北限にあたり、栃木県で唯一。
この地域でよく見られるトウゴクミツバツツジは、
雄しべが10本であるのに対し、
ミツバツツジは5本という特長がある旨、案内板に記されています。

ミツバツツジ案内板

登山道

ミツバツツジ

トウゴクミツバツツジ

ヤマツツジ

ミツバツツジ

案内板のところから、登山道が造られ、
上に登ってゆけるようになっています。





山腹には、幾種類かのツツジが点々と咲いています。
当然ミツバツツジを始めとして、
トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ・・・

成田山石碑

狭い登山道を数分登ると、
崖沿いの踊り場のような場所に、
小さな手水鉢、大振りの成田山石碑が立っています。

ツツジ咲く山腹

成田山石碑

篠竹の道

ツツジと湯殿山

山頂へ

道は、さらに延びており、進んでみます。
篠竹を刈り払った道で、
足元には切り株があちこちに歩きにくいこと甚だしい。




山頂と思しき場所も篠竹の中ですが、
ツツジもあちらこちらに咲いており、
その北に湯殿山が、南に八王子丘陵が展望できました。






さらに道はついているのですが、
不明瞭となり、引き返すことにしました。
帰路、笛吹坂を通った際にわかったのですが、
山から手摺のある階段があり、
そこまで道は通じているものと思います。

ツツジの時期には、見物がてらのお散歩によいかもしれません。将来に向かって今後も大切に保存してほしいものです。

【山崎稲荷】

山崎稲荷

恵性院から、初めて走る笛吹坂を越え、
県道218号名草坂西線へ出ます。
右折し、県道227号へ向かいます。

県道に出る手前の右手に山崎稲荷の石鳥居と社殿が見えます。
石鳥居の横にクルマを止め、山崎稲荷に参拝します。
(2017.12月現在。道路となり駐車不可) 。

小さな白壁、瓦葺の社殿です。







その裏に杉の木と大きな岩が寄り添っています。









杉の木のウロの中には、
よくお稲荷さんに置かれている類の瀬戸物の狐置物が
いくつか散在しています。

岩の裏手から山に登れそうだったので、少し登ってみましたが、
ヤブ!

県道227号に戻ります。


山崎稲荷

社殿

杉と大岩

杉の木のウロ

【妙見山】

熊埜神社

小俣の県道227号沿いの山腹にあるのが、熊埜神社です。
杉の間にある石段が山に向かって延びています。
交差点に、広い駐車場があり、
道路を挟んだ東側が小俣小学校です。

熊野神社

夫婦杉

石段脇の庚申塔

夫婦杉

石鳥居、朱鳥居が並んでいる右手に
2本の杉の木が並んで寄り添うように立っています。

この夫婦杉は、
健康を与え、気を授けると記された説明板がありました。




その石段の左右には、数基の庚申塔。

社殿

さらに石段を上ると、木造瓦葺の社殿があり、
その前は広場になっており、
切り株のベンチもいくつか置かれています。




社殿の右の草地に向かうと、
熊野神社の裏山である妙見山と麓に立つ忠魂碑が見えます。






また社殿の左には、戦没記念碑、忠魂碑が並び、
その奥の覆い屋に中に石祠が祀られています。







その脇を篠竹の生える登山道が延びています。
ということで、その登山道を辿ってゆきます。

社殿

妙見山と忠魂碑

戦没記念碑、忠魂碑

石祠

草地と天理教教会駐車場

篠竹のヤブ

天理教教会

数分間、篠竹の刈り払われた道を進むと、草地に出ます。
左は天理教教会の駐車場です。




道は、その先の山中に向かってゆきます。
とりあえず道が明瞭なので、進んでみましたが、
途中から不明瞭になり、ヤブを掻き分けるようになり、退散です。

足利の小俣地区の山を歩いてみました。
結果は、荒れた里山を体験することにほかなりませんでした。

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