おとぎの森〜銚子の伽藍 - わたらせからの風 みどり近辺の山々
わたらせからの風ロゴ
ホーム > みどり > おとぎの森〜銚子の伽藍

おとぎの森~銚子の伽藍 地図へ


>> 図をクリックすると拡大表示します。
赤城山の広い裾野、その南麓には、いくつかの滝があります。
それらを巡ってみます。

小沼から流れ出した水は、断崖絶壁に銚子の伽藍から落ち、
不動大滝として、さらに流れ落ち、粕川の流れとなります。
そして、渡良瀬川でなく、利根川に合流します。
なかなか険しい地形なので、
下から流れ落ちる姿は見難いのですが・・・。
標高 約1,000m(取材日:2010.9/19 日)

小沼の南側を周回するので、
クルマを停める小沼の駐車場を目指します。
いつものように三夜沢交差点から、スカイボルトラインを利用します。
連休の中日ということでクルマやサイクリングを多く見かけました。
小沼の駐車場もまだ9時前ということで、停まっているクルマも少ない。
さあ、ここからスタートです。


小沼駐車場

駐車場には、山歩き目的のクルマが数台のある程度です。

トイレの傍に立つ電光掲示板の温度計が18℃を示しています。
ようやく涼しくなってきました。しかし、2010年の夏は暑かった。

小沼駐車場
ススキの先に長七郎山

ノアザミの先に小沼

遊歩道


駐車場前の道路を渡り、
小沼の畔に向って遊歩道を歩きます。

ススキの穂の垂れ下がる先に
なだらかな山容の長七郎山が望めます。


また、紫のノアザミの先に小沼の水面が見え始めます。

天龍弁天

小沼の畔にちょっと出て、また沼沿いの木立の道に変わります。

駐車場から、歩いて15分ほどのところで、
小さな朱い鳥居の祠が畔に建っているのに気がつきました。
祠は、小沼に向って建っています。
今までも何度か歩いてはいるのですが・・・


天龍弁天と記されています。

小沼畔の天龍弁天

天龍弁天
沼尻

小沼と黒檜山

沼尻

さらに数分で沼尻です。
ここから、左手には、小沼の周りに沿った遊歩道が続きます。
今回は、右手の木立の道へ進みます。




小沼の先に黒檜山が見えます。

長七郎山登山口

心地よい林間の道を歩いた先は、
長七郎山に登るとき必ず通る登山口です。
ここへは、下ってくることが多いのですが・・・

ここに、直進がおとぎの森であることを示す道標が建っています。
ふた筋の道があり、
おとぎの森まで、左の道は1000km、右の道は500mと記されています。

今回は、右へ進みます。

道は、少し下って、どんどん森が深くなってゆきます。
右側の山肌が削れていますので、テープが張られています。

長七郎山登山口

おとぎの森へ向かう
崩壊した先に小滝

小滝

小滝

15分ほど歩くと、右下に崩壊した山肌が望めます。
木も育ってなく、茶色の悲惨な風景です。
その崖のところに水が流れ落ちている場所が遠望できます。







小滝です。

小沼を流れ出た水は、まずここに流れ落ちます。

おとぎの森

小滝展望地から、数分でおとぎの森へ到着です。
まずは、「赤城山頂温泉掘削跡地」の看板に出会います。

確かに数年前、長七郎山の登山口のところに、
そういった看板が建っていました。
しかし、その後どうなったのか、はわかりません。


ここから、おとぎの森です。
地名から、過度の期待をすると裏切られますが、静かな雰囲気のある場所です。

赤城山頂温泉掘削跡地案内板

おとぎの森
沢状の上り

おとぎの森遊歩道折り返し点

茶ノ木畑峠への登山口

おとぎの森遊歩道折り返し点

道は、さらに続き、沢状となり、緩やかに上ります。






15分ほどで、
おとぎの森の遊歩道に折り返し点となります。
道は、左に折れ曲がります。

その手前の右の山腹から、茶ノ木畑峠へ向います。

茶ノ木畑峠

ゆるやかな上りを歩くこと、10分。
尾根に出ます。茶ノ木畑峠です。

茶ノ木畑峠への道

茶ノ木畑峠
尾根を西へ

つつじが峰通り分岐

道標

つつじが峰分岐点

茶ノ木畑峠からは、東西に連なる尾根を西に向います。
10分ほどの心地よい尾根歩きです。
残念なのは、景色が見えないということですが・・・





道標の建つ、つつじが峰の分岐点です。
南につつじが峰が延びています。

前橋観光協会の道標は、この先行き止まり、
旧粕川村の道標は、銚子の伽藍を示しています。

展望台

ここからは、痩せ尾根になります。気をつけて歩きましょう。
10分ほど歩くと、親子亀と書かれた案内のある岩があります。
確かに親亀の背中に小亀が乗った姿です。




道は、断崖絶壁の行き止まりです。展望台となった岩場が終点です。
おそらく、下は銚子の伽藍であることが、流れる水の音と切り立った崖の様子から窺えます。ということで銚子の伽藍は見えません。







眼の前に荒山が見えます。

親子亀

右下が銚子の伽藍

荒山
銚子の伽藍のある沢

水の落ち口

水の落ち口

銚子の伽藍

登ってきた道を戻り、銚子の伽藍の道標の立つところから、
北への道を進みます。
展望台のある岩場を北から回り込むように道は続き、
沢に飛び出します。

そして、その左の切れ落ちた岩場の崖から、
沢の水が落ちています。
銚子の伽藍です。


河原を歩いて、水の落ち込む場所を見に行きますが、
なかなか怖い景色です。
大きな岩が重なり、
その間に水が吸い込まれるように落ちてゆきます。



どうも管理人は、滝が苦手です。
なんとなく、その水音に落ち着きを感じません。
よくイオンが発生するので、身体によいということを聞きますが・・・
ということで、
今回の銚子の伽藍で赤城山南麓の滝めぐりは締めくくりです。

ホーム > みどり > おとぎの森〜銚子の伽藍