赤見湧水群 - わたらせからの風 近隣の山々
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足尾近辺の山々の紹介-赤見湧水群 地図

出流原弁天池 残暑の残る9月末、佐野市赤見の湧水群を訪ねてみました。
メインは、出流原弁天池とし、
舗装路歩きを嫌い、自転車利用としました。

中山の麓の佐野市運動公園の駐車場にクルマを置き、
南下し、人丸神社、西へ移動し神明宮のある山の麓の円城院厳島泉、
北に向かい出流原弁天池と巡ります。
距離 12km(取材日:2017.9/29 金)


佐野市運動公園駐車場

かつて歩いた中山の麓の佐野市運動公園の駐車場に
クルマを置きました。
今回は、南側のテニスコートの傍です。
まだクルマもあまり停まっていません。
自転車を組み立て、スタートです。


東に向かい、運動公園の三角屋根の建物の前を通り過ぎ、
南に向かい、運動公園前の交差点で左へ、
道の駅"どまんなかたぬま"の方向へ向かいます。







石塚大橋で旗川を渡り、下石塚交差点を南に折れます。









旗川の水がきれいです。

佐野市運動公園駐車場

運動公園建物

石塚大橋

旗川

角の地蔵様

人丸神社案内板

人丸神社石鳥居

八坂神社

湧泉池

湧泉池

神楽殿

人丸神社本殿

絵馬

絵馬

人丸神社

しばらく走り県道237号線に出ます。
左のフェンスの角に、
赤い毛糸の帽子を冠り、白いよだれかけをした、
大きな地蔵様が立っています。

そこを左に折れると、
すぐ左手に、人丸神社の方向を示す案内があり、
北の人家の中を進みます。









石鳥居が見えてきます。人丸神社です。









境内に入る手前にある八坂神社の社の前に自転車を停め、
歩いて、境内に入ってゆきます。
人丸神社は、
その名が示すように、万葉の歌人 柿本人丸を祀っています。

   下野の安蘇野の原の朝あけに
           もやかけわたるつづら草かな




境内の右手に、蓮に覆い尽くされた湧泉池、
池は、本殿の横まで続いています。コイが何匹か泳いでいます。
ここが最初の湧水ポイントです。

















左に神楽殿、本殿が正面に。



















本殿の中を覗くと、左右に大きな絵馬が掲げられています。

田中正造生家

人丸神社のある場所は、佐野市小中町。
小中といえば、足尾鉱毒事件の田中正造の生まれた地。
ということで、生家へ行ってみます。
といっても次のポイントへの通り道。



通りまで出て、西へ向かいます。
道路の右側に生家が残されており、左に墓を示す石碑。
田中正造の墓は、この近辺の5か所に分骨されています。
詳しくは、近隣「渡良瀬遊水地」で紹介していますので、
ご覧ください。

石碑には、、田中正造の姿が線画で描かれています。
やはり地元出身の画家である小堀鞆音が描いたものです。

   冬ながら鳴かねバならぬほととぎす            雲井の月のさだめなけれバ

田中正造墓

石碑

田中正造生家

小堀鞆音生家石碑

生家跡石柱

小堀鞆音生家跡

さらに数分走ると、
先の画家 小堀鞆音の生家跡の碑が個人宅の前に立っています。





道路反対側に生家跡の石柱。

大小山

さらに西へ旗川を渡ります。






その先に大小山の姿が見えます。大小の白い文字も。

旗川

大小山

愛宕山入り口

正徳の庚申塔

万延の庚申塔

庚申塔

右に愛宕山の入り口を見て、東山愛宕山沿いを進みます。







道路沿いに庚申塔が2基。
大きな自然石のものと小判型のもの。
前者は正徳年間、後者は万延年間の作です。
なかなか旧いものです。

西の山裾に向かいます。

円城院厳島泉

こちらも以前、近隣「愛宕山」で紹介した
神明宮のある山の登山口の石鳥居の傍に池があります。





ここが円城院厳島泉です。
かつては、公園として整備した様子も見られますが
今は寂れています。







石組の流水路に石橋がかかっており、あずまやもありますが・・・

西の山裾へ

円城院厳島泉

円城院厳島泉

円城院厳島泉

   

磯山弁財天遠望

国道293号線

出流原歩道橋

駐車場

茂みの蛇

磯山弁財天石段

山門

石段

鐘楼

三峰神社への分岐

磯山弁財天入り口

本殿

眼下

出流原弁天池

ここから、北の山に眼を向ければ、
山腹に2層の朱の社が見えます。出流原の磯山弁財天の社です。
その下に3つめのポイント、弁天池があります。

田んぼの中の道を目標に向かって適当に進みます。


最後は、国道293号線へ出て、
歩道橋のある交差点から、北へ入ります。


















右に数台分の駐車場。
そこから磯山弁財天へは石段を上ります。








石段の上り口の木の茂みの中から、蛇が頭を出しています。









次第に社が迫ってきます。












朱の山門をくぐり、さらに石段、鐘楼を過ぎます。





























右へ三峰神社の分岐を分け、左が社の入り口です。



















遠くから見た2層の一階部分を一回りできます。
下は、木組みで岩の上に立っています。








眼下に出流原の家混み、西に大小山から越床峠鳩の峰の尾根。
   

三峰神社

さきほどの分岐まで戻り、左の山道に進みます。
こちらは、殆どひとも歩かないようすの山道です。





ばらく上ると、一応あずまやがあり、その背後の岩の上に、
三峰神社、雷電神社の石祠が鎮座しています。

三峰神社への山道

あずまや

三峰神社、雷電神社の石祠

   

弁天池への下山路

山道

弁天池が見えてくる

出流原弁天池

出流原弁天池

湧釜神社

出流原弁天池

あずまやの前の「← 弁天池」の道標が示す方向へ下ってみます。






昔整備された道ですので、あまり歩いていないようですが、
なんなく弁天池の畔に下れました。


















弁天池は、いままで巡った池より、
水が澄んで、木漏れ日を湖面に映し、きれいです。
当然、コイも泳いでいます。そして、日本名水百選です。

















池沿いに歩き、途中湧釜神社を過ぎ、
自転車を置いた磯山弁財天の上り口に戻りました。

国道293号線を「山形入口」まで東進し、
南に下れば、運動公園はすぐです。

夏の名残りを感じる中、湧水を巡ってみました。
歩いて回れると良いのですが、ポイント間の距離があり、
舗装路でもあり、自転車を選択しました。
それでも2時間ほどかかっています。
   
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