須花坂
前回、自転車をデポした路肩にクルマを置き、
足利への分岐を示す旧い道標のある地点からスタートです。 |
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安養寺
数分で右に延びる道の脇に安養寺の石柱が見えてきます。
さらに右折するとすぐ、
赤い頭巾を被った、大きな地蔵様がありました。
永い年月を経た地蔵は、
一面の冬枯れの田畑を背景に寒々しい風景です。
新しく造成された墓地に、新しい本堂が建っています。
しかし、無住の寺です。
一段高くなった本堂の右手に、
慶永4年建立という栃木県で2番目に古い宝篋印塔があります。
残念まがら、頭部が無くなっています。
山陰となって暗く寒い。
境内の左手にも宝篋印塔等が散在しています。
こちらは、日向で明るい。 |
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最大の庚申塔
県道に戻ると、
バス待合所の建物の隣りに巨大な石が見えてきます。
庚申塔です。
いままで見た中で最も大きい!
人間の身長を超え、バス待合所と同じくらいの高さ。
隣に立つのが筆者ですので、その大きさがわかります。 |


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宇都宮神社
巨大庚申塔のすぐ先の木立に囲まれた場所には、
宇都宮神社があります。
参道に立つ鳥居は、笠木が瓦葺きで反っています。
珍しい鳥居です。
佐野地域には、いくつかあります。
同じ田沼の閑馬にある示現神社・・・
木立に中の境内には、
右手に神楽殿、正面に落ち着いた朱入りの社殿。
といっても塗装は剥げかかっています。
彫刻も立派です。こちらは、殆ど色が残っていません。
せっかくの神社なので、さっそく休憩させていただきました。 |
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彦馬川
道は、彦馬川を左に見て、北上します。
やはり水無川です。
ゴールの根古屋森林公園にあるそば屋の根古屋亭の案内が
でています。5km先です。 |


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飛駒村・新合村境界
宇都宮神社から15分。
道の右側、民家の傍に、飛駒村・新合村境界の石柱が立ちます。
ようやく飛駒へと入ってゆきます。
左の田畑のかなたに、
蚕農家の特長である2階の上が飛び出した家屋が見えます。
このあたりも養蚕が行われていたのでしょうね。
そして、右手に「スナックするすみ」の赤い看板。
飛駒が産んだ名馬「するすみ」に因んでつけられたのでしょう。
飛駒以外の地域では、
つけられないし、つけてもわからない店名でしょう。 |
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自力更生の像
境界の石柱から数分、
左の路肩に何やら不思議な石像が・・・
上半身の像で、
右手に丸い石のようなものを掲げ、左手は腰に当てている。
台座に「自力更生」、「日露戦没三十周年記念」、
「東京 喜楽園」と記されています。
はてさて何のために立てられたのでしょう。 |
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赤屋根の小さなお堂
さらに数分、
右の田んぼの中に、赤い屋根の小さなお堂が見え、
民家の脇をくぐり、行ってみます。
途中、生垣の傍に青面金剛像が並んでいました。
冬枯れの田の中に立つ小さな赤い屋根のお堂。
絵になる風景です。 |
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彦馬川を渡る
県道に戻り、大正橋で彦馬川を渡ります。
ここは、なんと水がある!なぜ? |
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水源地浄水場
飛駒の集落も近づいてきました。
飛駒の観光案内板がある隣は、水源地浄水場、
その隣が飛駒活性化センター。 |
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するすみの蹄跡
右に山がせり出した場所を通るのですが、
その場所に案内板が立っています。
「遠原の名馬するすみの蹄跡」と記されています。
案内板の裏側に山が迫っており、
岩が露出して、縦に筋がはいっています。
その部分を指しているものと思われます。 |
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あずまや
するすみの蹄跡から10分。
彦馬川に沿って園地があり、あずまやが立っています。
駐車場があるわけでもなく、
付近の人が散歩する際に利用するだけのあずまやです。
もっとも筆者のような人間にとっては、ありがたいのですが・・・
ということで休憩です。
北には、多高山が見えてきました。 |
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飛駒湧水の里公園
彦馬川を再び渡ると、
左の山裾に向かう道の入口に、
「飛駒湧水の里公園」の案内が。
しかし、その先は山陰で寒そうです。
といいながらも、興味津々で行ってみます。
いくつかの湧水池があり、木道が造られています。
しかし、池も木道も凍っています。
水も湧き出ているのか、よくわかりません。
一応駐車場もあります。
でも、こんな真冬には誰も訪れませんね。
ここから流れ出るのが、出川。
それが彦馬川に流入するために、
このあたりだけ彦馬川に水があるのでしょう。 |



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大光寺
県道に戻り、大光寺の案内に従い、左折します。
大光寺へは、ここから紆余曲折。
結局本堂の裏手から入って行きました。
墓地の前に旧い地蔵様が立っていました。
帰路は、河川敷のような、民家もない参道を進んでみます。
参道入口の赤い前掛けをした地蔵様。
参道といっても山道のような淋しい道。
そのすぐ横が飛駒診療所。その裏側にあたります。
どうも不思議な場所にある寺でした。 |
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飛駒の里
県道に戻ると、もう飛駒の中心集落です。
県道66号は、ここから左折し、桐生の梅田に向かいます。
根古屋森林公園へは、ここからは県道208号となります。
飛駒基幹集落センター、佐野市飛駒支社・・・等が
民家と共に立ち並びます。 |


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飛駒小学校
そして懐かしの飛駒小学校が右手に見えてきます。
筆者が高校時代に部活動で飛駒の馬の研究をおこなった際に
夏休みの合宿の場所です。
その当時の校舎ではないでしょうが・・・。
当時飛駒に来て、もっとも驚いたのは、
戸板の上に乗せられた、捕獲した熊を見たこと。
そんな山里だった・・・。 |
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根古屋森林公園へ
道は、二手に分かれます。
根古屋森林公園へ向かうので、
右に折れ、緩やかに上ってゆきます。
数分歩いて、さらに右に曲がってゆくと、
手前に駐車場や園地が拡がる根古屋森林公園。
要谷山のふもとです。
さあ、ゴールです。
誰もいない園地のベンチに腰かけ、昼食としました。 |



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根本山神社
公園の案内板のそばにデポしておいた自転車をピックアップして、
根本山神社へ。
こちらは、以前「要谷山」でも紹介したことがありますが、
この場所の北に位置する根本山の信仰の神社です。
といっても登山口でもなく、根本山までは大分距離があります。
神社の水屋の水鉢は、天保年間作。
ここから、スタート地点の須花坂に戻ります。
今回の冬のウォ−クは、一本道なので、
クルマ、歩き、自転車、と3種の交通手段を使って
同じ道を通らざるをえませんでした。
最後の自転車がラクそうで大変でした。
歩いた後に7km、10kmの距離を
自転車で走らなければならない。考えてもウンザリですね。
しかし、田沼から飛駒、庚申塔も多く、
他に例をみない神社もあった。
なんといっても人間の背を越える庚申塔は圧巻でした。 |
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