石尊山〜深高山 - わたらせからの風 足利近辺の山々
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深高山〜石尊山 地図へ

石尊山

足利の最高峰の仙人ヶ岳の南に東西に連なる石尊山、深高山の尾根。
足利の山々から北方向を望むと、特長的な尾根ですので、すぐ目につくと思います。
ただ、このふたつの山は隣り合っているのですが周回ができない。
従って、ふたつの山を続けて歩くのは、なかなか億劫です。
以前は、山歩きの後は舗装路歩きでクルマまで戻ったりしましたが、今回は、猪子トンネルを西に出たところに自転車をデポし、南の石尊神社へクルマを置き、石尊神社から登りました。帰路は下り坂なので、自転車がラクチン。
石尊山 標高486m、深高山 標高508m(取材日 2017.6/5 月)。

県道218号名草小俣線の小俣の叶花地区にある石尊神社にクルマを置き、スタートです。
石尊神社の境内にクルマは数台置けるのですが、
狭い道を上るので、不安な場合は、叶花集会所の広い駐車場に車を置き、北へ少し歩いたところに石尊神社はあります。



石尊神社

道路から、少し上った小高い、木立ちに囲まれた場所に、石尊神社はあります。

石尊神社では、毎年8月14日に梵天祭りが行なわれます。
神仏習合時代の石尊山信仰で、奉納される梵天が異色の形態をとることから栃木県無形民俗文化財に指定されています。当日は、この不動堂で護摩供養と安全祈願の後、白装束の若者の手によって、15mの御柱(杉丸太)と250体余りの梵天(幣束)を石尊山にかつぎ揚げ、日の出とともに山頂に立て、石尊神社奥宮に奉納されます。

まず社殿前の石段を上り、お参りしてから行きましょう。





社殿は、朱色で軒下の左右の柱には、獏(ばく)の彫刻が見えます。







神社の右手から延びる山道を辿り、石尊神社奥宮を目指します。

石尊神社境内

石尊神社への石段

石尊神社

山道へ

五丁目

六丁目

七丁目

八丁目と石仏

九丁目

拾丁目

拾壱丁目

丁目石

杉木立の山道を登る途中には、丁目石が案内してくれます。
五丁目、六丁目、七丁目、八丁目(後ろに石仏)、九丁目、拾丁目、拾壱丁目・・・。

女人禁制の石柱

そして、「女人禁制」石柱。





山道の左下に、十三丁目。
"拾"の表記が"十"に変わっています。
造られた時代が違うのでしょうか。

石尊神社から。ここまで10分程度。

女人禁制の石柱

十三丁目

尾根へ

園地

尾根道へ

さらに10分弱、擬木の階段を登ると、尾根道へ出ます。






ここは、明るい園地になっており、木のベンチがあります。
ひと休みでしょうか・・・

岩場の登り

今までの杉木立の山道から岩場の尾根に変わり、登りが続きます。

十九丁目、二十壱丁目・・・途中がなくなっています。
それとも見逃したか・・・

十九丁目

二十壱丁目

釈迦岩展望

解読不明の案内板

湯殿山

金山

八王子丘陵

釈迦岩展望

岩に「釈迦岩展望」の白い標柱がニョキッと立っています。






さらにいくつかの案内板も岩に立てかけてあるのですが、
解読不明です。
過去に登った際の記憶では、「山姥の腰掛」、「碁盤岩」。







ようやく展望できる場所まできました。
南の湯殿山へ連なる尾根は、重機が尾根まで上がり、大きく削られています。







その先には、金山八王子丘陵

さらに岩場

さらに岩場が続き、二十六丁目の丁目石と朽ちた案内板。
















ようやく北の展望が得られ、赤城山も見えてきました。

岩場の登り

朽ちた案内板

赤城山

二十九丁目と石段

石尊神社奥宮

烏天狗、天狗

工事現場

石尊神社奥宮

二十九丁目の丁目石が現れると、
その先に小さな石段があり、石尊神社奥宮です。















「石尊宮」の献額の左右に、
緑色の烏天狗、赤色の天狗の面が掛かっています。

麓の石尊神社から45分。






石尊神社奥宮は、尾根の狭い場所に建てられています。
社殿のすぐ前は、崖です。
ということで、眼下に掘削されている工事現場を見下ろします。
以前からあった造成池に加え、ソーラーパネルも据え付けられていました。

園地

さらに歩いてゆきます。







数分で広い草原の園地に出ます。









テーブル、ベンチもあり、お昼にはもってこいの場所ですね。


さらに山道

園地へ

テーブル、ベンチも


さらに

木立の道

石尊山山頂

二等三角点

石尊山山頂

園地からは、木立の中の尾根道を5分歩くと、
二等三角点のある石尊山山頂です。
残念ながら展望はありません。

   
湯殿山分岐

石尊山山頂からは、比較的なだらかな尾根歩きです。
木立の中、のんびり歩けると思います。

石尊山頂から5分で湯殿山への分岐点です。
湯殿山を示す旧い道標と共に、その南への道を塞ぐテープが張られています。

湯殿山分岐

通行止め

   

 

深高山山頂へ

深高山山頂

深高山山頂

湯殿山分岐から15分ほど木立の尾根道を辿ると、
やはり木立に囲まれ、石祠のある深高山山頂です。
こちらも展望はありません。
 
猪子峠

深高山山頂から猪子峠へ、
ロープの付けられた道を一気に下ってゆきます。
























いくつかの古びた道標を過ぎると、右に舗装路が見えてきます。
粟谷の林道です。
しばらく、この道に沿った山中を歩いてゆきます。








木立の中の、広く落ち着いた雰囲気の猪子峠に到着です。
深高山山頂から25分。








ここにも、いくつかの道標が立っています。
真っすぐ進めば、仙人ヶ岳、
峠道を右に行けば松田町、左に行けば小俣町。
ちょうど猪子トンネルの東側と西側へ出ます。






今回は、左の小俣町への峠道を下ります。
相変わらずの猪子峠の道は暗いのですが、
たぶん昔は人の往来があったことに思いを馳せる道です。

下りのロープ

古びた道標

粟谷林道が見える

猪子峠

猪子峠の道標

猪子峠を西へ

 
県道218号へ 県道218号

7分くらい歩くと、眼前に舗装路の県道218号が見えてきます。
きょうは、その道のガードレールの傍に自転車をデポしています。
ということで、あとは自転車で一気に石尊神社まで下って、
石尊神社のクルマまで戻ります。
 
鳴石

下る途中、鳴石地区には、実際の「鳴石」があります。
足利「小俣川に沿って」で説明を記載しております。

近年は石尊山のみ、深高山のみの山歩きが多かったので、
ひさしぶりに石尊山、深高山を歩きました。
周回コースでないので、
舗装路歩きを除けば、楽しい山歩きができるコースではあるのですが・・・。
鳴石
 
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