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2014. 6/23 | メディア放映リスト | |||
「木枯し紋次郎」のメディア(テレビ、映画)の歴史について、振り返ってみます。 初テレビ放映は、1972年(昭和47年)1月、それも元旦の第1話「川留めの水は濁った」でした。このシリーズは、映画の監督である市川崑が監修し、1−3話、最終の18話では演出も担当しています。そのために、「木枯し紋次郎」のタイトルの前に「市川崑劇場」を冠しています。当時既に映画「東京オリンピック」なども監督し巨匠だった市川崑が、映画でなく、テレビドラマを撮るという話題性もあり、予想に違わぬモダンな映像世界を作り出しました。 放映開始後、8話「一里塚に風を断つ」の撮影中に主演の中村敦夫が怪我をするアクシデントが発生し、シリーズは、一時中断を余儀なくされます。その休止期間には、同じ原作者の笹沢佐保の峠シリーズ4本を間にはさみ、シリーズ再開、継続するというハプニングもあったシリーズです。 放映リストは、以下のとおりです。小説として発表された順序ではなく、峠シリーズの主人公を紋次郎に置き換えた作品もいくつかあります。 以下の全18話が第1期。以降、第2期、新シリーズと続いてゆきます。 |
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ここでは、市川崑が4話を演出。他には、大映で市川雷蔵の「ひとり狼」を撮った池広一夫、同じく市川雷蔵の「薄桜記」を撮った森一生などが担当。 第 1話 1972/01/01 川留めの水は濁った 監督:市川崑 共演:小川真由美、小池朝雄 第 2話 1972/01/08 地蔵峠の雨に消える 監督:市川崑 共演:宇都宮雅代、高橋長英 第 3話 1972/01/15 峠に哭いた甲州路 監督:市川崑 共演:黒沢のり子、原田芳雄 (原作 「雪に花散る奥州路」所収) 第 4話 1972/01/22 女人講の闇を裂く 監督:窪川健造 共演:藤村志保 第 5話 1972/01/29 童唄を雨に流せ 監督:池広一夫 共演:香山美子 第 6話 1972/02/05 大江戸の夜を走れ 監督:国原俊明 共演:安田道代 第 7話 1972/02/12 六地蔵の影を斬る 監督:森一生 共演:佐藤允、北林早苗 第 8話 1972/02/19 一里塚に風を断つ 監督:大洲斉 共演:扇千景 第 9話 1972/02/26 湯煙に月は砕けた 監督:池広一夫 共演:扇ひろ子 第10話 1972/04/01 土煙に絵馬が舞う 監督:手銭弘喜 共演:常田富士夫 第11話 1972/04/08 龍胆は夕映えに降った 監督:大洲斉 共演:川地文夫、上村香子 (原作 噂の木枯し紋次郎) 第12話 1972/04/15 木枯しの音に消えた 監督:出目昌伸 共演:十朱幸代、荒木一郎 第13話 1972/04/22 見かえり峠の落日 監督:窪川健造 共演:市原悦子 (原作 「見かえり峠の落日」所収) 第14話 1972/04/29 水神祭に死を呼んだ 監督:国原俊明 共演:赤座美代子、田崎潤 第15話 1972/05/06 背を陽に向けた房州路 監督:土屋啓之助 共演:光川環世 (原作 「地獄を嗤う日光路」所収) 第16話 1972/05/13 月夜に吼えた遠州路 監督:太田昭和 共演:有川由紀 (原作 「地獄を嗤う日光路」所収) 第17話 1972/05/20 無縁仏に明日を見た 監督:土屋啓之助 共演:野川由美子 第18話 1972/05/27 流れ舟は帰らず 監督:市川崑 共演:吉田日出子 |
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◆テレビ(フジテレビ) 峠シリーズ 1972 |
中村敦夫の怪我による中断時に放映された。これはこれで面白かった。 |
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◆映画(東映)1972
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テレビで人気がでれば、当然のごとく映画化。東映が「仁義なき戦い」で人気沸騰する以前の菅原文太で。案外、こちらのほうが似合っているのでしょうが、中村敦夫のイメージが浸透しすぎた。残念! 映画「木枯し紋次郎」(東映)1972/8/21 監督:中島貞夫 主演:菅原文太 原作:木枯し紋次郎シリーズ第1作の「赦免花は散った」 映画「木枯し紋次郎 関わりござんせん」(東映)1972/9/14 監督・主演は同上。 原作は、映画オリジナル。 |
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◆テレビ(フジテレビ)
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このシリーズで、初めて中村敦夫が8話を演出。また「若者たち」の森川時久、大映の安田公義、そして大映時代劇のエース三隅研次も登板。 第 1話 1972/11/18 馬子唄に命を託した 監督:鍛冶昇 第 2話 1972/11/25 暁の追分に立つ 監督:真船禎 第 3話 1972/12/02 水車は夕映えに軋んだ 監督:鍛冶昇 第 4話 1972/12/09 地獄を嗤う日光路 監督:土屋啓之助 (原作 「地獄を嗤う日光路」所収) 第 5話 1972/12/16 夜泣き石は霧に濡れた 監督:小野田嘉幹 第 6話 1972/12/23 女郎蜘蛛が泥に這う 監督:大洲斉 第 7話 1972/12/30 海鳴りに運命を聞いた 監督:大洲斉 第 8話 1973/01/06 獣道に涙を棄てた 監督:中村敦夫 第 9話 1973/01/13 錦絵は十五夜に泣いた 監督:森川時久 第10話 1973/01/20 飛んで火に入る相州路 監督:太田昭和 (原作 「地獄を嗤う日光路」所収) 第11話 1973/01/27 駈入寺に道は果てた 監督:森一生 第12話 1973/02/03 九頭竜に折鶴は散った 監督:安田公義 第13話 1973/02/10 怨念坂を蛍が越えた 監督:大洲斉 第14話 1973/02/17 明鴉に死地を射た 監督:森一生 第15話 1973/02/24 木っ端が燃えた上州路 監督:太田昭和 (原作 「雪に花散る奥州路」所収) 第16話 1973/03/03 和田峠に地獄火を見た 監督:三隅研次 第17話 1973/03/10 雪に花散る奥州路 監督:土屋啓之助 (原作 「雪に花散る奥州路」所収) 第18話 1973/03/17 雪燈籠に血が燃えた 監督:安田公義 第19話 1973/03/24 冥土の花嫁を討て 監督:鍛冶昇 第20話 1973/03/31 上州新田郡三日月村 監督:大洲斉 |
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◆テレビ (東京12チャンネル) 1977 |
放映当時は、作品のマンネリ化を感じて、筆者も未見の作品が殆どです。しかし、今監督の名前を見ると、日活青春映画のエース藤田敏八、同じく日活ロマンポルノのエース神代辰巳なども登板しており、見てみたいものです。 第 1話 1977/10/05 霧雨に二度哭いた 監督:藤田敏八 第 2話 1977/10/12 年に一度の手向草 監督:神代辰巳 第 3話 1977/10/19 四つの峠に日が沈む 監督:安田公義 第 4話 1977/10/26 雷神が二度吼えた 監督:森一生 第 5話 1977/11/02 賽を二度振る急ぎ旅 監督:黒田義之 第 6話 1977/11/09 三途の川は独りで渡れ 監督:黒田義之 第 7話 1977/11/16 四度渡った泪橋 監督:中村敦夫 第 8話 1977/11/23 念仏は五度まで 監督:安田公義 第 9話 1977/11/30 旅立ちは三日後に 監督:太田昭和 第10話 1977/12/07 鴉が三羽の身代金 監督:中村敦夫 第11話 1977/12/14 笛の流れは三度まで 監督:大洲斉 第12話 1977/12/21 朝霧に消えた女 監督:高橋勝 第13話 1977/12/28 明日も無宿の次男坊 監督:池広一夫 第14話 1978/01/04 白刃を縛る五日の掟 監督:安田公義 第15話 1978/01/11 人斬りに紋日は暮れた 監督:池広一夫 第16話 1978/01/18 二度と拝めぬ三日月 監督:森一生 第17話 1978/01/25 女が二度泣く水車小屋 監督:池広一夫 第18話 1978/02/01 砕けた波に影一つ 監督:太田昭和 第19話 1978/02/08 女郎にはたった一言 監督:池広一夫 第20話 1978/02/15 甲州路の黒い影 監督:中村敦夫 第21話 1978/02/22 命は一度捨てるもの 監督:井上昭 第22話 1978/03/01 鬼が一匹関わった 監督:南野梅雄 第23話 1978/03/08 笹子峠の月に映えた 監督:井上昭 第24話 1978/03/15 虚空に賭けた賽一つ 監督:山内鉄也 第25話 1978/03/22 生国は地獄にござんす 監督:黒田義之 第26話 1978/03/29 お百度に心で詫びた紋次郎 監督:黒田義之 |
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◆映画(東宝)1993 | 久しぶりに見た紋次郎だったのですが、昔日の面影いずこ、といった感じでした。 |
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◆テレビ |
この2作も中村紋次郎の印象が強く、健闘していたという感想までです。これで初めて紋次郎に接したひとは、違和感ないと思いますが・・ テレビ「木枯し紋次郎 年に一度の手向け草」(TBS)1990/12/28 監督:大洲斉 主演:岩城滉一 テレビ「木枯し紋次郎」(フジテレビ)2009/5/1 監督:河毛俊作 主演:江口洋介 |
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